人気のゴルフメーカーを紹介|国内外でゴルフクラブの特徴は異なる
ゴルフメーカーは一体どのくらいあるのでしょうか? 国内や海外のメーカーは数百、数千社と言われていますが、正確な数は分かっていません。その中で、ゴルフ量販店などで販売されているブランドは十数社になります。
本記事は、日本で発売されている人気のゴルフメーカーをまとめてみました。是非お気に入りのゴルフメーカーのクラブを見つける参考にして下さい。
ゴルフクラブはたくさんのメーカーが製造していますが、技術の進歩によってメーカーごとのゴルフクラブの性能はそれほど変わらなくなりました。
しかし、構えた時の見た目や、シャフトのしなり、クラブの重さ、芯の位置などはクラブによって異なります。重要なのは、クラブのロフト角やシャフトの硬さ、スイートスポットの広さ、そしてデザインや構えた時のフィーリングが自分に合うかです。
国内メーカーと海外メーカーの大きな違いはシャフトです。海外のモデルは重量が60g以上ありますが、国内メーカーは40~50gです。
硬さは、国内メーカーの「S」は海外メーカーの「R」にあたります。国内メーカーのクラブでもUSモデルは海外のモデルと同じスペックなので、購入の際にチェックしましょう。
海外のゴルフメーカーは、PGAツアーやLPGAツアーで活躍しているツアープロがたくさん契約している人気のメーカーです。ここでは、その中でも人気のゴルフメーカーを紹介します。
テーラーメイドゴルフは、1979年にアメリカで創業したカリフォルニア州カールスバッドに本社を置くゴルフメーカーです。世界で初めてメタルウッドを開発したメーカーとして知られていて、常に新製品を生み出していくスタイルは創業当初から変わりません。
代表的なモデルは、Rシリーズ、Mシリーズ、SIMシリーズ、Qiシリーズなど。日本向けのオリジナルブランド「GLORE(グローレ)」はやさしさと高い飛距離性能を兼ね備えており、シニアゴルファーに人気です。
主な契約プロはタイガー・ウッズ、スコッティ・シェフラー、ローリー・マキロイ、ネリー・コルダ、コリン・モリカワらです。
1932年に創業された、アメリカのマサチューセッツ州フェアヘーブンに本社を置くゴルフメーカーです。タイトリストは急激なモデルチェンジをしないので、クラブを旧モデルから新モデルに移行しても体に馴染みやすく、旧モデルも長く使えるメリットがあります。
主なモデルとしては、世界最高峰のパターといわれるスッコティ・キャメロンやウェッジの名器「Vokey(ボーケイ)ウェッジ」などがあります。また、プロV1シリーズはPGAツアープロが最も使用しているボールです。
主なおもな契約プロは、ジョーダン・スピース、ウィンダム・クラーク、ラッセル・ヘンリー、ビリー・ホーシェルらです。
キャロウェイゴルフは、1982年にアメリカで誕生したカリフォルニア州カールスバッドに本社を置くゴルフメーカーです。
代表するクラブは、1991年に発売されたメタルドライバーのビッグバーサーで、翌年にはPGAツアーでの使用率がトップになるなど大ヒットしました。
最近では、独自のAIと最先端のテクノロジーを搭載した「ELYTE」シリーズを発売し、スピードとやさしさの両立を求めるゴルファーから人気となっています。
また、クラブ以外にも力を入れており、キャディバッグやウェア、キャップなどもアイテムも人気です。
主な契約プロは、ザンダー・シャウフェレ、サム・バーンズ、ミンウ・リー、石川遼、西村優菜、河本結らです。
ピンは1959年にカーステン・ソルハイムが自宅のガレージでオリジナルのパターを完成させたことから始まります。現在の本社はアリゾナ州フェニックス。代表的な製品はパターで、ピンタイプという形状は現在でも主流のパターのタイプです。
ピン最大の特徴はクラブフィッティングです。プレーヤーの身長や手の長さ、指の長さを測定して、一人ひとりにマッチするクラブを提案。また、品質にこだわりを持つピンは、多くのメーカーが海外生産に拠点を移す中、国内生産を貫いています。
主な契約プロは、トニー・フィナウ、ヴィクトル・ホヴランド、鈴木愛、佐久間朱莉、比嘉真美子、蟬川泰果、金谷拓実らです。
コブラは1973年にオーストラリアの元アマチュアチャンピオン、トーマス・クロウによって設立されたゴルフメーカーです。現在はプーマがコブラを買収して総合ゴルフ用品メーカーとなりました。
