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ゴルフクラブのチッパーとは?|選び方やおすすめのチッパーを紹介

更新日:2025/03/24 00:48
ゴルフクラブのチッパーとは?|選び方やおすすめのチッパーを紹介

 

ナイスショットでグリーン周りまで運べても、そこからのアプローチショットを何度も打ってしまったという経験をしたことはありませんか?

グリーン周りのショートゲームはスコアにも大きな影響が出るので、ミスはしたくないものです。そんな方もやさしく打てるのが「チッパー」です。チッパーはパター感覚で簡単にアプローチができるので、グリーン周りから寄せやすいです。

この記事は、チッパーの特徴やおすすめのモデルを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

チッパーとは

ゴルフにおけるチッパーとは、グリーン周りからのアプローチに特化したゴルフクラブです。スイング幅で飛距離の調整ができて、簡単に打てるためダフリやトップのミスを防げます。

チッパーとウェッジの違い

チッパーは、主に5〜15ヤード程度の転がして寄せることが可能な場面で使われるクラブです。パターのように手首を使わず、スイングのスピードのみで飛距離をコントロールして打ちます。一方、ウェッジは約100ヤード以内の距離からピンやグリーンを狙う時に使うゴルフクラブです。

ポイント
  • チッパーはパターのようなスイングで打とう

チッパーの名前の由来

チッパーの名前は、グリーン周りから転がしてアプローチを行う「チップショット」が由来になっています。

チッパーの形状

チッパーの形状は、ウェッジ型とパター型があります。パター型のチッパーは、パターのような形状をしており、パッティング感覚で使えるが特徴。一方、ウェッジ型のチッパーは、正面から見るとウェッジのようですが、通常のウェッジよりもソール幅が広く、ざっくりを防ぐことができるのが特徴です。

ポイント
  • チッパーはウェッジ型とパター型がある

チッパーの打ち方

チッパーの打ち方の基本はパターと同じです。アドレスはパターのようにボールの近く立ち、グリップはアイアンと同じで、足から肩のラインを目標方向に揃えて、手と肩を結ぶ三角形を崩さずに、ランニングアプローチと同じ感覚で転がすように打ちます。この時に、手首や腕の力は使わず、できるだけシンプルに振るのがポイントです。

ウェッジのようにクラブヘッドを開閉する必要がなく、キャリーとランの割合を把握しておけば、落としどころだけ考えてパターを打つようにスイングの強弱のみで距離をコントロールできます。

ポイント
  • チッパーは落としどころが重要
  • パターと同じように転がす感覚で打とう

チッパーのメリット

アプローチショットが苦手な方も、簡単に寄せることができてスコアアップの助けになるのがチッパーです。ここでは、チッパーのメリットについてご紹介します。

アプローチショットでダフリやトップを防げる

チッパーは体や腕の動きを過剰に使わずスイングができて、クラブが短いので安定したインパクトでアプローチができます。さらに、ソール幅が広く、クラブが芝生の上を滑るため、ダフリやトップを防止できます。

簡単に飛距離を合わせられる

チッパーは、パターと同じような振り子運動のスイングになるため、振り幅でキャリーとランの目安を作っておけば、簡単に距離感を合わせられます。ショートゲームで距離感がバラバラという方はチッパーで寄せてパーも取りやすくなります。

チッパーのデメリット

チッパーはランニングアプローチに特化したクラブですが、以下のようなデメリットもあります。

使える場面が限られる

チッパーのデメリットは、使用できる場面が限定的なことです。ほとんどのチッパーはグリーン周りのアプローチショットに特化しているので、グリーンから離れたアプローチやバンカーショットなど通常のウェッジで打てるショットがチッパーでは打てないことが多いです。

ゴルフはセッティングできるクラブが最大14本と定められているので、今まで入れていたクラブを1本抜く必要があります。

打ち方が限定的

チッパーはアイアンやウェッジのようにクラブの角度や打ち方を変えることができず、パターのようにシンプルな打ち方のみになります。いろいろな打ち方でボールをコントロールしたい方には向いてないクラブといえます。

チッパーがおすすめのゴルファー

チッパーはパターと同じスイングで打てるので、アプローチでダフリやトップが多い初心者ゴルファーにおすすめです。チッパーの中でもソール幅が広いモデルは、ダフリやトップの心配がないので自信を持ってプローチショットが打てます。

