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打感の良さを追求した「Mizuno Pro」S-3アイアン、T-1ウェッジ、T-3ウェッジを生粋のミズノ使いのトーナメントプレーヤーが試打【PR】

更新日:2025/03/01 11:35
打感の良さを追求した「Mizuno Pro」S-3アイアン、T-1ウェッジ、T-3ウェッジを生粋のミズノ使いのトーナメントプレーヤーが試打【PR】

 

ミズノから、打感へのこだわりを追求した「Mizuno Pro(ミズノプロ)」シリーズの軟鉄鍛造アイアン「S-3」と軟鉄鍛造ウェッジ「T-1」「T-3」が発表されました。そこで今回、自身も幼少期からミズノ製のクラブを愛用していたというJGTOトーナメントプレーヤー、中野幹生プロに実際に芝の上から試打をしてもらい、その感想を聞きました。

S-3アイアン「セットに統一感のある顔をしている」


S-3アイアンはミズノによると、JPX 923ツアーの後継モデルとの位置づけ。同社契約プロから多くのフィードバックをもらいながら開発したそうです。ちなみに「S」は「Signature(シグネチャー)」の略で、今後は「S」を冠したツアーパフォーマンスモデルがラインアップされていくとのこと。

中野プロに、まずは構えた印象を聞きました。

「コンパクトさを感じ、操作性はすごくある。ラフからの抜けも良さそう。これは好みですが、ヘッドが小さいほうが私は打つときに集中でき、焦点がボヤけないから好きです」と好印象。

セットの流れについては、「ミズノの歴代のアイアンは、ショートアイアンとウェッジの顔の繋がりが良いのが特徴。そのため、以前はサンドウェッジまでセットで使いやすいのがミズノのアイアンでした。最近は単品ウェッジが主流になってきていますが、このモデルは9番アイアンまでが、ややウェッジ寄りの顔をしているので、ウェッジとの顔の繋がりもとても良くなっています。

 一方、8番からはしっかりとしたアイアン顔になっていて、構えやすくなっています。単品ウェッジとの繋がりにも配慮しながら、セットに統一感のある顔になっていますね」と、長年のミズノユーザーらしい評価が返ってきました。

「これが本当にミズノ!?」その驚きの理由

右がJPX 923ツアーアイアン。


早速、前モデルとなるJPX 923ツアー(以下、JPX)との比較試打を行ってもらいました。

「打感は、JPXの方が弾き感があって、S-3の方がフェースで“食って”いる時間が長く感じます。JPXの打感にはキャビティ感があり、S-3のほうがソフトで、マッスルバックにすごく近い打感です」とのこと。ミズノによると「マッスルバックの周波数に近づけた」というS-3の打感、実際に試打してもそれは体感できるようです。

さらに、芝の上からも両モデルを試打してもらいました。

「アイアンはバウンスがある方が、インパクト時にしっかりとロフトが立つので距離が出るのですが、S-3はJPXよりもバウンスが効いているので、距離をしっかりと安定して出せそう。JPXは、従来通りのミズノの打感、抜け。どちらも同じくらいのヘッドの大きさで、ヘッドが小さいからラフからなど芝に対しての抜けは互角です。

 ただ、JPXの方は地面に対してはヘッドがコンパクトな分、刺さりやすい感じがどうしても出てしまいます。一方、S-3は地面に対してもソールが仕事をしてくれるので、しっかりと抜けが良くなっています」と、特にマットではなく実際に芝の上から打った時の抜けの違いを感じていました。

7番アイアンの比較(左がS-3)。フェースの大きさはほぼ同じ。

左がS-3。リーディングエッジの削りも抜けの良さに貢献している。


ミズノが「ソールに関しては、契約プロ、特にルーク・ドナルド選手や平田憲聖プロのフィードバックが大きかった」と語る通り、日欧のアイアンの名手の意見が確かに反映されているようです。

最後に、S-3 アイアンの総評を聞きました。

S-3とJPXのソールの違いに感心する中野プロ。


「正直、『これが本当にミズノ!?』という、いい意味での驚きがありました。打感や顔の良さはミズノアイアンの良さを踏襲しています。特に、打感はマッスルバックに近いです。ただ、マッスルバックは重心が高いのでしっかり打ち込まないと当たり負けしてしまいますが、このS-3は、ヘッドは薄いけどしっかりとキャビティ構造の良さを生かしていて、当たり負けしにくくなっています。

 そして、“ミズノらしくない”と思わせたのが、地面に対する抜けの良さ。ミズノのこれまでの上級者向けのアイアンは、ちょっとした油断がミスに繋がってしまうようなシビアさがありました。しかし、このS-3は、以前私が使用していたやさしめのマッスルバック、MP-69のような打感の良さがありながら、さらにミスにも強くなっています。打ち込んだ時にフェースが開きにくくなっているため、特にドローが打ちやすいです」と、自身も軽いドローヒッターである中野プロとの相性も抜群のようでした。

トラックマンで計測した、ピッチングウェッジから5番アイアンまでのナイスショット時のデータは以下の通りです(ヘッドスピードはドライバー換算で約47~48m/sで試打、ボールはミズノRB TOUR Xを使用)。

番手 キャリー(yd) トータル(yd) スピン量(rpm)
PW 132 136 9500
9I 148 154 8600
8I 161 168 8300
7I 174 186 5900
6I 182 194 5500
5I 197 213 4700

トラックマンを使用しながら、練習打席や芝の上から試打を行った。            
7番アイアンの実打データ。      

試打に使用したミズノ RB TOUR Xボール。 

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T-1、T-3ウェッジは56度、58度を中心に6モデルを試打


