ウッズがブッシュ元大統領との思い出を語る「プレーが速かった」

　11月30日、米国の第41代目大統領を務めたジョージ・H・W・ブッシュ氏が亡くなった。94歳だった。ザ・プレジデンツカップなどで親交のあったタイガー・ウッズ（米）が、ヒーロー・ワールドチャレンジ3日目終了後にブッシュ氏との思い出を語った。

　昔、ブッシュ氏のホームタウンであるヒューストンで一緒にプレーしたことがあり「本当に速かった。多分、18ホールで2時間半かからないくらい」とブッシュ氏のファストプレーぶりにウッズは驚いたようだ。また「お会いする機会が多くあった。ファンタスティックな方で、今まで会ってきた人の中で最も賢い方のひとり」と述べた。

　ブッシュ氏はゴルフ界に大きく貢献し、2011年には特別功労部門で世界ゴルフ殿堂入り。ゴルフを始めたのは20代からだが、イェール大学では野球部に所属し、キャプテンとしてチームをカレッジワールドシリーズに導くなど抜群の運動神経でゴルフも上達し、のめり込んだ。

　ゴルフ家系でもあり、祖父のジョージ・ハーバート・ウォーカー氏は1920年の全米ゴルフ協会会長。現在でも行われている男子アマチュアの米国 vs イギリス＆アイルランドの対抗戦 ウォーカーカップのウォーカーは祖父の名前が由来。また、父のプレスコット・シェルダン・ブッシュ氏は1935年に全米ゴルフ協会会長を務めている。

（写真提供：Getty Images）