ポイント
  • チッパーはアプローチでダフリやトップが多い方におすすめ

チッパーの選び方

チッパーはさまざまなタイプのモデルが発売されています。ここではチッパーを選ぶ時のポイントを紹介します。

チッパーのヘッドの形状

チッパーのヘッドはウェッジ型とパター型があります。ウェッジ型はリーディングエッジが鋭く、グリーン周りのラフからでも使用できます。パター型は、ロフトが寝ているだけで、パターと同じ感覚で打つことができます。シンプルなスイングができて、距離感を掴みやすいタイプです。

ロフト角

チッパーのロフト角は主に約35度、45度、55度の3タイプです。ロフト角によってアプローチ時のキャリーとランの割合が変わります。パターのように寄せたい時は、小さいロフト角がおすすめ。また、グリーンまで遠い場面や、バンカーを越さなければならない場面では大きいロフト角が適しています。

ポイント
  • チッパーは使い方を考えてロフト角を選ぼう

ライ角

チッパーのライ角は65~73度程度です。パターのライ角は70~73度で、ウェッジのライ角は65度前後が一般的。チッパーを選ぶ時は、パターとウェッジのどちらの感覚で打ちたいかを基準にしましょう

おすすめのチッパー5選

オデッセイ X-ACT チッパー メンズ

オデッセイ X-ACT X-ACT チッパー メンズ

マレット型パターに似た形状で、ワイドソールでヘッドが芝生の上を滑るため、芝生が薄い難しいライでもダフリやトップのミスが軽減できて、パターのようにアプローチができるチッパーです。

フェースはソフトなタッチのポリマーインサートを採用し、心地よい打感を実現。フェース後方のフランジ部分には、白黒3本のアライメントラインが備わり、目標に対して正確にアドレスが取りやすくなっています。

ピンゴルフ ChipR(チッパー)

ピンゴルフ  ChipR(チッパー)
ピンゴルフ ChipR(チッパー)のクチコミ評価
7
ロフト角「38.5」、シャフト「Z-Z115」

元々はキャスコのドルフィンのチッパー(39度、55度)を使っておりましたが、一本にしようと思いピンも打ってみた結果、ピンを購入しました。比較して書きます。

ピンはキャスコよりもアイアンライクなので易しさの感じ方には個人差が出ます。トップラインの厚みも全然違います。私が使っていたものはキャスコが540グラム弱、ピンが460グラム程度、グリップの重量差は15グラムほどキャスコの方が重かったですが、ともにジャンボグリップ装着で結構差が出ておりました。

パター感覚でまっすぐ短い距離を打ちたい方はキャスコの方が合うかもしれませんが、ピンはアイアンやウェッジのような軌道で打てて、かつ100ヤード超のライン出しも安定してできるのが良いところです。一口でチッパーと言っても、使用したい場面や好みで選び方が変わる気がするので、重量や構えやすさをしっかり確認することをお勧めします。ゴルフを楽にするクラブなのに、アプローチでストレスを感じてはどうしようもないので…。

何にせよピンは少々軽めなチッパーなので、短いアイアンのような感覚である程度幅広く距離を打ち分けたいという方にお勧めです。パター感覚で短いアプローチ特化であれば、ドルフィンやオデッセイもぜひ打ってみてください。

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水をはじく特製を持つ「ハイドロパールクローム仕上げ」やあらゆる場面で求められる摩擦力とスピン量を実現する「マイクロマックス・グルーヴ」が特徴のチッパー。グリーン周りのフェアウェイやライの悪い場所や深いラフなどからでも安定したアプローチができます。

クリーブランドゴルフ スマートソール フルフェース TYPE-C(2024)

クリーブランドゴルフ スマートソール スマートソール フルフェース TYPE-C(2024)

大型ヘッドで高い寛容性を誇るクリーブランドのチッパーです。中でも「TYPE-C」はアイアン型のチッパーで、グリーンから距離のある所からでもパター感覚で寄せられます。また、ヘッドの大型化により、従来よりも慣性モーメントの増大を実現することで方向性や安定性が良くなりました。

