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ゴルフのプレー時間はどのくらい?ラウンドをスムーズに進める管理術を紹介

更新日:2025/02/26 13:12
ゴルフのプレー時間はどのくらい?ラウンドをスムーズに進める管理術を紹介
写真:Getty Images

 

ゴルフのプレー時間はどのくらい?ラウンドをスムーズに進める管理術を紹介

ゴルフのプレー時間がどのくらいか、ご存じでしょうか? ラウンドにかかる時間がどのくらいなのかを把握していないと、一日の計画が狂ったりします。本記事ではラウンドにかかる時間の目安をはじめ、ラウンドをスムーズに進めるための時間管理のコツについて詳しく解説します。

ゴルフのプレー時間の目安は?

ゴルフのプレー時間は、プレーするホール数や条件によって異なります。

一般的な18ホールの平均プレー時間

ゴルフのラウンドを通して18ホールを回る場合、平均的なプレー時間は5~6時間(昼食休憩を含む)とされています。プレーの進行状況や、ゴルフ場の混雑具合によって実際の所要時間は多少前後します。

また、プレーのスピードに影響を与える要因として、プレーヤーのレベル、人数やコースの難易度が挙げられます。初心者が多いグループや、難コースをプレーする場合には時間がかかる傾向にあります。一方、スムーズな進行を心がけることで、プレー時間を短縮することも可能です。

スループレー(休憩無し)の場合の所要時間

スループレーは休憩を取らずに18ホールをプレーする形式です。この形式を選ぶ主な理由は、時間を効率的に使えるから。スループレーの場合、一般的には約4時間が目安。通常のラウンドでは昼食休憩を挟みますが、スループレーではその休憩時間が削減されるため、全体のプレー時間が短縮されます。

ハーフラウンド(9ホール)の場合

9ホールのゴルフラウンドは、一般的に18ホールのプレー時間の約半分です。通常、ハーフラウンドは約2時間で回ることができます。これはコースの難易度、プレーのスピードや人数などによっても変わります。

ハーフラウンドは、忙しい日常の中でも楽しむことができます。特にゴルフを始めたばかりの初心者や、時間が限られているけれどもゴルフを楽しみたいという人にはオススメ。また、朝早くや午後遅くに少し時間があるときにも便利です。

プレー人数ごとの所要時間

ラウンドの所要時間はプレーヤーの人数によって大きく変わることがあります。一般的に一人でプレーする時は最もスムーズに進み、3.5~4時間で18ホールを回ることが可能。2人組(ツーサム)の場合は4~5時間、3人組(スリーバッグ)の場合は5~5.5時間が目安です。

人数が多ければプレー時間も長くなりますが、一緒にラウンドする人の経験値、前後の組の進行具合やゴルフ場の予約状況などにもよって時間は変わるため、あくまで目安になります。

所要時間の目安(昼食休憩を含む)

  • 1人:4~4.5時間
  • 2人組:4.5~5時間
  • 3人組:5~5.5時間
  • 4人組:5.5~6時間

スタート時間別のプレー終了時間

7時スタートの場合

7時にスタートする場合、11時半から12時頃にはラウンドを終えることができます。ラウンド終了後も午後の予定を立てることができるため、一日を充実したものにすることができます。

また、夏の気温が高い季節は早朝の涼しい時間帯にプレーできるため、体力の消耗を抑えつつ快適なプレーができます。さらに、早い時間にスタートすることで、ゴルフ場が空いているためスムーズなプレーが可能です。

10時スタートの場合

10時スタートの場合、15時から15時半頃にはラウンドを終えることができます。昼食休憩の時間がちょうど中間に差し掛かるため、スケジュールには少し注意が必要です。

午前中のスタートであるため、朝の混雑を避けて快適にプレーを進められる一方、午後にかけては他の組が増える可能性があり、待ち時間が発生することもあります。午後の混雑を避けるために休憩時間を効率的に使い、後半をスムーズに回ることが重要です。

また、この時間帯のスタートは日差しも強くなるため、帽子やサングラスを準備し、快適なプレー環境を整えておくこともおすすめです。

ゴルフの一日の基本スケジュール

ゴルフの一日はリズムよく進行することが求められます。ここではラウンド終了までの流れを紹介します。

ゴルフ場へ到着

ゴルフ場への到着から始まります。ラウンドをスムーズに楽しむためには、余裕を持ってゴルフ場に到着することが大切です。少なくともスタート時間の30分前、理想は1時間前には到着することが推奨されます。これにより着替えやウォームアップの時間をしっかり確保できます。

また、時間に余裕があるとゴルフ場の施設を利用し、コースやホールの配置を確認することも可能です。初めて訪れるゴルフ場であれば、コースマップを手に入れておくと良いでしょう。ゴルフ場には通常、練習場やパター練習エリアが用意されているので、余裕を持って早めに到着することで、しっかりと練習してからラウンドに臨むことができます。

