ゴルフボールおすすめランキング10選|特徴や選び方は?
ゴルフギアは高価なため、頻繁に新しいギアを買うのは現実的ではないですが、ゴルフボールは例外。もちろん高価なボールもありますが、新発売されればすぐ試してみるという方もいるでしょう。
しかし、結局どのゴルフボールを選べばいいか分からない方が多いので、この記事ではボールの特徴やおすすめのモデルを紹介します。
ゴルフボールはコアと呼ばれるセンター部分をカバーでコーティングしており、2ピース、3ピース、4ピース、5ピース構造になっています。
また、コアやカバーの素材はコアがゴム、カバーがウレタンというのが主流で、公認級の規格は45.93グラム(1.62オンス)以下、直径42.67ミリ(1.68オンス)以上で、初速制限、トータル飛距離規制を越えてはいけません。
ボルフボールはスピン系とディスタンス系に分けられます。
スピン系はアプローチショット時のスピン性能を重視したタイプです。
コアが硬くてカバーが柔らかいので、フェースに食いついてスピンがかかります。飛距離よりもスピンを重視する人向けのボールで、ツアープロや上級者が好む傾向にあります。
飛び系と呼ばれることもあるように、遠くに飛ばしたい人向けのボール。スピン系とは異なり、コアのゴムが柔らかくカバーが硬いです。
そのため飛距離が出やすい、バックスピン量を抑えて吹き上がりを防止、ランを稼げるという特徴があります。ただし、スピンの効いたアプローチショットは打ちにくくなります。
ゴルフボールは初心者なら「硬さ」「ディンプル数」「カラー」「価格」で選び、中・上級者は「ヘッドスピード」「弾道」「プレースタイル」も考慮しましょう。
初心者向けのゴルフボールの選び方を紹介します。
スイングスピードとボールの硬さによって飛距離は変わります。
スイングスピードが遅いと柔らかいボールの方が飛び、ヘッドスピードが速いと硬いボールの方が飛ぶ傾向にあります。
このことから、スイングスピードがあまりない初心者は、柔らかいボールを選んだ方が飛距離が出ます。
ゴルフボールの表面にはディンプルと呼ばれる凹みがあります。
一般的に一つのボールには300〜450のディンプルがあり、多ければ多いほど球は上がりやすく、飛距離が出ます
しかし、吹き上がり過ぎると飛距離が落ちるため、450が300より優れているというわけではないです。スイングスピードが速ければディンプル数が少ないボールでも球は上がってくれます。
とはいえ、初心者はディンプル数が多いボールを選ぶと良いでしょう。スイングスピードが上がってきたら、ディンプル数を落とすという考えもアリです。
カラーは好みの問題だけではありません。打ったゴルフボールを視認できなければ、ショットの良し悪しが判断しにくくなります。
そのため初心者の場合、ボールの行方を追いやすいイエローかホワイトのボールを選ぶと良いでしょう。
初心者の場合、OBや池ポチャなどでゴルフボールをロストする機会が多いので、安価なボールを購入しましょう。
ただし、安価なボールといっても、ロストボールをパックにしたようなボールを買う必要はありません。ツアープロが使用するようなボールは高いですが、アマチュア向きのボールは新品でも安いです。
最初からツアープロ向けのボールを使うと、ロストした時に「高かったのに…」とメンタル的にきてしまうので、ロストは初心者のうちはしょうがないと割り切って、失ってもいいくらいの価格のボールを選ぶと良いでしょう。
中級者・上級者へとステップアップすると、初心者とは違った観点からのゴルフボール選びが重要になります。
中級者・上級者ともなれば自身のヘッドスピードを把握していることでしょう。
ゴルフボールのパッケージには、推奨ヘッドスピードが記載されていることが多いので、それを参考にボールを選ぶことをおすすめします。
高弾道を謳うゴルフボールは多いですが、全員にその高弾道なボールが適しているわけではありません。高弾道になり過ぎていることでゴルフがまとまらない人もいるのです。
なので、ディスタンス系でもスピン系ボールでも、どのような弾道のショットを打ちたいかを決めてから、選びましょう。
プレースタイルによってもゴルフボール選びは変わってきます。
