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パターの握り方はグリーンや技術の進化で変わる?グリッププレッシャーは?

更新日:2024/09/02 17:02
パターの握り方はグリーンや技術の進化で変わる?グリッププレッシャーは?
(C)Getty Images

 

パターの握り方はグリップやパターの種類によっても変わってきますし、グリーンが速いか遅いかでも変わってきます。一昔前まで数種類しかなかったパターの握り方も、今ではたくさんあるため、どう握ったらいいか分からないという初心者の方は多いと思います。この記事では主にパターの握り方やおすすめのグリップなどを紹介します。

パターの握り方は時代で変わる?

一昔前はクロスハンドで構えたり、クロウグロップで握るプレーヤーはいませんでした。その理由はグリーンが重く、ボールを転がすというよりも、強く打たなければカップに届かなかったからです。

しかし、近年はPGAツアーなどのグリーンが高速になったことや、パターそのものが進化したことにより、強く打つ必要もなくなり、やさしくストロークすればカップに届くようになりました。

なので、力を入れることができる握り方よりも、リラックスして握れるグリップの方が実践的となり、クロスハンドやクロウグリップなど色々な握り方をするツアープロが増え、それが影響して一般アマも真似するようになったのです。

代表的なパターの握り方

パターの握り方はある面、無数にあります。片手で握ってもいいですし、右手と左手を逆にして握っても問題ありません。ストロークが安定する、距離感を出しやすい、しっくり来る握り方であれば何でもいいのです。

ここでは代表的な握り方を紹介します。その握り方は、オーバーラッピング、クロスハンドグリップ、クロウグリップです。

オーバーラッピンググリップ

オーバーラッピングはドライバーやアイアンショットなどと同じように、右手の小指を左手の人差し指に乗っける握り方です。最もオーソドックスな握り方なので、初心者はこのグリップからスタートしましょう。

クロスハンドグリップ

クロスハンドグリップとは、左手と右手を交差させて握るパターグリップのスタイルです。右手を上に左手を下に置くことで、左手首がストローク中に甲側に折れないため、フェースの向きが安定するため、直進性の高いパッティングができます。

クロウグリップ

クロウグリップは、左手は普通に握りますが、右手はハサミのように使う握り方です。クロウグリップは右手に力が入り過ぎてしまうことがあるので注意が必要ですが、手首の動きを抑えることができるため、引っかけやプッシュを防ぎたい人におすすめの握り方です。

パターを握る強さは?

パターの握り方の強さは、ストロークの安定性やボールの転がりに大きく影響します。強すぎるグリップは手首が硬直し、スムーズなストロークが難しくなります。一方で、弱すぎるとクラブがぶれやすく、正確なパッティングが難しくなります。

理想的な握り方は、手首がリラックスし、クラブが自然に動く程度の強さです。一般的に「歯磨きの時のブラシを握る強さ」や「小鳥を優しく握る強さ」と例えられることが多いです。

パターを打つ流れ

パターの握り方から打つまでは下記の通りです。

スタンスを決める:足を肩幅に開き、ボールの位置を確認します。ボールはスタンスの中央より少し左に配置するのが一般的です。

握り方を確認する:パターのグリップを正しく握り、手首の角度をしっかりと固定します。握り方は色々ありますが、特に初心者は最もリラックスできる握り方を選びましょう。

目線を調整する:目線をボールの真上に置き、肩と足のラインがターゲットに対して平行になるようにします。これによりストロークが安定します。

ストロークの準備:パターを軽く振りながら、スムーズなストロークを意識します。この段階でリズムを掴むことが重要です。

実際のストローク:リズムよくパターを動かし、ボールを転がします。フィニッシュの姿勢も重要で、ボールがカップに向かって真っすぐ進むように心がけましょう。

パターグリップの選び方

パターグリップを選ぶ際には、ストロークスタイルや手のサイズに合ったグリップを選ぶことが重要です。手に馴染みやすい素材や形状を選ぶことでパッティングが安定します。自分に合った重量やヘッドバランスのグリップを選ぶことも重要です。

選び方のポイントは、自分のプレースタイルやパッティングの悩みを解消するようなパターグリップを選ぶこと。例えば、手首が安定しない場合はピストル型グリップがオススメです。

太さ・重量・形状・素材の選び方

太さ、重量、形状や素材はパターグリップの選び方において重要な要素です。

まず、太さに関しては、自分の手の大きさや握り方に合わせて選びましょう。大きな手のゴルファーには太いグリップが良く、小さな手のゴルファーには細いグリップが適しています。

重量は、パター全体のバランスやヘッドの慣性モーメントに影響するため重要です。軽いグリップはヘッドが重く感じることがあり、反対に重いグリップはヘッドが軽く感じられることがあります。

形状については、平らな背面のグリップやピストル型グリップなどがあります。平らな背面のグリップは手首の動きを抑えて安定したストロークができ、ピストル型グリップは手首の動きが自然であるため距離感が掴みやすいです。

素材は、ゴム、ポリウレタン、コードなどがあり、自分の手に馴染む素材を選ぶことが重要です。

おすすめのパターグリップ

スーパーストローク フラッツォ 1.0

フラッツォ(FLASTO)1.0(スーパーストローク)


正面が平らで幅広く、五角形の形をしているが特徴。カップに対して真っすぐアドレスしやすく、クロスハンドグリップとの相性が抜群。ジョーダン・スピース選手が使用しているモデルです。

FLATSO(フラッツォ) 1.0のクチコミ評価
7

グリップが古くなった機に、気分転換、リニューアルのつもりで替えました。

正直、グリップ交換でここまで変わるのかと思えるくらいパターが変わります。
5角形グリップの平面感がものすごい効きます。且つ、スパストの持ち味である両手のグリップ感覚は損なわれていません。
1.0くらいだとそこまで違和感はなく、順手で、左手は普通。右手が「あ、太い。」と思える位でした。

パターとは、特にスクエア感の強いパターと相性が良いと思います。
振った時に、スクエア感が強く感じられます。

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ラムキン フラットキャット

フラットキャット(ラムキン)


松山英樹選手やジャスティン・ローズ選手も使用していたことがあるグリップ。独特なフラット(平ら)な形状をしているほか、グリップをさす方向を変えることで、色々な握り方ができます。真っすぐなストロークがイメージしやすいモデルです。

FLAT CATのクチコミ評価
6

パターで右手を使ってしまい、引っ掛けるのが悩みで、掌辺りで平たく面が広いグリップを探していてこのグリップのSVELTEを見つけました。
握った感じ発泡スチローカル感が強く、実際に打つまで気になっていましたが、側面が広くなっているのでいつもより右手を殺すことができ、引っ掛けしづらくなりました。
アクシスワンに入れ、ギアの力に頼りまくった結果、平均パッド数を33まで減らすことができました。
水に濡らした時の滑りは結構あります。

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ゴルフプライド RT ミディアム ピストル

RT ミディアム ピストル


RT(リバーステーパー)シリーズはグリップ下部をワイド、グリップ上部はスリムに設計され、ストロークを最適化し、高いコントロール性能を実現。両手の握りを最適化し、パターのフェースをよりスクエアにヒットすることができます。

まとめ

パターの握り方は代表的なものを試してから、そこから自分でカスタマイズして、最も握りやすい、ストロークがしやすい、リラックスしやすい握り方を見つけることが大事です。握り方が決まればストロークも安定して、カップインする確率も上がり、結果的にスコアも良くなることでしょう。

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