ハイ・ローンチで飛ばそう G430シリーズに軽量モデル「HL」を追加
my caddie 編集部です。
昨年11月に発売されたピンゴルフのG430に「HL」という軽量モデルが追加され、3月2日に発売されます。軽量と聞いて「G430のヘッドに軽いシャフトをつければ良くない?」と思われるかもですが、それだとバランスが悪い…。
ただ、このHLはヘッドのみならずシャフトとグリップも軽量。この3つがバランスよく組み合わさることで飛距離アップや高弾道につながるという。なお、HLはHigh Launch(ハイ・ローンチ)の略です。
ドライバーはG430 HL MAX、G430 HL SFTの2モデル。ヘッド構造はG430と変わらず、ウェイト部分のみが軽量化。シャフト(スピーダーNX)は30〜40g台、グリップ(IOMIC AQUA)はG430標準採用グリップよりも10g減。総重量はHL MAXが約274g、HL SFTが約265gなのでG430よりも20〜25gほど軽い計算です。
この動画のお父さん(役)がターゲットの中心(ヘッドスピード38〜42m/s以下か同等)。年齢を重ねるにつれて体力や飛距離が落ちるのは当たり前のこと。だからといって、いかにも!な軽量ドライバーは使いたくない…。
これはちょっとしたプライドかもしれませんが、格好いいクラブを使うことを優先する人は多くいます(難しくてもマッスルバックアイアンに使うような)。そんなゴルファーにもHLはおすすめです。
HLは軽量になっただけで、そのほかはトニー・フィナウ選手、ヴィクトル・ホヴランド選手や渋野日向子選手が使用しているG430とほぼ同じ。そして何より、飛距離アップが望めるかもしれないのです。
飛距離アップに欠かせないのがスイングスピードで、その速さを簡単に上げる方法は軽いクラブを振ること。物理的に重いクラブよりも軽いクラブを振った方がスピードが出ます。実際に、世界のドラコンプロでもシャフトは50g台が主流。PGAツアーの選手でも50g台や60g前半のシャフトを使っていることも。
超人たちと比較するのはアレですが、重くて振り切れないクラブを使っていても飛距離は伸びません。軽ければフィニッシュまでしっかり振り切れるので、仮にスイングスピードが上がらなくても、ミート率が上がったりとトータルバランスで飛距離アップが望めます。
それに加えて、極薄の反発フェース、空気抵抗を軽減するタービュレーター、460ccの大型ヘッドなど機能満載。HL MAX、HL SFTはともに高弾道な球が出やすいという特徴があるため、グレッグ・ノーマン選手みたいにキャリーでドーンと普段は越えられない池なども克服できるかもしれません。
どうしても低弾道だとトータルディスタンスが出ません…。全英オープンとかなら良いですが、ある程度のキャリーが出ないとランも出ません。一般的にはドローの方が風にも強く、フェアウェイに着弾してからの勢いがフェードよりも強いため、よく転がってくれます。なので、より飛距離を求めるならばドロー設計のHL SFTがおすすめです。
なお、HLはドライバーのほか、フェアウェイウッド、ユーティリティを用意。アイアンとのバランスもありますが、揃えるならばドライバーからユーティリティまでHLにする方がバランス的には良いと思います。