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ゴルフシューズの特徴と選び方|素材別お手入れ・保管方法も解説

2024/04/05 10:42
ゴルフシューズの特徴と選び方|素材別お手入れ・保管方法も解説

 

ゴルフシューズはゴルフのラウンドに欠かせないギアの一つですが、様々なタイプがあります。そのため、いざゴルフシューズをと思っても、どれを選べば良いのか分からない方も多いようです。

この記事では、ゴルフシューズの種類やデザインの特徴、さらには選び方や手入れ・補完方法まで紹介します。

ゴルフシューズの特徴|スニーカーとの違いは?

ゴルフシューズの特徴 イメージ画像

ゴルフシューズとスニーカーはそれぞれ目的が異なりますが、最大の違いはソールにあります。

ゴルフシューズのソールはグリップ性・安定性向上のためにデザインされていることから、スイングの安定性を高め、スイングの際の力を最大限に伝えるなど、ゴルフのパフォーマンスアップに影響します。

また、ゴルフは雨天時に行われることもあり、雨天・悪天候時でも快適にプレーできるよう、多くのゴルフシューズに防水加工がされている点もスニーカーとの違いです。

ゴルフシューズの種類

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ゴルフシューズは大きくソフトスパイクとスパイクレスの2種類に分けられ、ゴルフシューズの購入にあたっては、それぞれの特徴を把握することが重要になります。

そこで、ソフトスパイク、スパイクレスそれぞれのゴルフシューズの特徴を紹介します。

ソフトスパイク

靴底にプラスチック製の鋲(スパイク)が取り付けられており、地面に食い込むことでスイング時の安定性を高めます。

ただし、使用する毎にすり減ることから取り換える必要がある点や、スパイクを取り付けることで一般的なシューズよりも重量感が増えるため、ある程度慣れが必要など注意すべき点もあります。

一方で、グリーンを傷つけるリスクが少ないことからゴルフコースのメンテナンスに配慮されているなど、ゴルフ業界全体に良い影響を与える点も特徴です。

スパイクレス

その名称が示すように、スパイクがないタイプのゴルフシューズです。

靴底にデコボコがあることで滑りにくい構造となっているため、自然な歩行感覚を得られることからコンクリートの上でも歩ける点や、履いたまま車を運転できるなど普段履きにも使用できます。

ソフトスパイクと比較すると手入れが簡単で重量が軽い等、初心者でも取り扱いやすいです。

ただし、プレー面に目を移すと、自分の体重をしっかりとスイングに伝えることができるソフトスパイクと比較すると、しっかり感は劣ります。

ゴルフシューズのデザイン

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ゴルフシューズにはデザインの違いもあります。 細かいデザインの違いを挙げると多種多様ですが、大きく下記の4つのデザインに分類できます。

・靴ひもタイプ
・ダイヤル式
・天然皮革
・合成皮革

あくまでもデザインの違いなので、好みのデザインを選んでも問題ありません。ここではそれぞれの特徴を紹介していきましょう。

靴ひもタイプ

スタイル、カラーバリエーションともに豊富な靴紐タイプは、一般的なスニーカー同様、紐を手で結ぶので締め具合の微調整が可能です。

選択肢が多いため好みのデザインを選べる点、紐だけ変えることでオリジナリティを演出できる点や、自分にマッチした締め心地・履き心地を実現できる点がメリットですが、紐が解ける場合があります。

プレー中に紐が解けてしまった場合、プレーを中断して結び直さなければならず、周囲に迷惑をかけてしまったり、集中力が切れる点がデメリットです。

ダイヤル式

足の甲やかかとに装着されているダイヤルを回すことで紐を締め付ける仕組みなので、靴ひもタイプのように靴を履く度に結ぶ必要がないので脱ぎ履きが楽です。

難点としては、ダイヤルが壊れた場合に不便となる点や、モデルによって締まる場所が異なるため、自分の足にフィットするのか不明瞭な点が挙げられます。

そのため、購入する際にはフィーリングではなく、試し履きを行い、自分の足にフィットするのかを確認することが大切です。

天然皮革

クラシックなデザインで根強いファンが多数います。

天然の皮革なので、一般的な革靴同様、履けば履くほど自分の足にフィットしていくため、靴に対して愛着を持てる点が特徴です。

一方で、水に弱いため雨天時のプレーに適していない点や皮なので手入れが必要な点、さらには他のデザインと比較して高額な点がデメリットです。

こだわりのある人にとっては、これらのデメリットも個性の一つと捉えることができますが、コストパフォーマンスを求めるゴルファーにとっては敬遠される理由となっています。

合成皮革

天然の皮革よりも安価なものが多い点や雨・汚れに強い点やケア・メンテナンスが簡単な点など、天然の皮革のデメリットを克服している点がメリットです。

ただし、経年劣化によって傷みやすい点やモデルによってはチープ感が強く、上質感を求めるプレイヤーからは敬遠される傾向が強いです。

チープ感はあっても皮革の質感を求めるゴルファーに適していますが、高級感や上質感を求める場合、天然皮革の方がマッチします。

ゴルフシューズの選び方

ゴルフシューズの選び方 イメージ画像

ゴルフシューズにはソフトスパイク・スパイクレスの違いだけではなく、靴ひもやダイヤル式、天然・合成の皮革など様々な種類があります。

多くの選択肢が用意されていることから、ゴルフシューズ選びに迷う方も多いようです。ポイントとなるのはゴルフシューズを選ぶ際、長時間歩きやすいのか、脱ぎ履きのしやすさや防水性です。

