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センターシャフトのパターを使うメリット・デメリットと選び方

2024/04/26 22:41
センターシャフトのパターを使うメリット・デメリットと選び方

 

センターシャフトパターとは、クラブヘッドのセンター(中央)にシャフトがささっているパターです。

ツアープロでは畑岡奈紗らが使用していますが、一般的なパターとは異なる独特のデザインから、センターシャフトパターを選ぶ際にはメリットとデメリットを理解し、自分のプレースタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

この記事では、そんなセンターシャフトパターのメリット・デメリット、選び方についてを解説します。

センターシャフトパターを使うメリット

センターシャフトパターを使うメリット イメージ画像

センターシャフトのパターを使用するメリットは主に3点挙げられます。

・芯で捉えやすい
・構えやすい
・距離感を出しやすい

それぞれ詳しく解説していきましょう。

芯で捉えやすい

一般的なパターはシャフトのセンターとフェースが一直線ではありませんが、センターシャフトパターはシャフトがヘッドのセンターにささっているため、フェースの真ん中(芯)でボールを捉えやすくなります。

その結果、一貫性のあるストロークが実現するのでボールの回転がきれいな順回転になります。

構えやすい

センターシャフトパターはターゲットに対して垂直にクラブを置くことができるため、フラットでないグリーン上でも構えやすくなります。

フラットなグリーン上でも、シャフトがセンターにささっているため、軸がどこにあるのかを把握しやすい、狙いを定めやすい、そして構えやすいです。

距離感を出しやすい

フェースの中心とシャフトが一直線上になっているので、スイートスポットで捉えやすく、ターゲットに対して垂直にクラブを置くことができるため距離感を出しやすくなります。

距離感が合い、グリーンを読む力がアップすればパット数も減ってくることでしょう。

センターシャフトパターを使うデメリット

センターシャフトパターを使うデメリット イメージ画像

センターシャフトパターの主なデメリットとして挙げられるのは下記の2点です。

・芯を外した時のミスが怖い
・切り替えがスムーズにいかない

それぞれ詳しく解説していきましょう。

芯を外した時のミスが怖い

センターシャフトパターは芯を捉えやすいメリットはありますが、一方で芯を外した時には右や左にとボールが出てしまいます。

入れるより寄せるロングパットの場合、ある程度ズレても問題ありませんが、絶対に沈めたいショートパットの場合、確実に芯を捉える必要があります。

切り替えがスムーズにいかない

一般的なパターに慣れていれば慣れているほど、センターシャフトパターへの切り替えはスムーズにいかない可能性があります。

クラブヘッドの中央にシャフトがささっているのは視覚的にはもちろん、感覚的にも慣れるまで時間がかかっても仕方ありませんが、逆に違和感がなければセンターシャフトパターが合っていると考えることができます。

センターシャフトパターの選び方

センターシャフトパターの選び方 イメージ画像

センターシャフトのパターも色々と発売されています。選び方のポイントとなるのが下記の3点です。

・ヘッドの形状
・打感
・シャフトの素材

それぞれどのような点に注意するのかを解説していきましょう。

ヘッドの形状

センターシャフトパターはヘッドの形状によってもフィーリングやパフォーマンスが異なります。

大きくは、フェースの開閉をコントロールでき、青木功選手のようにコツンと打ちたいゴルファー向けのピン型と、真っすぐボールを出しやすく、ヘッドが大きいことからミスヒットに強いマレット型の2種類があります。

また、ネオマレット型と呼ばれるマレット型よりも大きく特殊な形をしており、ストロークで打っていくゴルファー向けのものもあります。

打感

パター選びでは打感が非常に重要です。

ヘッドに使用されている素材(ステンレス、チタンなど)によって打感は異なるため、実際に打ってみてハードが好みなのか、ソフトが好みなのか決めましょう。

打感に関してはフィーリング次第なので、情報だけではなく実際に打つことが大切です。

シャフトの素材

パターの素材はスチールシャフトのイメージが強いですが、ここ最近はカーボン素材のパターシャフトが標準でささっていることも多いです。

スチールシャフトとカーボンシャフトの違いは「しなり」です。スチールシャフトは重くてしならないのですが、カーボンシャフトは軽くてしなります。

どちらが自分自身にマッチするのか、実際に打ってみて好みで決めましょう。

【2024年版】センターシャフトパターおすすめ5選

【2024年版】センターシャフトパターおすすめ5選 イメージ画像

センターシャフトのパターはたくさん発売されているため、どれを選ぶかは難しいですが、その中でもおすすめのモデルを紹介します。

1位:テーラーメイドゴルフ スパイダー ツアー トラス TM2 パター

左右に散らばらず方向性が良く、安定したストロークができるパター。硬い打感なので手元に打感が伝わってくることが好きな人に向いています。

スイートスポットが大きいため、センターシャフトパターのデメリットとなるフェース開閉時のミスを軽減できます。

また、カラーや花道からの寄せでの打ち損じも軽減させます。

2位:テーラーメイドゴルフ Spider EX ゴースト ホワイト センターシャフト

テーラーメイド独自の「フルーテッドシャフト」を採用したパターです。

新開発の「PURE ROLL 2」「3ドットアライメント」が融合されたモデルは、安定性、寛容性に加えて打感にまでこだわりをもって設計されています。

ターゲットに対して明確なラインをイメージさせる3ドット、反射率の高い白のカラーリングを採用しているなど実用性を追求しています。

3位:オデッセイ ホワイト・ホット OG #1WCS パター

ボールのカバーと同じ素材を使用していることから、インパクトの相性が良い点が特徴のパターで、ソフトではあるもののしっかりとボールが転がってくれます。

ソールにアジャスタブルソールウェイトを搭載したことで微調整を可能にした点や、ハイトウデザインで適正なポジションを導くきます。また、低重心なので打点が低めの人におすすめです。

4位:オデッセイ ELEVEN CS TOUR LINED パター

ヘッド後方ではなくヘッド前方にウレタン樹脂のTPUと比重の軽いアルミニウムを使用して重心を置いた浅重心設計を採用し、フェースの後ろにあるトウ・ヒール部にソールウェイトを設置したことで慣性モーメントが高くなっています。

それにより、芯を外した場合でも想定した距離、方向とのズレの減らします。また、ネオマレットのパターですが高い操作性が特徴で、使用しているツアープロも多く見かける人気モデルです。

5位:ピンゴルフ タイン C パター

角型形状の大型ヘッド周辺にバランス良くウェイトを配分しているため、打点のズレを防いで安定したボールの転がりを実現するなど、センターシャフトのメリットを最大限に生かしたパターです。

フェース側のトゥ・ヒールに重量周辺配分を行ったことでヘッドの重心エリアが拡大。ボールを捕まるのが簡単になるほか、打感にも定評があります。

まとめ

まとめ イメージ画像

センターシャフトパターはその独特の設計なので「誰にでもマッチするパター」ではなく、ゴルファーを選びます。

そのためセンターシャフトパターを選択する際にはメリットとデメリットを十分に理解するだけではなく、自分のプレースタイルに合ったものを選ぶことが重要です。

自分に合ったセンターシャフトパターを見つけることでグリーン上でのパフォーマンスは大きく向上するでしょう。

(写真:Getty Images)

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