受付と着替えを済ます

ゴルフ場に到着したらまずは受付を済ませましょう。受付ではスタート時間の確認や、ゴルフ場によっては先にプレー費の支払いを行います。受付を終えたら、次にクラブハウスのロッカールームで着替えを行います。多くのゴルフ場では専用のロッカーが用意されているため、貴重品や荷物を預けることができます。

カートに集合

スタート前に、クラブやボール、ティーなどの必要なものが揃っているか確認します。また、プレー中に必要となる飲料や軽食などもカートに積んでおくと便利です。ここでの準備が整っていれば、プレー中に余計な時間を費やすことなくラウンドに集中できます。

さらに、カートの操作方法やコースの地形、ホールの順番なども簡単に確認しておくと良いでしょう。特に初めてのコースでは事前にカートのルートやコースマップの確認をしておくことで、迷うことなくスムーズにラウンドを進めることができます。

集合時にはスタート時間に遅れることがないよう集合時間を守りましょう。これによりスムーズにプレーを始められ、全体のラウンド時間を効率的に管理することができます。

プレー開始

まずティーマーカーの位置を確認し、打つ方向をしっかりと決めます。風向きや風速にも注意を払い、最適なクラブを選択しましょう。また、周囲の状況を把握し、他のプレーヤーへの配慮も忘れないようにします。打球の順番やマナーを守ることがスムーズなプレー進行につながります。

昼食休憩

昼食休憩はラウンドの途中でリフレッシュできる大切な時間です。通常、18ホールのラウンドでは、前半の9ホールを終えた後に昼食休憩があります。ゴルフ場によって異なるものの、一般的な休憩時間は30分から1時間です。休憩後は気分を新たにして後半のプレーに挑みましょう。

後半スタート

後半はラウンドの重要なターニングポイントです。前半の疲労が蓄積されやすいため、集中力を維持することがポイントです。特に、後半の終盤は難易度の高いホールが控えていることが多く、戦略的なプレーが求められます。ここでのミスを最小限に抑えるために、ショットごとに冷静な判断を心がけましょう。

ラウンド終了

ラウンドが終了したら、クラブを拭いたり、ゴルフシューズの掃除を行いましょう。クラブに付着した泥や芝をきれいにすることで、次回のプレーに備えた準備が整います。

また、スコアカードの確認も忘れずに。ラウンド中に記録したスコアをしっかりと見直し、自分のプレーの振り返りを行うことで、次回の改善点を見つけることができます。ゴルフ場によっては、シャワー施設や温泉が利用できる場合もあるので、リフレッシュするために活用するのも良いでしょう。

最後に、ゴルフ場を離れる前に忘れ物がないか再確認し、ゴルフ場のスタッフに感謝の意を伝えることも大切です。これにより、次回も気持ちよく訪れることができるでしょう。

ゴルフのプレー時の注意点

ゴルフを楽しむためには技術だけでなく、マナーや注意点を守ることも重要です。ここでは特に気を付けたいマナーをご紹介します。

スタート時間の10分前集合を心がける

ラウンドをスムーズに進行させるためには、スタート時間の10分前に集合することが重要です。これを守ることで、プレー開始前の準備に余裕を持てるだけでなく、他のプレーヤーや、スタッフとのコミュニケーションも円滑に進められます。

特に初めて訪れるゴルフ場ではコースの配置などを確認する時間が必要です。スタート直前に急ぐと集中力を削がれてしまい、最初のホールでミスをする可能性が高まります。さらに、早めの集合はグループ全体の士気にも良い影響を与え、リラックスした状態でプレーを開始できるメリットがあります。

前後の組との間隔を守る

快適にプレーするためには、前後の組との間隔を適切に守ることが重要です。特に週末や混雑時にはプレーの進行が滞りやすく、間隔を詰め過ぎると前の組に圧力をかけることになりかねません。一方で、間隔が開きすぎると、後続の組が待つことになり、全体のプレーの流れを妨げてしまいます。

そのため、適切な間隔を保つためには各ホールでの進行状況を常に確認し、必要に応じてペースを調整することが求められます。もし前の組との距離が開きすぎていると感じた場合は、素早く次のティーグラウンドへと移動することや、ショットの準備を迅速に行いましょう。

また、自分たちがプレーの進行を妨げていないか常に意識し、後続の組が見える位置にいる場合は譲ることも考えましょう。

プレーファストを心がける

プレーファストとは、簡単に言えば「早くプレーする」ということです。プレーファストを心がけることで、後続の組に迷惑をかけず、、全体のプレー時間を短縮することができます。具体的には、早歩きをする、カートの停車位置を守る、打った後はすぐに次の行動に移る、というような意識が求められます。

また、グリーン上では自分の順番が来る前にラインを読み、その順番が来たらすぐに打てるよう準備することが大切です。同伴者が打つ際には静かに待ちつつも、次に向けての準備を進めましょう。

プレー時間を短縮するためのポイント

プレー時間を短縮するためには、効率的なプレースタイルが求められます。ここでのポイントを意識することで、プレー全体がスムーズに進み、自分自身だけでなく同伴者や後続の組にとっても快適なラウンドとなるでしょう。

