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パターの基本的な打ち方|モデルによってストロークが違う?

更新日:2024/07/25 17:36
パターの基本的な打ち方|モデルによってストロークが違う?
(C)Getty Images

 

パット・イズ・マネーと言われるように、14本のゴルフクラブの中でも重要なクラブであり、決まってくればスコアは必然的に良くなります。この記事では、パターの基本的な打ち方、ブレード型やマレット型の打ち方などを紹介します。

パターとは

パターとはグリーン上でボールをカップに入れるために使用する、14本の中でも最も重要なゴルフクラブです。パターはボールを転がすことを目的にデザインされているため、ロフト角(約3度)はほぼついていません。

種類はブレード型、L字型、マレット型、ネオマレット型などがあります。パターで有名なメーカーはピンゴルフ、スコッティ・キャメロン、オデッセイ、テーラーメイドなどです。

ちなみにグリーン上で必ずしもパターを使う必要はありません。例えドライバーでもペナルティはありません。

パターの打ち方

握り方

パターは入るのであれば正直どう握っても構いませんが、代表的な握り方を紹介します。

まず、オーバーラッピングはドライバーやアイアンショットなどと同じように、右手の小指を左手の人差し指に乗っける握り方です。最もオーソドックスな握り方なので、初心者はこのグリップからスタートしましょう。

次に、クロスハンドグリップとは、左手と右手を交差させて握るパターグリップのスタイルです。右手を上に左手を下に置くことで、左手首がストローク中に甲側に折れないため、フェースの向きが安定するため、直進性の高いパッティングができます。

最後に、クロウグリップは、左手は普通に握りますが、右手はハサミのように使う握り方です。クロウグリップは右手に力が入り過ぎてしまうことがあるので注意が必要ですが、手首の動きを抑えることができるため、引っかけやプッシュを防ぎたい人におすすめの握り方です。

パターの構え方

しっかりとストロークするには正しい構え方をする必要があります。

まず、足の位置ですが、肩幅程度に開き、両足のバランスを均等にキープ。次に、ボールの位置は、通常は左目の下に配置するのが理想的です。これにより、ストロークの軌道が安定し、正確なインパクトを実現できます。

背筋は真っすぐに保ちながら、腰を少し曲げてリラックスした姿勢をとります。視線はボールに集中させ、余計な動きが出ないように心がけましょう。

パターのストロークについて

ストロークの基本は一定のテンポを打つことです。

ストロークは肩の動きを中心に行います。手首や肘を使わず、肩の回転だけでパターを動かすことでブレの少ないストロークができます。ストロークのバックとフォローの長さが均等であることも重要で、このバランスが崩れるとボールの転がりが不安定になります。

また、クラブヘッドのスピードも一定に保つことが大切です。ストロークの途中でスピードが変わると、ボールの転がりを予測しづらくなり、距離感が狂います。

さらに、ボールのインパクトの瞬間にも注意が必要。インパクト時にフェースがボールに対してスクエアが理想です。フェースが開いたり閉じたりすると、ボールは意図したラインを外れてしまいます。

最後に、ストローク後のフォロースルーも見逃せないポイントです。フォロースルーがしっかりと行われることで、ボールに対して適切なエネルギーが伝わり、スムーズな転がりになります。フォロースルーが短かったり急激に止まったりすると、ボールの転がりが不安定になりやすいです。

総じて、パターのストロークは一連の動作がスムーズで一貫していることが求められます。

モデル別パターの打ち方

ブレード型の打ち方

ブレード型パターは、その伝統的な形状とシンプルなデザインから、多くのゴルファーに愛されています。このタイプのパターを効果的に打つには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

まず、ブレード型パターは一般的にフェースバランスが取れていないため、ストローク中に手首の回転を意識的にコントロールする必要があります。これは、パターのフェースがボールに対して正しく向くようにするためです。

握り方は、オーバーラッピングやクロウグリップなど、手首の動きを抑える握り方がおすすめ。これにより、安定したストロークができ、距離感も方向性も合うことでしょう。ブレード型は特にタッチやフィーリングが重要なので、柔らかい握り方で感覚を研ぎ澄ませることも大切です。

構え方は、ボールの位置をスタンスの中央からやや左側に置くと良いでしょう。これは、ストロークの頂点でボールにインパクトするためです。また、目線はボールの真上に置き、肩と腕をリラックスさせて構えましょう。この姿勢を保つことで、スムーズなストロークができます。

振り方は、インサイドインを意識しましょう。ブレード型パターはその形状から、直線的なストロークよりも、わずかにカーブを描くストロークが適しています。このため、肩と腕の動きを連動させることで、スムーズなストロークを実現できます。

マレット・ネオマレット型の打ち方

マレット型やネオマレット型のパターは、その形状や重量配分により、異なる打ち方やストローク軌道が求められます。

マレット型のパターはヘッドが大きく、重心が後方にあるため、ストロークが安定しやすい特徴があります。このため、直線的なストロークが適しています。

握る際には、クラブヘッドの重さを感じながら、軽く握ることがポイント。握りが強すぎると、ヘッドの自然な動きが妨げられるため、リラックスした握り方を心がけましょう。

構え方は、ブレード型と同様にボールをスタンスの中央やや左側に置きますが、マレット型の場合は、目線をボールの真上に置くことで、ヘッドの重心を活かしたスムーズなストロークができます。

振り方は、マレット型は直線的なストロークが求められます。インパクトの瞬間にヘッドがまっすぐに動くように意識し、肩と腕を一体化させて振ることで、安定したパットになります。また、ストロークのリズムも重要で、一定のテンポを保つことで、一貫性のあるストロークになります。

さらに、マレット型パターはその重量感を活かして、距離感をつかみやすいという利点があります。練習の際には、一定の距離でのパッティングを繰り返すことで、ストロークの感覚を養いましょう。

最後に、ネオマレット型のパターは、さらに重心が後方にあり、安定性が高いという特徴があります。このため、より直線的なストロークが有効です。ネオマレット型を使用する場合も、リラックスした握りと構え、そして一定のテンポを維持することが、成功するための鍵となります。

まとめ

パターの打ち方をマスターすれば、ショットが多少荒れたとしても、グリーン上でカバーすることができるため、好スコアが出なくても、ある程度のスコアにまとめることができるでしょう。

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