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アプローチの打ち方や練習方法|ゴルフはショートゲームが命!?

更新日:2024/09/23 15:20
アプローチの打ち方や練習方法|ゴルフはショートゲームが命!?

 

ゴルフで良いスコアを出すためにはアプローチの技術を磨く必要があります。この記事ではアプローチの基本、打ち方や練習方法を紹介します。

ゴルフのアプローチとは?

アプローチの基本 イメージ画像


ゴルフで良いアプローチをするためには「クラブ選び」「スタンスとグリップ」「打ち方」「ピンへの狙い方」を考慮する必要があります。

クラブ選び

アプローチ用のクラブはピッチングウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジ、アイアンなどがあるので、残りの距離や描きたい軌道で選びましょう。

サンドウェッジ(SW):グリーン周りで高い弾道のショットを打つのに適しています。

アプローチウェッジ(AW):SWとPWの中間に位置しているクラブで、中距離のアプローチに向いています。

ピッチングウェッジ(PW):距離が出やすいことから標準的なアプローチに使われています。

ショートアイアン(8番、9番):距離を必要とするアプローチや転がすショットに向いています。

ミドルアイアン(6番、7番):少し遠い距離からのアプローチや低い弾道で転がすショットで使用します。

スタンスとグリップ

アプローチでは、両足の間にこぶしが1つ入る程度を目安に構えます。ボールはスタンスの真ん中からやや右側、グリップはやや短めに持つことでボールとの距離が近くなり打ちやすくなります。

スイング中は体重移動をせずに、体重は左足に60~80%をかけた状態で打ちます。そのとき左足にどれだけ体重をかけるかがポイントになるので、色々な形を試して自分に合うものを見つけましょう。

打ち方

スタンスを狭くし、体重を左足にかけ、ハンドファーストで構え、ボールはスタンスの中央かやや右に置いて小さなスイングで打ちます。

ここでポイントになるのが腰です。腕と体を一体化させ、体の回転でスイングします。腕ではなく腰の回転で、ボールに対して打ち込むようなイメージで、距離感はスイングの大きさで調整します。

ボールを低く打ち出したい場合は、さらに左足に体重をかけます。体が回転しにくいと感じる場合は、オープンスタンスで構えましょう。フォロースルーさせることで体を回転させやすくなります。

ピンへの狙い方

ピンの手前を狙う場合、グリーンの傾斜により、着弾したボールの転がり方が変わることも踏まえて弾道をイメージします。

一方、ピンを直接狙う場合、高い球かスピンを効かせて狙うと良いでしょう。

とにかくポイントになるのはイメージです。例えば、他のゴルファーのショットを見て、風の状態を確認するなどイメージを描くための情報を収集することが大切です。

アプローチの打ち方【ロブショット】

アプローチの打ち方|1.ロブショット イメージ画像


ロブショットは主に「障害物を越える必要がある時」「グリーンエッジからピンまでの距離が短い時」「グリーンの傾斜が下がっている時」に有効なアプローチショットです。

クラブの選択

ロブショットではロフト角が54度以上のサンドウェッジの使用が一般的で、特に多いのが58度、60度です。

60度以上のロブウェッジを使用するツアープロもいますが、ツアープロは高い技術を持っているからこそなので、一般的なゴルファーは58~60度のロブウェッジを使いましょう。

スタンスとボール位置

スタンスはオープンでボールは左足かかと、またはそれよりも左にセットします。ボールを高く上げるために、クラブのフェースを開いて構えると、クラブのロフト角がさらに大きくなります。

フェースを開いた分、体を左に向けてスタンスをオープンにするよう心がけましょう。これにより、高い球を打つための準備が整います。

オープンの角度は個人差が出る部分なので「オープン気味」という点を踏まえ、しっくりするスタンスを探しましょう。

スイング

フェースの向きを変えずに、大きくゆっくりと一定のリズムで思い切り振り抜きます。ボールの下をすくうようなイメージでのスイングが理想ですが、躊躇するとミスのリスクが高まります。