アプローチ練習場に場所を移し、「T-1」「T-3」ウェッジの試打を行いました。

T-1、T-3には、48度から60度までの7種類のロフトバリエーションと、6種類のソールグラインドが用意されています。今回は、ユーザーの多い56度と58度を中心に、「T-1」のP-TYPE(56-12)、M-TYPE(56-10)、V-TYPE(58-10)、C-TYPE(58-08)、「T-3」のM-TYPE(56-10)、C-TYPE(58-08)の6種類を約30ヤードのアプローチとバンカーの2か所で試打しました。

それぞれのインプレッションは以下の通りです。


■T-1 P-TYPE(56-12)
「フェースをスクエアに使う人や、開くのが苦手な人に向いています。フルショットやピッチエンドランで使いやすいです。バンカーでも、開かなくても簡単に上がって飛びます。T-1の中ではやさしめで、右足寄りにボールを置いてバンカーショットをしても、バウンスが効いて刺さらないでボールが飛んで行ってくれます」


■T-1 M-TYPE(56-10)
「P-TYPEと比べると、フェースを開きやすいので、一番下の番手を56度にするならこっちの方がいいです。メーカーの説明だと、ダウンブローの人向けなのがT-1とのことですが、これは払い打っても違和感が少ないです。セミオートマっぽいやさしさがあります。バンカーでも簡単に飛ぶし、簡単に抜けてくれます。バンカーではあまり開かず、ちょっとだけ開くとしっくりきます」


■T-1 V-TYPE(58-10)
「今日持ってきたウェッジの中では一番フェースを開きやすいです。ソール幅が一番狭くて、地面に置いた瞬間にフェースが開きます。球を上げるのに向いているソールで、フルショットでしっかりとボールを飛ばすのは難しいので、グリーン周りのアプローチをメインに使って、上の番手に54度を入れることをおすすめしたいです。バンカーショットでも、繊細なコントロールが求められる、”マニュアル車”のような操作性で、ボールのすぐそばに打ち込んで砂を薄く取って、ダウンブロー目に打ちたい人に向いています」


■T-1 C-TYPE(58-08)
「芝が薄いところからでも打ちやすく、球は一番上げやすいです。地面に置いた時にフェースが開く方向に動くので、ウェッジを操作したい人、開きたい人に向いています。アプローチの時にボールを真ん中より、右に置く人には向いていません。バンカーは、V-TYPEよりも抜けがいいです、時計でいう2時くらいまで思いっきり開けるので、あごの高い、距離の短いバンカーでも打っていけます。操作性が高い分、上級者向けですね」


■T-3 M-TYPE(56-10)
「ダブルバウンスになっています。構えた時に懐が深くて、つかまり顔をしています。フェースを少し立ててハンドファースト目に構えた時に、一番座りがいいです。スクエアに構えて、真ん中より右にボールを置いてアプローチをする人に向いています。バンカーでは、ボールを右足寄りに置いてもソールが滑ってくれて、簡単にボールが出せます。アプローチでもバンカーでも、最もオートマチックに打てるウェッジです」


■T-3 C-TYPE(58-08)
「同じC-TYPEでも、T-1よりもリーディングエッジの削り幅が大きく、明らかにダフリに強く、寛容性が高いです。M-TYPEよりはフェースを開きやすいですが、セミグース形状なのでそこまで開いて使いやすいわけではないです。バンカーはめちゃくちゃ簡単。少し開けるソールのおかげでソールを幅広く使えるので、ヘッドが砂に潜りません。開いて構えても歯が浮かないから、ソール幅を長く使えます。右足寄りにボールを置いてダウンブローに入れても大丈夫。クラブを入れる場所や入射角にかかわらず脱出できます。今日のウェッジの中で、バンカーは一番簡単です」

バンカーでの試打はバンカー練習場で行った。バンカーは砂が多く、やや柔らかめの砂質。

操作性の高いT-1、バンカーがやさしいT-3


6モデルの試打を終えたところで、総評を聞きました。

「T-3シリーズは、重心が低く、フェースの開閉が入りにくい設計になっていて、芯を外した時でもフェースが当たり負けをしないので、距離も方向性も安定しやすいです。球は飛ばしやすいのですが、その反面ロブショットや柔らかいアプローチは難しくなっています。

 一方、T-1シリーズは、そういった柔らかいアプローチもしやすいです。球のノリ感も良く、スピンの入った出球の低いアプローチができます。私が以前使用していたMP-Tシリーズが現代によみがえった感じで、球を操りたいと思わせる顔をしています。打感も慣れ親しんだ『これこれ!』というものでした。T-3シリーズのバンカーのやさしさは出色で、バンカーが苦手な人だったら、52度や54度をT-1にして、58度をT-3というセッティングもアリだと思います」

同じC-TYPEでもT-1とT-3ではソール形状が異なることが分かる。


打感を追求し、契約プロの意見に耳を傾けて“世界基準”の性能と機能を目指したS-3アイアンと、同じく打感を追求しながら多彩なロフトとソールバリエーションでいろいろなタイプのゴルファーに対応するラインアップを揃えたT-1、T-3ウェッジ。

ミズノの本気を感じさせるこのアイアンとウェッジ、あなたもぜひ手に取って試してください。

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■中野幹生(なかの・みきお)
1997年4月10日生。クラブからシューズに至るまでギア関連に造詣が深く、ツアー界きってのギアオタクとの呼び声も高い。自称「日本で2番目に直ドラの上手いプロゴルファー」。

(撮影協力:富士カントリー笠間倶楽部

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