ウェイトキットの使用
タイトリストのDRやFW用のウェイトキットがありますが実際問題どうなのでしょうか?かなり変わるものなのでしょうか?いま購入にするのに迷っていますので指導ください。
タイトリストのDRやFW用のウェイトキットがありますが実際問題どうなのでしょうか?かなり変わるものなのでしょうか?いま購入にするのに迷っていますので指導ください。
ウェイトの目的は、重心距離の移動がユーザー段階で可変できるのが大きな要素であり、重心角は少し変化します。
深度はあまり変化しませんが、お尻が重くなり重心高さ位置が下がるので球が上がり易くなります。
また、上がり易くなるのは、重心距離が長いほうが球は上がり易くなります。これは重心点からヒール側でヒットする場合になる。
自身にあうスペックが解らない場合は、このウェイトでヒットする位置に重心距離が近くなるように打ちながら変更出来るのでリスクが低いといえます。
時流としては、主流になりつつあると見ていいでしょう。
重心深度はほとんど変化しません。
かなりいじっても目に見えるほどのものではございません。
これは設計で決まってしまいます。
重心角が低いほどヘッドのトゥ側が返りにくい関係となりまして、重心距離が32mmでも重心角14-15度のヘッドが存在しています。重心深度がかなり浅いヘッドでございます。
一般的には、重心距離が長く重心深度が短いものほど重心角が低い傾向にあります。ドラコンヘッドに多いタイプ。
ご注意、重心深度は書いている(または計測した値の)ままの数値では決まりません。この値からFP値を差し引いた値が正確な重心深度を判断する値となります。
タイトリストの場合、909や910でもウェイトキットの装着箇所がちょうどフェイスセンターから一番遠い位置であることを考慮すると、次の効果が考えられます。
以下はウェイトを重くした場合を前提に記載していますが、軽くする場合は逆の意味になります。
?重心深度を大きくする効果→ヘッド慣性モーメントが大きくなる。
?重心角が大きくなる。
そしてウェイトを重いものにすると
?総重量が増える。
?バランスも、例えばDrの場合2g増でバランスの数値がひとつ上がる。
?はスィートスポット以外で打った場合のミスの許容幅が増えるということ、?はインパクトでのフェイスは返りやすくなるという意味です。
しかし、総重量やバランスは感じ取れるものの、?の重心深度は感じることはないと思います。また、?の重心角ですが、俗に言うヘッドの返りやすいクラブというのは、重心角だけではなく重心距離が短いことや、フェイス角(構えたときにのターゲットに対するフェイスの向き)の要素も大きいのです。
従って、ウェイトキットは?と?の変更のためにあると思います。しかし、一般ゴルファーでドライバーの2gの違いを感じ取れる人は少ないと思います。また、FWになるとドライバーよりも総重量が20g〜30g増えますので、ますます重さの違いを感じ取れる人は少ないと思います。