中・上級者になれば得意なこと苦手なことが分かると思います。例えば、飛距離が出ないからディスタンス系ボールを使う、逆に飛距離が出ないという欠点を補うのではなく、得意なアプローチショットの精度をより高めるためにスピン系ボールを使う、という具合です。
飛距離を左右する要素としては「初速」「スピン」「圧縮性」が挙げられます。飛距離を伸ばしたいと人は練習も大事ですが、ゴルフボールが飛ぶメカニズムを学ぶ必要もあります。
飛距離は初速が速ければ速いほど伸びます。初速はスイングスピードによって決まりますが、スイングスピードはスイングとパワーのバランスで決まります。
「安定したスイングが大切」と言われているのはそのためで、スイングを安定させることでスイング、パワーのバランスが良くなり、飛距離が出るようになります。
一般的に、スピン量が増えることでゴルフボールが浮きやすくなり、飛距離が伸びます。
しかし、ボールが上がりすぎると飛ばなくなり、風の影響も受けやすくなるため、最も飛距離が出るスピン量を知る必要があります。
インパクト時、超スロー映像で見ると、ゴルフボールは潰れています。その潰れが反発力というもので、一瞬ではありますが潰れれば潰れるほど反発力が高くなり、飛距離が出るようになります。
おすすめのゴルフボールを紹介します。
ソフトなフィーリングとアプローチスピン性能を重視したボール。グリーン周りのパフォーマンスを上げるために、改良されたコーティングとコア構造を採用しています。
タイガー・ウッズが認めたゴルフボール。フェースに食いつくソフトな打感、スピン系ボールですがディスタンス性能も高く、スピン性能はウッズのいう「ディープ感」があり、傷がつきにくいのも大きな特徴です。
PGAツアーで最も使用率が高いゴルフボール。プロV1xは高弾道で飛ばしながら、しっかりと止めたい人向け。プロV1と比べると、高めの中高弾道で、長いクラブのショットでのスピン量はやや多く、打感はソフトです。
テーラーメイド史上、最も速く飛ぶTP5xは、4層でキャストウレタン素材を使用した独自の5ピース構造。また、約10年ぶりに一新された新設計ディンプル形状により、インパクト直後から空気抵抗を減らしてくれるほか、ロゴがターゲット方向に合わせやすいように特徴的なデザインになっています。
アイオノマーカバー、ロースピンラバーコアによる2ピースで、ディンプル数368のゴルフボールです。
ホワイトだけではなく、イエロー、オレンジ、グリーンとカラーバリエーションも豊富で、Japan Long Drive Championship日本大会公式球に採用されたことから信頼性の高いゴルフボールです。
CHROME SOFT X LSはロースピン系のボール。強弾道を生むこのボールは、従来とは異なるウレタンカバーを採用しており、グリーン周りからのアプローチがよりしやすくなったことに加え、前作よりもややスピンを抑えているので、風にも左右されず、空気を切り裂くように飛んでいきます。
高い飛距離と優れたスピンコントロールを兼ね備えた、上級者向けの高性能ボールです。
打球感が非常にソフトでありながら、グリーン周りでの優れたスピン性能を実現。特に、速いスイングスピードのプレーヤーに最適化され、最大限のパフォーマンスを引き出すために設計されています。
世界中のトーナメントで実績のある高性能ボールで、スピード・スピン・打感のすべてのトータルパフォーマンスを実現しました。
プロV1xに比べて、高さが抑えられた弾道でスピン量はやや少なく、よりソフトな打感が特徴。飛距離性能を発揮しながらも正確なショットで、スコアアップが期待できます。
先進技術を駆使して開発された高性能ゴルフボールです。より飛ばしたいゴルファーに向いているのですが、ティーショット時の飛距離性能のほか、アプローチショット時のコントロール性も兼ね備えています。
マッスルコアによって低スピンと高初速を実現し、更なる飛距離アップを目指したディスタンス重視モデルにもかかわらず、グリーン周りでのスピンコントロール性能も優れており、繊細なアプローチもできます。
ゴルフボールについて飛距離を伸ばすための要素や選び方、おすすめモデルを紹介しました。
ツアープロレベルでも、選ぶボールによってスコアが変わるほどボール選びは大切です。今回紹介したボールを含め、いろいろなボールを試してスコアアップを目指しましょう。
(写真:Getty Images)