my caddieノート

ゴルフクラブの種類、セッティングの基本やバッグに入れられる本数は?

更新日:2024/05/31 18:48
ゴルフクラブの種類、セッティングの基本やバッグに入れられる本数は?
久常涼(写真:Getty Images)

 

ゴルフを上達させる上で重要なことの一つが、ゴルフクラブを理解し、バランスのいいクラブセッティングを組むことです。たくさん練習をしても上手く行かない方は、もしかしたらその原因はゴルフクラブにあるかもしれません。今一度、ゴルフクラブやクラブセッティングについて考えてみましょう。

ゴルフクラブの種類

ゴルフクラブは6種類の分けられます。飛距離が出るゴルフクラブから並べると、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターとなります。

ゴルフは飛ばすだけのスポーツではなく、ティーイングエリアからショットを打って、第2打目、第3打目と打ってグリーンに乗せて最後はパッティングをします。その為には正確に距離を打ち分ける必要があります。

例えば600ヤードのロングホール(パー5)ならばドライバーで250ヤード、フェアウェイウッドで200ヤード、アイアンで150ヤードという具合。アイアンでグリーンをキャッチできなければウェッジを使うことになります。

また、長い距離が残ってもライの状況次第ではウェッジを持ったり、短い距離でもユーティリティを持ってアプローチをしたりと、上手に14本を組み合わせることにより好スコアが期待できます。

ドライバー

ドライバーはゴルフクラブの中で最も飛距離が出て、ヘッドのサイズが大きく、シャフトが長くて軽いクラブです。

基本的にドライバーはティーイングエリアにティーアップして打ちます。アッパーブローかレベルブローに打つとボールがより飛びます。ロングホールの第2打目で直ドラ(フェアウェイからドライバーで打つこと)をするツアープロもいます。

ドライバーでのティーショットが上手く行くと、セカンドショットも気持ちよく打てるのでパーオン率も上がります。一方、ドライバーショットが大きく曲がって隣のホールやOBになるとスコアメイクは難しくなってしまいます。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドはその名の通り主にフェアウェイから打つゴルフクラブです。ドライバーよりは飛ばないですが、曲がりも少なく方向性を出しやすいゴルフクラブです。

種類は主に3番ウッド(スプーン)、4番ウッド(バフィー)、5番ウッド(クリーク)、7番ウッド、9番ウッド、11番ウッドとあり、大きい番手になればなるほどシャフトは短くなり、ロフトが寝てくるので飛距離は出ません。

フェアウェイウッドは低くティーアップしてティーショットにも使えますが、地面から打つのが基本。ロングホールの第2打目、フェアウェイが狭いミドルホールのティーショットで使うことが多いです。

ユーティリティ

ユーティリティ(ハイブリッドとも呼ぶ)はフェアウェイウッドとアイアンの良い所をとったゴルフクラブです。種類はウッド型ユーティリティとアイアン型ユーティリティに分かれます。

ユーティリティは万能なクラブなため、ツアープロ(特に女子プロ)でも3本くらいバッグに入れていることも。アマチュアにとっても使いやすいゴルフクラブで、特にロングアイアンの代わりとなるため、長い距離が残ってもユーティリティならグリーンを狙うことができます。

アイアン

アイアンは方向性やコントロール重視、飛距離を打ち分けるためのゴルフクラブです。最近のアイアンセットは5番を除いて6番から入っていることが大半です。

番手は3番から9番まであり、3番が最も飛んで、9番が最も飛ばない番手です。3番から5番をロングアイアン、6番から8番をミドルアイアン、9番をショートアイアンと呼びます。

また、番手間の飛距離は約10ヤード刻みになるよう設計されています。6番と7番が10ヤード差なのに、7番と8番が20ヤード差だとスコアメイクは難しくなります。

ウェッジ

ウェッジは基本的に100ヤード以内の距離を打つクラブです。ウェッジの種類はピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジに分かれています。

ピッチングウェッジとアプローチウェッジはフルショットもできれば、グリーン周りのアプローチにも使用できます。サンドウェッジでフルショットをすることはあまりなく、バンカーから脱出するため、ロブショット(高い球を打つ)をするために使用します。

ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジのロフト角の差はアイアンのように均等がベスト。しかし、ツアープロのように明確な目的があるのであればバラバラでも問題ありません。

パター

パターとはグリーン上でボールを打って、カップに入れるためのゴルフクラブです。打てる状況であれば、グリーン周りから使用する場合もあります。

パターの種類はブレード型、マレット型、ネオマレット型、L字型など色々とあり、シャフトの素材や長さ、パターの重量もモデルによって大きく異なります。

パターが決まらなければスコアにならないので「パットイズマネー」とも言われます。逆にショットが荒れてしまっても最後にパットが決まってくれれば、スコアはまとまってくれます。

ゴルフクラブは14本まで

ゴルフクラブは14本までと決まっています。極端に言えばプロゴルファー猿みたいに1本でもプレーできますが、15本でプレーしたらペナルティになります。

初心者はハーフセット(7本セット)でも十分ですが、上達してきたらフルセット(14本セット)にしたり、クラブフィッティングをして自分に合った14本を選ぶという楽しみがあります。

ゴルフクラブセッティングの基本

ゴルフクラブセッティングの基本を見ていきましょう。

飛距離の差を考える

クラブセッティングはドライバーからウェッジまで飛距離のギャップが出ないように組みましょう。

パターを除いて13本と考えて、例えば最も飛ぶドライバーが270ヤード、最も飛ばないサンドウェッジが70ヤードなら、約16ヤード刻みで組むのがベスト。これがある番手間は5ヤード、ある番手間は20ヤードなどバラバラだとスコアメイクが難しくなります。

どの番手を持っても打ちやすいようにする

ゴルフは1ホールで同じクラブを2回続けて使用することは少ないです。第1打目でドライバーを打ったら、第2打目はフェアウェイウッドやアイアンと別のクラブを使うため、いつどの番手を持っても打てるようなゴルフクラブを選ぶ必要があります。

例えば、ドライバーを打った後のアイアンが極端に重かったり軽かったり、シャフトが硬すぎたり軟らかすぎたりするとナイスショットは打てません。そのためにはフィッティングをして、重量やシャフトのフレックスを合わせる必要があるのです。

まとめ

この記事ではゴルフクラブの種類やクラブセッティングの基本などを解説しました。各ゴルフクラブを理解し、バランスよく14本のゴルフクラブを選ぶことができればスコアアップも望めるので、練習も大事ですがゴルフクラブも大事だと言うことを覚えておきましょう。

  1. my caddie
  2. my caddieノート
  3. ゴルフクラブの種類、セッティングの基本やバッグに入れられる本数は?
×