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飛距離アップのコツは?ドライバーの飛ばせればゴルフがもっと楽しくなる!

更新日:2024/06/28 11:27
飛距離アップのコツは?ドライバーの飛ばせればゴルフがもっと楽しくなる!
飛ばし屋のブライソン・デシャンボー(写真:Getty Images)

 

ゴルフの楽しさは、ドライバーショットの飛距離によって大きく変わります。飛距離を伸ばすことで、プレーの幅が広がり、ゲームがよりエキサイティングになります。

しかし、初心者を含む多くのアマチュアゴルファーにとって、ドライバーの飛距離不足は共通の悩みです。ここでは、その原因と解決策について専門的な視点から詳しく解説します。

ドライバーの飛距離が出ない原因

ドライバーが飛ばない主な原因は「手打ちと「スライス」にあります。手打ちは、手だけでスイングしているためパワーが十分に伝わらず、飛距離が出ません。一方、スライスは、ボールに横回転がかかってしまい、真っすぐ行かずに左から右に曲がってしまうショットです。

ドライバーで飛距離アップするためのポイント

ドライバーで飛距離アップするためのポイントを見ていきましょう。

地面反力

初心者は、ボールに当てたい意識が強く、腕や手でスイングしてしまいがちですが、ドライバーを飛ばすためには、上半身よりも強い下半身を使って地面を蹴る「地面反力」を利用することが重要です。

地面反力をスイングに生かす最もシンプルな方法は、インパクト直前に左膝をピンと伸ばすことです。人は膝を伸ばそうと意識すると、伸ばす前に沈み込む動作をします。この沈み込んで伸びる動作がジャンプと同じ効果を生み、爆発的なパワーを生み出します。非力な人ほど下半身を上手く使うことが飛距離アップのポイントです。

ビハインド・ザ・ボール

ビハインド・ザ・ボールとは、インパクトの時に頭をボールの後ろに残すこと。そうすると、インパクトで上半身が突っ込まず、スイング時の支点となる頭が安定します。

この形を作ることで、下から上に向かってボールを叩くことができ、フォローも大きくなり、ヘッドスピードが増し、飛距離が伸びます。

反対に、上体が突っ込むとボールを上から叩いてしまい、飛距離が伸びないどころか、方向性も悪くなります。

アッパーブロー

ビハインド・ザ・ボールの時にも触れましたが、ドライバーショットでは適度なアッパーブローで打つことが大切です。ドライバーは基本的にティーアップしたボールを打つため、必然的にアッパーブローまたはレベルブローに入れないと上手く打つことはできません。

特にロフト角の少ない(8~10度)ドライバーで飛ばすにはある程度の高さも必要になってきます。アイアンやフェアウェイウッドでは上から下に叩く(ダウンブロー)ことでバックスピンがかかり、ボールが上に上がって行くのですが、ドライバーで同じことをするとテンプラ(フェースの最上部に当たり、球が真上に上がる)になります。

なので基本的にはアッパーブロー気味に打つことを意識しましょう。ヘッドスピードが速いツアープロの中にはわざとダウンブロー気味に打つ人もいますが、高度なテクニックなので気にする必要はないでしょう。

捻転する

ドライバーショットで飛距離を出すには、バックスイングでしっかりとパワーを溜める必要があります。手だけでスイングしてもパワーは生まれません。

重要なのは、腰と肩をしっかり回すことです。多くのゴルフ初心者は、肩だけを回そうとしがちですが、これは人体の構造上、効果的ではありません。下半身も同時に回さなければ、肩を十分に回すことはできないのです。腰と肩を回せるようになると、体全体に「ねじれ」が生じ、強いパワーを生み出すことができます。

ただし、肩を回し過ぎると、上半身が目標方向に倒れてしまい、リバース・ピボットというミスショットの原因となるため注意が必要です。左肩がアゴの真下に来るイメージで回りましょう。

左サイドの動き

ドライバーが飛ばない原因の一つに、ダウンスイングで体が左右に動き過ぎてしまうことが挙げられます。これにより、体の軸がぶれて、フェースのぶれが生じ、パワーが散ってしまいます。

ダウンスイングで重要なのは左サイド(腰)の動きです。左の腰を後ろに回すことで、体全体の回転が促され、自然と体重移動が完了します。目標方向に移動させるイメージは捨てて、左腰を背後に回すことに集中しましょう。

腰を回す際に、上半身、特に腕に力を入れすぎないことも重要です。リラックスした状態でスイングができると、腰の回転により上半身が引っ張られて、ヘッドスピードが上がります。

ストロンググリップ

ドライバーを飛ばすにはグリップも重要で、インパクトの衝撃に負けず、フェース面がブレないようにするにはストロンググリップがおすすめ。上から見てナックル(関節)が3つ見えるようにグリップし、左手を外旋させるのがコツ。ストロンググリップにすることで、パワーが出しやすくなり、スライス球も出にくくなります。

ただし、ストロンググリップにするほどフック球が出やすくなるため、ナックルが見える度合いは練習をして調整しましょう。また、生まれ持った手や腕の形によってストロングに握りにくいこともあるので、無理はしないようにしましょう。スクエアでもウィークグリップでも自分に合っていれば、そのグリップが最も理にかなっています。

インサイド、アウトサイド

ドライバーの飛距離をアップさせるには、クラブヘッドをインサイドから下すことが重要です。体の近くでスイングすることでパワーが出しやすくなり、ヘッドスピードも上がります。また、手元が体の近くを通るのでスイング軌道が安定し、ミート率も上がります。

逆にアウトサイドから振り下ろしてしまうとボールを擦ってしまし、スライスがでます。スライス回転になってしまうと、飛距離を大きくロスすることになるため、必ずインサイドアウトの軌道を意識しましょう。

インサイドアウトの軌道を描ければ、ボールはドロー回転となり、風に強い球になるだけでなく、フェアウェイに着弾してからもランが出てくれます。スキルが上がれば、飛ばしたいホールではドロー、確実にフェアウェイをキープしたい時はフェードと使い分けもできます。

まとめ

ドライバーの飛距離を伸ばすためには、正しいスイングフォームと体全体の使い方をマスターすることが重要です。

肩と腰の回転、左腰の動き、頭の位置、下半身の使い方、グリップの握り方、そしてスイング軌道とアッパーブローの打ち方など、さまざまなポイントを意識することで飛距離は大きく伸びます。

これらのポイントを練習で繰り返し確認し、スイングを改善していきましょう。飛距離が伸びることで、ゴルフの楽しさも倍増するはずです。

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