テーラーメイド、Qi10シリーズを発表 MAX DRは慣性モーメントが1万に
my caddie 編集部です。
10日、テーラーメイドの新製品発表会が都内で行われ、Qi10シリーズの詳細が明らかに。QはQuest(探求する)、iはinertia(慣性モーメント)、10は10K(10,000の慣性モーメント)を表しています。
注目のドライバーはコントロール性重視の「Qi10」、やさしく飛ばせる「Qi10 MAX」、ロースピンで飛ばす「Qi10 LS」の3モデル。なお、上下左右方向の慣性モーメントの合計値が10,000に達したのはQi10 MAXのみ。
フェース素材はステルス、ステルス2と同じくカーボン素材を採用していますが、これも更に進化した軽量の60層カーボンツイストフェースを搭載。部分的にフェース面の肉厚を変え、広範囲で反発性能がアップすると同時に新フレームとの相乗効果によりエネルギー伝達効率が上がり、ボール初速もアップ。また、フェースカラーはレッドからブルーになりました。
クラウン部分は高い慣性モーメントにするためにカーボンエリアを大幅に拡大。約97%をカーボンにしたことで生まれた余剰重量をヘッド形状や内部に再配分し、慣性モーメントを大きくしています。
ヘッドはやさしさと寛容性が上がるよう大きめのデザインに。また、それぞれのヘッドに合わせた重量配分を行うことで、最適な重心位置を確保しながら、ヘッド全体の慣性モーメントをアップ。
Qi10 MAXは寛容性、直進性、ヘッドサイズと全てがMAXに。上下左右の慣性モーメントの合計値は10,000に到達し、ヘッドの後ろはステルス2より8ミリ伸ばしたことで投影面積が拡大。Qi10シリーズの中では最もやさしく飛ばせるドライバーです。
永峰咲希選手は、「このオフに入ってすごく調子が良いし、冬の割には飛んでいる。安定していて曲がらないなと思っている。家族やコーチが本当に『曲がらないね』と、よく知っているからこそ違いが分かって周りからの評価も高い。ドライバーに苦手意識のある方、悩んでいる方にはとりあえずMAXを打ってもらえれば慣性モーメントを感じられると思う」と語っていました。
Q10はステルス2よりヘッド後方を4ミリ伸ばしたことでオーソドックスながら安心感のあるヘッドサイズに。また、21gのバックウェイトをヘッド後方につけることで飛距離と直進性を両立しました。
Qi10 LS(ロースピン)は弾道調整機能を搭載した上級者向けモデル。ステルス2よりもウェイトを更に前方、低いところに移動できるため、かなりのロースピンを実現できるほか、ヒールのスライディングウェイト(18g)の一部をカーボンソールパネルでふさぐことで、空気抵抗が抑えられヘッドスピードアップに繋がります。
昨年のプロテストをトップ合格した清本美波選手は、「ビックリしたのは打感が今までとは違います。球がロースピンなので強く感じるし、飛距離も伸びています。ミスをしたと思ったのが(フェアウェイに)おさまっていたりします。吹き上がる方やヘッドスピードが速くてボールのバラつきが気になる方におすすめです」と話していました。
なお、Qi10シリーズはドライバーのほか、フェアウェイウッド3モデル、レスキュー(ユーティリティ)3モデル、アイアン1モデル、女性用(ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー、アイアン)をラインナップ。発売日は2月2日となります。
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