漆黒の「TENSEI PRO BLACK 1K CORE」&しなりと高強度の両立「VANQUISH VV」が登場
2025年9月5日、三菱ケミカルから新たなシャフトが発売されます。その名も「TENSEI PRO BLACK 1K CORE」。これまで世界中のプロフェッショナルたちのニーズに応え続けてきたTENSEIシリーズが、今作では“漆黒”を纏い、さらなる進化を遂げました。
ブランドコンセプトは「カーボンと異素材の融合によって、数多の材料が高性能シャフトとして転生する」。その精神を体現する今回のモデルは、ただのカラーチェンジではなく、外観も中身もアップデートされています。
まず特筆すべきは、細かな織目でしなやかなフィーリングを生む「1Kクロス」の採用です。これまでは外層に使われていたこの高性能素材を、今作では内層に配置。これによってインパクト時のしなり戻りが鋭くなり、よりソリッドで芯のある打感を実現しました。
また、手元側には艶やかなグロス仕上げを施し、黒一色でまとめられたコスメティックは、一流プレーヤーの風格漂うシックな佇まいに。所有欲を満たしながら、プレー中も圧倒的な存在感を放ちます。
ラインナップも実に豊富。50Rから80TXまで幅広いスペックが用意されており、自分のスイングスタイルやヘッドとの相性に合わせた最適な一本を選ぶことができます。
もともとTENSEIシリーズは、ホワイト、オレンジ(元調子)、ブルー(中調子)、レッド(先中調子)といったモデルが揃い、ツアープロ御用達ブランドとして確固たる地位を築いてきました。その流れを汲みながらも、今作「BLACK 1K CORE(元調子)」は「CORE=核」と冠される通り、シリーズの中心的存在として送り出される特別なモデルです。
実際に試打した感想は、スイング中、特に中間から先端にかけてしっかりとした剛性感が伝わり、インパクト時には先端部がしっかりと球を押さえ込んでくれる印象を受けました。その結果、弾道のブレが少なく、横の曲がりを抑えた球が打てました。
ダウンスイング時は、シャフトが変な動きをせず、常に一定の動きでヘッドをスムーズに導いてくれるので、自分から無理にタイミングを合わせにいかなくてもOKな印象。思い切り叩きにいっても暴れず、スピードとコントロール性を両立できる、信頼感の高いシャフトだと感じました。
また、この日は7月11日に発売される予定の「VANQUISH VV(ヴァンキッシュ ヴィヴィ)」の説明もありました。軽量シャフト市場で高い評価を受けてきたVANQUISHシリーズにおいて、今回のVVはさらなる進化を遂げた中調子モデルとして注目を集めています。
これまでのVANQUISHは、三菱ケミカルが長年蓄積してきた高分子化学技術と複合材料設計のノウハウを結集し、しなやかさと強さを高次元で融合させた軽量シャフトとして、多くのゴルファーの信頼を獲得してきました。特に高弾性素材を使用しながらも、トルクや剛性の最適バランスを追求することで、軽量シャフトでありながらもプレーヤーの意図を忠実に反映しやすいシャフト特性を実現。こうした背景のもと、新たに開発されたのが「VANQUISH VV」です。
今作では、従来よりも一段としなやかな挙動と、鋭い弾き感の両立にこだわった設計がなされています。中調子設計によって、切り返しでのタイミングの取りやすさが向上し、安定したスイングテンポを持つゴルファーにとって、自然な振り心地を体感できる仕様に仕上がっています。これにより、ヘッドスピードが中〜速めのプレーヤーはもちろん、軽量シャフトへの移行を考えるゴルファーにもフィットしやすくなっています。
「VANQUISH VV」は、30g台から50g台までの幅広い重量帯をカバーし、それぞれにR、SR、S、Xなどのフレックスをラインナップ。幅広いプレースタイルやスイングタイプに対応することで、多くのゴルファーがその性能を体感できる設計となっています。
軽量でありながらもしっかりとした打ち応えを求める方、柔らかいフィーリングを維持しつつも飛距離性能や方向性を妥協したくない方、今のシャフトからのステップアップや新たなチャレンジを考えているすべての方にとって「VANQUISH VV」は最良の選択肢となる可能性を秘めています。
発売から3年を経たVANQUISHの進化系「VV」。その名に込められた革新の精神と技術の粋を、ぜひ体感してみてください。