ブリヂストンのカッコイイのにやさしい「258CBP」アイアン試打してみた!
my caddie 編集部です。
3月7日に発売されるブリヂストン「258CBP」アイアンの体験会に参加してきました。昨年9月に発売されたツアーモデルの「241CB」「242CB+」に加え、新たに飛距離性能をプラスしたモデルが登場。その実力を確かめるべく、実際に試打してきました。
「258CBP」アイアンは「241CB」や「242CB+」の軟鉄鍛造アイアンに“あと少し”の飛距離を求めるゴルファー向けに開発されました。特に「打感」「顔」「抜け」にこだわり、プラス5ヤードの飛距離を実現したモデルです。
従来、飛距離とやさしさを兼ね備えたアイアンは、ポケットキャビティ構造による低重心や、幅広ソールのデザインが一般的でした。しかし、258CBPはその概念を覆すスタイリッシュなデザインを採用。外見からはポケット構造が見えず、シャープな印象を与えます。
また、低重心設計により球が上がりやすく、さらに「ツアーコンタクトソール」によって抜けの良さも向上。これにより、初心者から上級者まで扱いやすいアイアンに仕上がっています。練習場の人工芝はもちろん、ゴルフ場の天然芝でもスムーズに振り抜けるフィーリングを体感できました。
当日は、スペシャルゲストとして宮里藍プロ、川崎志穂プロが参加。宮里藍プロは、アイアンは6番からの構成で、5番アイアンの代わりに6番ユーティリティを使用するとのこと。
20年ぶりの5番アイアンを打って「とにかく球が上がる。20年経つとこんなに簡単に打てるんですね」と技術の進化に衝撃を受けていました。
また、川崎プロは「ユーティリティ感覚で打てるので難しくない。状況に応じて使い分けられる」と性能の高さを実感していました。
「弾き感がありつつも柔らかさが手に残る打感」が特徴的でした。このフィーリングを生み出しているのが「ソフト&スピードフェイス」。フェース外周部を薄くし、反発力を向上させつつ、打点裏側に厚肉部を設けることで、弾きながらも柔らかい打感を実現しています。
また、著者はいつもなら7番アイアンでキャリーが145~150 ヤードのところ、試打では155~165ヤードの飛距離を記録。これは単なるストロングロフト設計によるものではなく、フェース全周にアンダーカットを施した「360度ポケットキャビティ」構造によるものです。
この構造により、オフセンターヒットでも安定した飛距離を確保できます。また、スチールシャフトでは、日本シャフトの「N.S.PRO MODUS3 TOUR105」を258CBPに合わせてアレンジした「N.S.PRO MODUS3 TOUR105DUAL FLOW」を装備。TOUR105の良さを残しつつ、ウエイトフロー設計によって打ちやすさが向上しています。
258CBPは、スタイリッシュなデザインでありながら、飛距離性能とやさしさを兼ね備えた万能なモデルでした。キャディバックに入っていてもアスリートモデルを思わせるような見た目の美しさと扱いやすさを両立したい方に、ぜひ試していただきたいアイアンです。