my caddieノート

変わり過ぎないように変わった鍛造の「Mizuno Pro」アイアンシリーズ

2023/08/20 00:00
変わり過ぎないように変わった鍛造の「Mizuno Pro」アイアンシリーズ

 

my caddie 編集部です。

ミズノから世界特許打感と飛距離を追求した「Mizuno Pro(ミズノプロ)」アイアンシリーズが2023年9月15日に発売されます。

新ミズノプロは「変わり過ぎないように変わる」がコンセプト。軟鉄鍛造ではなく「鍛造アイアンのミズノ」としてアピールしていきたいといいます。

このシリーズはフェース部からネック部まで一体成型する世界特許を取得した鍛造製法「グレインフローフォージドHD」により、これぞミズノという打感を奏でてくれるのが特徴。

2021年9月に発売された前作からグローバルモデルとして展開。米国市場でミズノのアイアンは1割強のシェアを誇り、PGAツアーの選手からも人気があります。

今作はツアープロの意見をもとに開発した「241」、飛距離と操作性能の両立を追求した「243」、ミズノ鍛造アイアン史上最高反発という「245」の3モデル展開。

 

241はヘッド長をさらに短く設計し、前作よりも操作しやすい形状にアップデートされたミズノらしいマッスルバックです。

3モデルの中では(実際に試打をした結果)最もグレインフローフォージドHDが生かされており、ミズノの打感と一発で分かるほか、前作より打球部裏を厚くし、銅下メッキを採用したことも打感アップに繋がっています。

また、ルーク・ドナルド選手やキース・ミッチェル選手らの意見により、さらに操作しやすいデザインに。このヘッド形状はデジタルの力(3D CAD)に加え、アナログの力(職人さんが最後に手で削る)が欠かせません。

 

発表会で小鯛竜也プロは「見た目はマッスルバックですが、上から見たら少し大きく見えるので安心感があります」。

また、平田憲聖プロは「マッスルバックは難しいと思いましたが、打ってみたらミスにも強く、打感は言うことがないくらい良かったです。止めたり曲げたりもしやすく(試合でも)使いたいと思っています」とコメントしていました。

 

243は小さいヘッドながら反発性能があるというキャビティ。4番から7番は航空機などに使われている強度の高いクロムモリブデン鋼、8番からGW(ギャップウェッジ)は軟鉄を使用してます。

前作からフェースが肉薄化。4番と5番は約0.3ミリ、6番と7番は約0.1ミリ薄くなりました。これにより反発係数を上げられ、クロムモリ効果もあり飛距離がより出るように。

また、ソール部分のスロット幅が番手ごとに異なり、ロングアイアンは高弾道にするため幅広、ミドルアイアンは操作性アップのため幅狭、ショートアイアンはスロットなし。4番からGWまでスロット幅をフローさせ、番手間の距離などが調整されています。

武藤俊憲プロは「223の良いところを引き継いで更に良くなりました。よく飛んでくれるし、ロフトの違いはあるが、そのぶん上がるので満足しています」と話していました。

 

245はマッスルバックな見た目なのに打つとやさしいキャビディ。243と似ていますが、4番から8番がクロモリ、9番からGWが軟鉄です。

前作よりもセンター下部をさらに薄くして反発性能を上げており、ミズノ鍛造アイアン史上最高反発に。また、フェース内のタングステンの重量が前作よりも約1.6倍(47g)と低・深重心になり、高い球が打ちやすくなりました。

佐藤信人プロは「シークレットブーツと呼んでいますが、これがバッグに入っていたらアスリート。(一般的な)中空で飛び系はいかにもな見た目ですが、これはバレない。ロフトが立っているのは分かっていますが、昔の番手を持てるのは嬉しいです。身長がアップするような感覚」と表現していました。

ドライビングアイアンの「FLI-HI(フライハイ)」も登場。全英オープン覇者のキャメロン・スミス選手がこのシリーズを使っていることで有名ですよね。

中空のロングアイアンとは異なり、ヘッド形状が大きく、ソール幅が広く、重心深度が深く、飛び素材のニッケルクロムモリを使っているので、やさしく飛ばしたいゴルファー向き。

このニッケルクロムモリはクロムモリの中でも強度の高い素材なので、フェースをL字型にでき、打球部周辺のたわみをアップさせることに成功しています。

また、ブラックカラーはヘッドが引き締まって見えますし、色の効果でトップラインもスッキリに見えるので、ミドルアイアンからの流れでスムーズに打つことができます。

 

こちらは同時に発表された「T24」ウェッジ(5モデル)です。

スコアラインのルールは幅や深さなどが事細かに決められているのですが、クワッドカットプラスグルーブという溝設計を開発(もちろんルール内)。

フルショットでも使用する48度から52度はスコアラインを17本に増加。アプローチで主に使う54度から60度はスコアラインが15本と、それぞれでスピン性能が最大化するようになっています。

 

仕上げはソフトホワイトサテンとデニムカッパーの2種類。また、ツアープロ用ウェッジから開発された「V」ソールタイプはトゥ、ヒールとトレーリングエッジを削ることで、色々なショットを打ち分けることが可能です。

アイアン、ウェッジとトータルで揃えれば、最大の効果を感じられること間違いなし? 気になる方はお近くの店舗などで試打してみましょう!

■Mizuno Pro 特設サイト

  1. my caddie
  2. my caddieノート
  3. 変わり過ぎないように変わった鍛造の「Mizuno Pro」アイアンシリーズ
×