1打に時間をかけすぎない(素振りは2回までにとどめる)

ラウンドを効率よく進めるためには、一打にかける時間を最小限に抑えることが重要です。素振りは実際に打つ前の欠かせない動作ですが、回数を制限することでプレータイムを短縮できます。素振りは2回までにとどめ、スムーズな流れを心がけましょう。

また、ショット前に風の強さやグリーンの状態を確認する行動をルーティーン化し、一貫した準備をすることで無駄な時間を省くことができます。ショットに必要な情報を迅速に集め、決断力を高めることでプレーファストを実現し、スムーズに次のショットに移行できます。

プレー中は、やや早足で歩く

移動中のスピードを意識することも重要です。特に、各ショット間やグリーンへの移動時にやや早足で歩くことは全体のプレー時間を効率よく短縮するための有効な手段です。早足で歩くことで次のショットに素早く取り掛かることができ、結果的にプレー全体のテンポが向上します。

早足で歩く際には、他のプレーヤーの進行を妨げないように注意が必要です。周囲の状況を見ながらスムーズに移動することを心がけましょう。特に混雑する週末は、他の組との間隔をうまく保つことが求められます。これにより全体の流れがスムーズになりプレーが滞ることなく進行します。

クラブは何本か持っていく

次のショットがどのような状況になるか予測しにくい場合や、ホール間の距離が長いはクラブを何本か持っていきましょう。例えば、グリーン周りではウェッジやパターなど複数のクラブを持参することで、状況に応じて即座に適切なクラブを選ぶことができ無駄な往復を避けることができます。

また、キャディバッグからクラブを何度も取り出す手間を省くことで、全体のスムーズな進行になります。特に、プレー人数が多い場合にはこうした小さな工夫がプレー時間の短縮につながります。

さらに、複数のクラブを持つことでコースにおける風の影響や地形の変化に柔軟に対応することができ、結果的にスコアの向上にもつながるでしょう。効率的にラウンドを進めるためには事前にどのクラブを持っていくか計画を立てておくことが重要です。

例えば、ティーショット後のフェアウェイでは、次のショットに必要となる可能性のあるクラブを予測し、あらかじめ数本選んで持ち歩くことで時間の節約が可能です。こうした準備は、全体のプレーの流れを円滑にし、他の人への配慮にもつながります。

同伴者のプレー中に打つ準備を整える

同伴者がプレーを始めたら、自分のボールの位置や風向き、距離を確認し、次に使用するクラブを選定します。この時点で、距離計やGPSを活用して正確な距離を把握することも有効です。また、コースの状況や地形を観察し、どのようにショットを打つべきかを考慮して戦略を立てると良いでしょう。

さらに、素振りを行い体を温めておくことで、実際のショット時にスムーズに振ることができ、結果的にショットの精度も上がります。これらの準備を同伴者がプレーをしている間に済ませることで、自分の番が来た際にはすぐにショットを行うことができ、プレーファストを実現します。

ボール探しに時間をかけない(ボール探しは3分以内)

ラウンド中にボールが見つからない場合、焦って時間が経ってしまうことが多いですが、あまりにも長い時間を費やすと全体のペースが崩れてしまいます。ボールを探す際には、まず打った場所をしっかりと確認し、目印となる木やバンカー、特定のランドマークを記憶しておくと効率的に探すことができます。

また、同伴者と協力して探すことも時間短縮に繋がります。もし3分以内に見つからない場合は、新しいボールでプレーする決断をすることも必要です。また、プレー中にボールを見失いにくくするために、目立ちやすいカラーのボールを選ぶことも一つの手です。

グリーンで先に終わった人が全員のクラブを拾う

ゴルフのプレー時間を短縮するためにはチーム全体で協力し合うことが重要です。その一環として、グリーンで最初にホールアウトしたプレーヤーが同伴者全員のクラブを拾う役割を担うとスムーズに進行できます。

この方法は、各プレーヤーが自分のクラブを探しに戻る時間を削減し、次のホールへの移動を迅速にするのに役立ちます。特にスロープレーが懸念される状況では、このような小さな取り組みの積み重ねが大きな効果を生みます。

ホールアウト後はテキパキと移動する

グリーンを出た後、迅速に次のティーグラウンドへ向かうことで後続の組に対しても配慮ができ、全体のペースを落とさないようにすることができます。特に、カートを使用していない場合や、次のホールがすぐ近くでない場合は小走りで移動しましょう。

この動きにより、体をほぐしつつ次のショットに向けた準備を整えることができます。また、このタイミングでスコアの確認やクラブの整理を行い、次のホールでの準備を整えておくとプレーの効率化につながります。

まとめ

ゴルフのプレー時間を短縮しつつ、快適なラウンドを楽しむためには、事前の計画と効率的なプレーが鍵となります。これらのポイントを守ることで、ゴルフのラウンドをより快適に、そして効率的に楽しむことができるでしょう。

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