グローブライド フロッグス ランニング ウェッジ

グローブライド オノフ フロッグス ランニング ウェッジ
グローブライド フロッグス ランニング ウェッジのクチコミ評価
4
ロフト角「42」、シャフト「LABOSPEC SHINARI-i80」

冬芝(薄い・グジュグジュ等)の対応に困り果てて手を出しました。
購入前に多数の動画を確認して、使用場面なども考慮していました。
実際に手にしてみると、まずパターの様には打てないです。
パターの様に打つと偶にトップします。
かといってウェッジ的な打ち方をすると距離感が合いません。
上手く扱える打ち方が見つからず、このクラブに練習時間を割くのも本末転倒(ウェッジの練習した方が結果的に良い)ですので早々に手放しました。
クラブが悪いというよりも私には合わなかったです。
試打をする環境はほぼ無いので、購入時はこの手のクラブが自分に本当に必要か考えた方が良いです。

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パターと同じ70度のライ角で、太めのグリップが搭載されているチッパーです。白いサイトラインの効果によってパターのように簡単に距離や方向が合わせられます。

また、オノフ独自の「スワイプソール」のソールによって、芝生の上を滑りダフリのミスを防止。さらに、クランクネックの採用で、ヒール部分までフェースを幅広く使えてシャンクのミスを防ぎます。

キャスコ ドルフィン ランニング ウェッジ DRW-119

キャスコ ドルフィンウェッジ ドルフィン ランニング ウェッジ DRW-119
キャスコ ドルフィン ランニング ウェッジ DRW-119のクチコミ評価
7
ロフト角「39度」、シャフト「オリジナルスチールシャフト」

グリーン回りのキャリー3ヤード以内で使用
距離感を掴むまで最低限の練習ですが、慣れれば間違いない武器になります。
たまにウェッジ練習のためにはから抜きますが、初めてのコースや、芝がペタペタな時はコースで積極的に使います。

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幅広ヒールやスリムボディ、幅広トゥ、厚丸リーディングエッジなどの機能により、ミスを防止するチッパーです。ロフト角は39度で、軽量のカーボンシャフトが採用されているので女性やシニアゴルファーにもおすすめ。

パター比較表

商品名 画像 累計の
総合評価
価格 スペック クチコミ
件数
構えやすさ 方向性 打感 やさしさ 見た目
デザイン
X-ACT チッパー メンズ
オデッセイ X-ACT X-ACT チッパー メンズ
star 0.0
22,000円 ヘッド素材:ステンレススチール
長さ(インチ):34.5
0件
star 0.0
star 0.0
star 0.0
star 0.0
star 0.0
ChipR(チッパー)
ピンゴルフ  ChipR(チッパー)
star 4.9
30,800円 ロフト角(バウンス角):38.5°(70°)
ヘッド素材:431ステンレススチール
7件
star 3.9
star 3.9
star 2.9
star 3.4
star 2.7
スマートソール フルフェース TYPE-C(2024)
クリーブランドゴルフ スマートソール スマートソール フルフェース TYPE-C(2024)
star 0.0
18,700円 ロフト角(バウンス角):42°(3°)
ヘッド素材:SUS431
0件
star 0.0
star 0.0
star 0.0
star 0.0
star 0.0
フロッグス ランニング ウェッジ
グローブライド オノフ フロッグス ランニング ウェッジ
star 4.0
26,400円 ロフト角:42°
ヘッド素材:ステンレス
1件
star 3.0
star 3.0
star 3.0
star 3.0
star 3.0
ドルフィン ランニング ウェッジ DRW-119
キャスコ ドルフィンウェッジ ドルフィン ランニング ウェッジ DRW-119
star 7.0
19,440円 ロフト角(バウンス角):39°(0°)
ヘッド素材:軟鉄
2件
star 5.0
star 5.0
star 5.0
star 4.0
star 3.0

まとめ

チッパーのメリット・デメリット、使い方、おすすめのチッパーについて紹介しました。チッパーはパターのような打ち方でグリーン周りから安全に寄せられるため、ダフリやトップなどのミスが出てしまう方にはおすすめのクラブです。チッパーにはいろいろなタイプがあり、ヘッド形状やロフト角などが異なるため、本記事を参考に自身に合う1本を見つけて下さい。

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