ケプカ「最もエキサイトした最終ホールだった」 全米プロVで珍しく感情爆発
更新日:2019/09/09 10:53
掲載日:2019/05/20 12:36
ブルックス・ケプカ(米)が全米プロゴルフ選手権を連覇した。たった2年でメジャー4勝を手にしたが最終日は苦しいラウンドとなり、ウィニングパットを決めた直後は珍しく感情を爆発させた。
初めて全米オープン(2017年)を制した時は小さくガッツポーズ。2018年の全米オープンと同年の全米プロはタップインであっさり。しかし、今回は違った。
7打差リードで最終日を迎えたケプカ。誰もが楽々優勝と思っていたが、そうはならなかった。後半11番から4連続ボギー、17番もボギーとし、一時はダスティン・ジョンソン(米)が1打差に迫り、ギャラリーも大声で「GO DJ!」と後押し。ジョンソンは通算6アンダーで先にホールアウトしケプカを待った。
ケプカはボギーで優勝という状況で最終18番パー4を迎えたが、ティーショットは左に曲がり、ボールはネイティブエリアに。グリーンは狙えないので無理せずに60ヤードほど出してサードショットに臨んだ。
勝つ男はここからが違う。ピンポジションは右、なおかつ右手前にバンカーが3つあるので普通ならば安全にロングサイドを狙うのだが、ピン手前につけて約1.5メートルのパーパットを沈めたのだ。ケプカも相当痺れたのだろう。決めた瞬間にタイガー・ウッズ(米)ばりのガッツポーズ。淡々とプレーするケプカからは想像がつかないくらいの表情だった。
優勝記者会見では、「ストレスだった。DJが追ってきているし、最後ホールは今までで最もエキサイトした」と心境を語っていた。
(写真:Getty Images)