ここでは、いくつかの観点からゴルフシューズの選び方を紹介します。

初心者へのおすすめはスパイクレス

スパイクレスはソフトスパイクと比較するとグリップ力が弱いですが、近年のスパイクレスシューズはグリップ力が強いものも登場しています。

軽量でスニーカー感覚に近い点や、手入れが簡単でゴルフ以外のシチュエーションでの利用も可能な点から、コストパフォーマンスが高いので初心者におすすめのタイプです。

まずは試しにゴルフシューズをと考えている初心者、あるいはとりあえず用具をと考えている初心者のニーズにマッチしたタイプです。

汚れに強く洗いやすいのは合成皮革

汚れても水洗いが可能で、撥水性が高いことからすぐに乾くため、悪天候時のラウンドでも快適にプレーできます。

ゴルフシューズは晴天時の利用ではあっても草や砂・泥による汚れが付きやすいため、手入れが求められます。

皮革用のクリーナーや靴用シャンプーの使用が推奨されている天然皮革はプレーの都度、丁寧に洗わなければなりませんが、合成皮革であれば手入れも簡単です。

また、天然皮革と比較すると安価な点もポイントです。

デザインにこだわりたい人はクラシックタイプ

クラシックタイプはデザイン性の高いものが多いです。

ツアープロも伝統的な靴ひもタイプが多いため、ツアープロと同じもの、あるいは同じようなスタイルでゴルフを楽しみたい人、足元までおしゃれを楽しみたい人はクラシックタイプがおすすめです。

ただし、クラシックタイプは天然皮革素材のものが多いため、メンテナンスの手間がかかる点や、それなりに高額なタイプのものが多い点には注意が必要です。

ゴルフシューズ人気ブランド3選

ゴルフシューズ人気ブランド3選 イメージ画像

どのゴルフシューズを選べばよいのか迷っている人は、人気ブランドから選ぶのも手です。

ゴルフシューズを販売しているメーカーは多々ありますが、ここでは下記の3つの人気のブランドを紹介します。

・プーマゴルフ
・アディダスゴルフ
・ニューバランスゴルフ

ブランドによって嗜好が異なるので、それぞれのブランドの特徴を把握しておきましょう。

プーマゴルフ

初心者から上級者まで使える幅広いラインナップと、当日のコーディネートに合わせやすい多様性のあるデザインの幅広さが特徴です。

かかとがやや浅めにできているモデルが多いことから、ゴルフのプレー中にかかとのやや上の方が痛くなりやすい人におすすめのメーカーです。

指の付け根がやや広めではありますが、指先が細めのシルエットとなっているため、指が当たる場合には1サイズ大きいものを履いた方が快適性が高まります。

アディダスゴルフ

アディダスといえばスタンスミスが有名ですが、アディダスゴルフではコードカオスというモデルが渋野日向子選手、畑岡奈紗選手など人気の選手が履いていることから高い人気を集めています。

2種類のクッショニングをつないだことでグリップ力・歩行性能・安定性に働きかける点、直に足をホールドしながらファスナーを開閉できる快適性、さらにソールに屈曲性をもたらすことで、安定性・快適性を共存させるなど、魅力的な機能が多数搭載されています。

ニューバランスゴルフ

スニーカーでも定評のある履き心地は、ゴルフシューズでも健在です。

反発弾性と軽量性を両立させたキーテクノロジー「FuelCell」を導入したものも多く、アッパーのしなやかさ・柔らかさなど、ゴルフ特有の「長時間プレー」と「様々な地形でのグリップ」を想定したシューズである点が特徴です。

ゴルフシューズのお手入れ・保管方法

ゴルフシューズのお手入れ・保管方法 イメージ画像

ゴルフシューズのお手入れと保管方法は、長期間にわたって快適なプレーをするために重要。決して購入して終わりではなく、プレーの都度、しっかりと手入れをしなければ、長く使用することはできません。

そこで天然・合成皮革それぞれの手入れ・保管方法を紹介します。 ゴルフシューズと長く付き合うためにも覚えておきましょう。

天然皮革

天然皮革のゴルフシューズは、手入れを容易なものにするために、プレーの前に防水スプレーを使用することをおすすめします。

特に悪天候時のプレーでは防水スプレーを使用することで劣化を軽減します。 プレーした後、汚れが目立つ場合は、柔らかいブラシや湿った布を使って優しく汚れを落とします。
換気の良い場所で乾燥させた後、定期的にクリームなど使用して皮革を守りながら柔らかさを保ちましょう。定期的に換気を行い、湿気が籠らないようにしましょう。

合成皮革

合成皮革のゴルフシューズは、天然皮革と比較するとケアが簡単です。

汚れた場合は、水で濡らした布で汚れを拭き取り、乾いた布で拭き取るだけで十分です。 汚れがひどい場合には、合成皮革用のクリーナーを使用して汚れを落とすのもよいでしょう。

水洗いが可能なので水を使用しての汚れ落としが可能なことから、天然皮革ほど気を使う必要がありません。

しかし、水を使用できるとは言え湿気は好ましくありませんので、定期的に換気することが大切です。

まとめ

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ゴルフシューズの種類や特徴、選び方やお手入れについて紹介しました。

ゴルフシューズはゴルフのプレーにおいて必要不可欠なアイテムであり、それぞれ特徴が異なることから、自分に合ったゴルフシューズを選ぶことが大切です。

力の伝わり方など、細かい部分までこだわるのであれば店頭で試着するだけではなく、実際にスイングを行うなどして体重移動や力のかかり具合を確認し、納得できるゴルフシューズを選ぶことが大切です。

(写真:Getty Images)

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