my caddie 編集部です。
先日、キャロウェイゴルフの新製品発表会が行われ、新シリーズ「
MAVRIK(マーベリック)」がお披露目されました。
人工知能(AI)が設計したフェースを搭載した「EPIC FLASH(エピックフラッシュ)」ドライバーは、2019年に世界で最も売れたドライバー、海外メジャー大会での使用率1位、世界最多のツアー通算50勝など、高いパフォーマンスを発揮しました。
今回発表された「MAVRIK」は“型破りな”という意味を持つ「MAVERIK」が元になっており、シリーズを通して
芯を外しても飛ぶのが特徴。また、FLASHフェースは更なる進化を遂げています。
オフセンターヒットに強いドライバー
左から「MAVRIK」「MAVRIK SUB ZERO」「MAVRIK MAX」です。
「MAVRIK」が幅広いレベルのゴルファー向け、「MAVRIK SUB ZERO」が中上級者向け、「MAVRIK MAX」がスライサーやアクティブシニア向けと位置づけられています。
この図は増強されたAIが新たに生み出した「FLASHフェースSS20」ですが、3種類それぞれ設計が異なります。
「MAVRIK」はもっとも安定して高いボールスピードをだしやすく、「Sub Zero」はヒール寄りのヒットに強く、「MAX」はスライスに寛容という設計。
また、フェース素材には従来よりも強くて軽い「FS2S」チタンを採用。インパクト時に強いエネルギーを受けても、強度が長く持続し、エネルギーロスも起こりにくくなる効果があります。
左から「MAVRIK」「MAVRIK SUB ZERO」「MAVRIK MAX」で、「MAVRIK」にはサイクロン形状を採用。
クラウンをフラット、ソールを後方に向かって高く設計することで、ヘッドの空気抵抗が減少し、ヘッドスピードが上がりやすくなります。
フェースとヘッド形状が変わったことでオフセンターヒットに強いドライバーへと進化し、石川遼プロもお気に入りの模様です。
ウッドの反発性能はドライバーと同等
「MAVRIK」「MAVRIK SUB ZERO」「MAVRIK MAX」フェアウェイウッドの反発性能は、FLASHフェースにC300マレージング鋼(弾性率の高い素材)が使用されたことでドライバーと同様になり、より飛距離を稼げるフェアウェイウッドへと進化しました。
また、ドライバーと同じく番手ごとにフェース設計が異なります。
アイアンフェースもAIが担当
アイアンフェースもAIが担当しました。「MAVRIK PRO」「MAVRIK」「MAVRIK MAX」とロング、ミドル、ショートアイアンのそれぞれに最適なデザインが施されています。
また、FLASHフェースはボール初速、打ち出し角、スピン量のバランスがとれた構造となりボール初速が大きく向上しています。
さらにミスヒットにも強いので、飛距離が極端に落ちないのが特徴です。
新製品発表会に出席した柏原明日架プロは、アイアンのテストをこう振り返っていました。
「やりすぎなくらいに、すごくヒール、すごくトゥで打ちましたが、感覚は芯と同じ感覚でした。ドライバーより面積が狭いので、開いたり閉じたり、どこに当たったのか感覚で分かりますが、本当に全部芯に当たっている感じがしました」
FLASHフェース初搭載のユーティリティ
ユーティリティは「MAVRIK PRO」「MAVRIK」「MAVRIK MAX」の3種類。キャロウェイで初めてFLASHフェースが採用されました。
「MAVRIK」「MAVRIK MAX」はトゥが高くアイアンのような、「PRO」はフェアウェイウッドのような仕上げ。
また、番手ごとにフェースの形状が異なるので、よりコントロールがしやすくなっています。
TRIPLE TRACKパターが新登場
マーベリックのほかに、トリプル・トラック・テクノロジーが搭載された「TRIPLE TRACK」パターが新登場しました。
もともとボールに採用されていた3本線ですが、空母に戦闘機が着陸する際にも使用されており、人間の視覚に正確性をもたらすと科学的に証明されています。
アライメントが苦手な方にはオススメのパターです。
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