ポイントになるのは遠心力です。筋力で飛ばすのではなく、遠心力とリズムで高く飛ばすイメージを持つとボールが上がりやすいです。

アプローチの打ち方【ピッチ&ラン】

アプローチの打ち方|2.ピッチ&ラン イメージ画像

ピッチ&ランは主に「グリーンまでの距離が中途半端な時」「グリーンの状態が良い時」「風が強い時」「障害物がない時」に有効なアプローチショットです。

クラブの選択

サンドウェッジから8番、9番などのショートアイアンを選びます。ピンまでの距離やグリーン周りの状況に応じて選びますが、一般的にロフトが立っているショートアイアンが向いています。

スタンスとボール位置

肩幅よりも少し狭いスタンスを取ります。ボールはスタンスの真ん中より右に置きましょう。そうすることで球を低く出せます。

スイング

手や腕ではなく、体全体を使ってスイングをしましょう。

体重は左足にかけ、インパクト時には左足体重で打ちます。バックスイングは上げたとしても腰の高さまで。フェースは自然に開閉するよう心がけましょう。

大切なポイントは低い弾道を意識することです。高く上げてしまうとランの距離が短くなってしまいます。

アプローチの打ち方【ランニング】

アプローチの打ち方|3.ランニング イメージ画像

ランニングアプローチは主に「グリーンまでの距離があるとき」「障害物がないとき」「グリーンが硬いとき」「風が強いとき」に有効なショットです。

クラブの選択

ロフトが立っているピッチングウェッジや7~9番アイアンはボールが低く出て転がりやすいためおすすめです。

スタンスとボール位置

スタンスは狭く、ボールは右足寄りにセットします。スタンス幅を狭くすることにより、手元と体の位置が近づき、振り抜きやすくなります。

スイング

パットのように振るのがコツです。大きく振ると球が強く出てしまい、グリーンから出てしまうかもしれません。キャリーとランの比率は「1:4」になるのが理想です。

アプローチの練習方法

ベタピンに寄せる!アプローチの練習方法 イメージ画像

アプローチの技術を上げるために「落とし場所を決めて打つ練習」「ピッチエンドランを基準にする練習」「アプローチの距離感を調整する練習」「左手打ちの練習」「ヘッドカバーを使った練習」をしてみましょう。

落とし場所を決めて打つ練習

練習場で10ヤード、20ヤードの看板があれば(なければ自分で何かしらの目印を見つける)そこに落とす練習をしましょう。落ちた後のランは気にしないでOKです。

振り幅が同じでもウェッジの種類によってキャリーが変わるため色々と試してみましょう。理屈ではなくフィーリングで覚えることが大切です。

ピッチ&ランを基準にする練習

ピッチ&ランはアプローチの中でよく使うショットなので、ピッチ&ランを基準にする練習をしましょう。

キャリーとランのバランスを考えながら、ボールの位置を変えながら理想的なショットを打てるように練習します。

ポイントになるのはランです。どのくらい転がるかはグリーンの状況にもよりますが、練習をたくさん積み重ねることで分かってきます。

アプローチの距離感を調整する練習

フルショットの距離を把握し、それを基にアプローチの距離感をフルショットから引き算式で覚える練習です。

10ヤード、20ヤード、30ヤードなど引き算の答えを元に、異なる距離からのアプローチ練習を行うことで、力加減と距離感を把握しましょう。

本番で起こらないような距離感の練習をするのではなく、本番でよくある場面での練習が大切です。

左手打ちの練習

手首の使い方を覚えるために、左手だけでボールを打ちます。左手だけでしっかりとコンタクトができるようになると、両手で握った時には簡単に感じます。

こちらは自宅でもできる簡単な練習法であり、かつスイングの軌道を安定させるために効果的です。特に素振り程度であれば自宅でも行えるので、空き時間などに左手だけで素振りしてみましょう。

ヘッドカバーを使った練習

ヘッドカバーを両腕に挟んだままスイングすることで、体の回転で打つ感覚を掴むことができます。

状況によっては手だけを使ったアプローチをすることもありますが、基本的には体の回転で打つとナイスアプローチになる確率が上がります。

まとめ

まとめ イメージ画像

ドライバーなど大きいクラブのショットが不安定でも、アプローチショットでカバーできればスコアはまとまってくるので、この記事を参考にショートゲームを磨いて、スコアアップを目指しましょう。

(写真:Getty Images)

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