コブラの特徴は、飛距離性能に優れたクラブが数多く発売されていることです。代表的なモデルとしてはドライバーの「RADSPEED」。アイアンはアスリートに好まれるマッスル調デザインの「King Forged TEC」があります。
主な契約プロは、リッキー・ファウラー、マックス・ホーマ、レクシー・トンプソンらです。
国内のゴルフメーカーは、ブリヂストンやダンロップのようなタイヤメーカーの技術をボールなどに投入したメーカーや、ミズノやヨネックスなどの総合スポーツ用品メーカー、本間ゴルフなどのゴルフ用品に特化したメーカーがあります。ここでは、その中でも人気のゴルフメーカー7社を紹介します。
ダンロップスポーツは住友ゴム工業の傘下として、1964年にゴルフクラブの生産を開始した総合スポーツ用品メーカーで、兵庫県神戸市に本社があります。
代表的なクラブは、ダンロップの中で最上級グレードのスリクソン。幅広い層のゴルファーから人気を集めているゼクシオ。そして、ウェッジで有名なクリーブランドなどのブランドを展開しています。
主な契約プロは、松山英樹、星野陸也、竹田麗央、畑岡奈紗、山下美夢有らです。
ブリヂストンスポーツは1972年に創業した、国内では歴史のあるゴルフ用品メーカーで、1973年には「スポルディング」ブランドでゴルフクラブの製造を開始しました。
1998年に発売を開始した、ゴルフクラブのツアーステージは大人気のモデルとなりました。現在のモデルは、アスリート向けの「TOUR B」、シニアゴルファー向けの「PHYZ」、やさしく打てる「JGR」シリーズを展開しています。
主な契約プロは、タイガー・ウッズ(ボール)、金谷拓実、堀川未来夢、古江彩佳、吉田優利、西郷真央らです。
ミズノは1906年に創業したスポーツ用品メーカーで、ゴルフクラブは1933年に初の国産クラブを製造しました。ゴルフクラブは、アベレージゴルファーからプロまで幅広い方が満足できるラインナップになっています。
主なモデルは、多くのツアープロが使用する「ST」シリーズのドライバーと、アイアンの「JPX」シリーズが有名。また、全国各地でゴルフスクールを行うなど、クラブの製造以外にも積極的にゴルフ界に影響を与えています。主な契約プロは、平田憲聖、時松源藏、ルーク・ドナルドら。
老舗ゴルフブランドとして人気の本間ゴルフは、1963年にゴルフクラブの製造を開始しました。当時は「パーシモンの本間」と言われ、「MAID IN JAPAN」にこだわり、山形県酒田市の工場での繊細かつ精密な製造方法は、上級者向けの高級ゴルフクラブとして注目を集めてきました。
代表的なモデルは、アスリート志向の「TOUR WORLD」シリーズや、ラグジュアリーなデザインの「BERES」シリーズ。主な契約プロは、イ・ボミ、金澤志奈、林菜乃子ら。
プロギアは、横浜ゴムグループのゴルフ用品メーカーとして1983年に設立されました。アスリート向けのモデルを製造するメーカーが多い中、プロギアはアマチュア向けのゴルフクラブを製造していることで、アベレージゴルファーから愛されるクラブが数多くあります。
代表的なモデルは、飛距離性能の高い「egg」シリーズや、アスリート向けの「RS」シリーズが有名。主な契約プロは、谷原秀人、森田理香子、辻梨恵ら。
ヤマハのクラブ製造は、1982年の「コンポジットドライバー」から開始。常に業界初を目指して進化したクラブを作り続けてきました。その中で、他のメーカーも搭載している「サウンドリブ構造」はヤマハが開発したテクノロジーです。
代表的なクラブは飛距離重視の「INPRES」シリーズと、初心者から上級者まで安心して使える「リミックス(RMX)」シリーズがあります。主な契約プロは、今平周吾、藤田寛之、永井花奈、有村智恵ら。
総合スポーツメーカーとして有名な「ヨネックス」は1982年にゴルフ市場に参入しました。日本製にこだわり、開発から製造まで新潟県長岡市の工場で一元管理されています。
ヨネックスの特徴は、多くのゴルファーが望んでいる飛距離アップを実現するためのクラブ設計。代表的なシリーズは、スピン量を減らして高い飛距離性能を実現した「EZONE GT」シリーズと、シニア向けモデル「Royal EZONE」シリーズ。主な契約プロは、岩井明愛、岩井千怜ら。
世界中で人気のゴルフメーカーから、日本を代表するゴルフメーカーを紹介しました。ゴルフメーカーは機能だけでなく、デザインにも特徴があるので、ご自身の好みのメーカーの製品を使ってプレーすればさらにモチベーションも上がるでしょう。是非、あなたのお気に入りのメーカー、ブランドを見つけて、ゴルフライフを楽しんで下さい。