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高MOIヘッド時代の決定打! コンポジットテクノ「Fire Express PROTOTYPE CB」試打レポート

更新日:2025/04/15 10:32
高MOIヘッド時代の決定打! コンポジットテクノ「Fire Express PROTOTYPE CB」試打レポート

 

my caddie編集部です。

2006年の設立以来、高品質シャフトを製造することで知られるコンポジットテクノより、人気の「Fire Express」シリーズの最新モデルが発売されました。

「Fire Express PROTPTYPE CB」と名付けられたこのシャフトは、高慣性モーメント(MOI)ヘッドが主流となる近年のゴルフシーンにおいて、超カウンターバランス設計を採用、最大の飛距離と安定性を追求したモデル。

今回は、アマチュアからプロ、競技ゴルファーまで幅広いレベルのプレーヤーに実際に試打してもらい、そのリアルなフィードバックをもとに、このシャフトの実力と魅力を徹底レポートします。

試打の概要

試打クラブ

シャフト:Fire Express PROTOTYPE CB(50g台)R、SR、S
ヘッド:テーラーメイド Qi10

試打ゴルファー

■競技ゴルファー代表
澄川愛さん(女子プロ予備軍):平均ヘッドスピード 40m/s、持ち球 ドロー
西山沙也香さん(女子プロ予備軍):40m/s、ドロー
柏木勝人さん(プロゴルファー):46m/s、ドロー
兼島賢次さん(プロゴルファー):43m/s、ドロー

■アマチュア代表
小林武史さん(「JIGEN」クラブ開発者):平均ヘッドスピード 38m/s、持ち球 ドロー
芥川順哉さん(ゴルフライター):40m/s、ストレート

※左から澄川さん、西山さん、柏木さん

 

※左から兼島さん、小林さん、芥川さん

試打レポート

左右両方のミスを軽減する抜群の安定性


試打に参加したゴルファーたちがまず口を揃えて語ったのは、とにかく「安定性が高い」という点。

競技ゴルファーの澄川さんは「右にふけたと思ったが、思ったよりフェアウェイに残っていた。今までにない感覚」と語り、多少のミスショットでも結果がついてくる寛容さを実感していました。

また、プロゴルファーの兼島さんは「引っ掛かりにも耐えてくれている」とコメント。左右どちらのミスにも強いことを体感されたようです。

さらに、シングルゴルファーの芥川さんは「20球打って、フェアウェイを外したのはたった1球だけ」と話しており、高い再現性とコントロール性能に優れたシャフトであることを結果が示していました。

「Fire Express PROTOTYPE CB」は、安定性という点において従来のシャフトを一段上回るクオリティを実現していると言えるでしょう。

5~10ヤードの飛距離アップを実現


競技ゴルファーの西山さんは「いつもより5〜10ヤード飛んでいた」、同じくプロゴルファーの柏木さんは「シャフトがしっかり仕事をしてくれるので、無理なく飛距離が伸びる」と話し、自然なスイングで飛距離アップを狙える点を評価。

また、小林さんの試打では、ヘッドスピードが約39m/sで230ヤードを軽々と超えるショットを記録。ヘッドスピードが速くなくても飛距離が出せるのは、アベレージゴルファーにとって非常に心強い結果と言えそうです。


このように「Fire Express PROTOTYPE CB」は、飛距離性能の面でも優れており、多くのゴルファーにとって明確な恩恵が感じられるシャフトであることが分かりました。

シャフトが「程よくつかまえる」感覚

試打したゴルファーたちが口々に語ったのが「程よくボールをつかまえてくれる」という点です。

シングルゴルファーの芥川さんは「シャフトでつかまえてくれる感覚があった。一球目から芯を食い、しっかり走って球を押してくれる感じが実感できた」とコメント。

また、プロゴルファーの兼島さんも「自然とボールがつかまる感覚があり、オートマチックで簡単に打てる」と話しており、自然なスイングでしっかり結果が出るシャフトであることが伝わってきます。

飛距離アップと安定性を簡単に両立させてくれる、扱いやすいシャフトであると感じさせるコメントが続出しました。

飛距離と安定性を両立する全アマチュアのための革新的シャフト

今回、女子競技ゴルファーから男子アマ、そしてプロまで、幅広いレベルのゴルファーに「Fire Express PROTOTYPE CB」を試打してもらいました。その結果、ヘッドスピードが38〜43m/sほどのゴルファーが、このシャフトのメリットを最も感じられると言えそうです。

兼島さんは「もう少しボールのつかまりが欲しいと感じているアマチュアの方におすすめしたい」とコメント。また、小林さんは「最近ヘッドスピードが落ちてきたと感じている人に使ってみて欲しい」と話しており、アマチュア全般にフィットするシャフトであることが伺えます。

さらに、プロゴルファーの柏木さんは「フレックスがRからSまで、すべて品質が高く、Rでもしなり過ぎるなどの頼りなさを感じることなく、しっかり振り切れる」と高評価。

女性競技ゴルファーの西山さんは「フレックス選び次第で、ヘッドスピードが遅めの初心者女性ゴルファーにもおすすめできる」と語っており、適切なフレックスを選ぶことで、より多くのゴルファーに対応できるシャフトであることが確認できました。

ちなみに筆者は、ヘッドスピードが40m/sのアベレージゴルファーですが、柏木さんから「フレックスRが最適」とのコメントを頂いています。


結論として、初心者の女性からアスリート志向のアマチュアゴルファー、ヘッドスピードが落ちてきたシニアまで、幅広い層にとって「Fire Express PROTOTYPE CB」は、安心感と飛距離性能の両方を実現する理想的なシャフトと言えそうです。

高MOIヘッドや高重量ドライバーヘッドを使用していてショットが安定しない、飛距離が出ないとお悩みの方は、一度テストしてみてはいかがでしょうか? シャフトを替えてみるだけで、ゴルフの楽しさがきっと一段階アップするはずです。


■取材協力
INDOOR GOLF GARDEN 6 ASAKUSA
※「Fire Express PROTOTYPE CB」も試打できます。

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