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パターの種類はヘッドやネック形状などで大きく変わる!おすすめモデルは?

更新日:2024/08/26 11:47
パターの種類はヘッドやネック形状などで大きく変わる!おすすめモデルは?

 

ゴルフのパッティングにおいて、使用するパターの種類と選び方は重要です。この記事では、パターのヘッド形状やネック形状の種類、選び方やおすすめのパターなどを紹介します。

パターの種類は4つのヘッド形状に分けられる

ピン型パター

ブレード型パターは、ピンゴルフが1960年代に「アンサー(ANSER)」というモデルを開発したことからピン型パターとも呼ばれています。

細長い長方形の形状なのでフェースコントロールをしやすい、ヘッドの重心がフェースの両端にあるためミスヒットに強い、地面に触れるヘッド面積が小さいことからカラーなどグリーンの外からでもヒットできるのが特徴です。

マレット型パター

マレット型パターはカマボコに似たヘッドの形状なのでカマボコ型パターとも呼ばれます。

重心がフェースの裏面にあり、ストローク時の左右のズレを抑えられることから、真っすぐ引いて真っすぐ打つストロークに向いています。また、ヘッドに重量があるためボールをストレートに転がしやすくなります。

ネオマレット型パター

マレット型よりもヘッドの投影面積が大きいパターがネオマレット型です。

四角形や2ボールなどの形状がある中、特に知名度の高いモデルがオデッセイの2ボールや、テーラーメイドのスパイダーシリーズです。

ネオマレット型はマレット型よりも重心が後ろにある、ターゲットに合わせやすいようにアライメントがついている、ストレートにストロークしやすいのが特徴です。

L字型パター

L字型パターはヘッドフェースとシャフトの位置がアイアンに似た形状をしているため、アプローチの感覚でパッティングをしたい人におすすめです。

しかし、他のパターと比べてスキルを必要とすることから、ツアープロでもL字型パター使用者は少なく、初心者が最初に選ぶべきパターではありません。

パッティングスキルがある程度身について、更にスキルアップしたい人が挑戦するパターです。

パターのネック形状にも種類がある

クランクネック

ネックがシャフト軸よりも右にあるものがクランクネックです。ブレード型パターについていることが多く、最も一般的なネックと言えます。

ボールがヒットする時にフェースがシャフトよりも遅れて出てくるため、ミスヒットに強いです。オーソドックスにストロークしたい人に向いているネックです。

ベントネック

パターシャフトが曲がってヘッドに入っていることから、ベントネック(曲がっているネック)と呼ばれています。

マレット型やネオマレット型にささっていることが多く、クランクネックの次か同じくらいポピュラーなネックです。

アドレス時にフェースが見やすく、低重心なためストロークが安定しやすいという特徴があります。安定感を重視している人におすすめです。

スラントネック

クランクネックとベントネックの中間に位置し、ヘッド部分でシャフトがやや傾斜しているタイプのネックです。

フェースが開閉しやすいので、ピン型パターのように真っすぐストロークしたい人ではなく、インサイドインなどアークを描くように打ちたい人向けのネックです。

センターネック

ヘッドのセンター(真ん中)にささっているためセンターネックと呼ばれています。マレット型やネオマレット型に装着されていることが多いです。

コントロールがしやすい、引っかけにくいことがメリットな一方、アドレス時の上からの見え方に違和感を持つ人も多いため、初心者にはおすすめできません。

パターの選び方は?

パターを選ぶときは、パターのヘッド形状とネック形状のほか、フェース素材や硬さ、シャフトの長さやグリップのサイズも考慮する必要があります。

フェース素材

パターのフェース素材は主には金属(ステンレス、アルミニウムなど)と樹脂(エラストマーなど)に分かれますが、ミックスさせたようなフェース素材もあります。

パターはフェース素材によって打感が大きく変わることから、見た目ではなく実際に打ったフィーリングで選びましょう。

フェースの硬さ

フェースが硬いとボールが勢い良く飛び出しますが、ソフトフェースだと衝撃が吸収されるため転がりにくくなります。

強く打ち過ぎる傾向にある場合はソフトフェース、いつも弱めになってしまう場合にはハードフェースを選ぶと良いでしょう。

シャフトの長さ

一般的なパターは32~34インチですが、持ち方次第なところもあります。

例えば、短く持つ人が34インチのパターを選んだ場合、グリップの上の部分がお腹に当たりそうになるため、身長や腕の長さだけではなく、短く持つのか長く持つのか、それぞれのスタイル次第でシャフトの長さは変わります。

シニアプレーヤーや腰に負担がかかっている人には中尺、長尺パターのように、かがむ角度が浅くなるタイプがおすすめです。

グリップのサイズ

パターのグリップは細いものから太いものまであり、近年ではスーパーストロークなど少し太めのグリップが標準グリップになっています。

手首を使うスタイルやスナップを効かせてパッティングをしたい人は細いグリップが向いていますが、手首をあまり使いたくない人は太いグリップが適しています。

おすすめのパター10選

スコッティ・キャメロン ファントム 5 パター

スコッティ・キャメロン ファントム 5 パター

アルミニウム製のソールフランジと、ボディウィングフェースにアメリカで精密加工されたステンレススチールを採用して一体化したパターは打音、打感に加えて高い操作性を実現しました。

ツアープロがより好むシャフト・ネック構成や高耐久仕上げ、アライメントを採用。4種類のネックデザインから選べる点が特徴です。

オデッセイ Ai-ONE #1 パター

オデッセイ Ai-ONE #1 パター

転がりのロスを改善するためにAI設計を新たに導入したフェースを採用。打点がcmずれてもボールスピードの減少を5%程度に抑えるインサートとなっています。

複雑な隆起にて形成されているアルミ部分とインパクト面に樹脂を採用したことで生まれたパターは、ホワイトホットインサートと同等レベルのフィーリングを実現しています。

ピンゴルフ ANSER 2D パター

ピンゴルフ ANSER 2D パター

タングステンを搭載し、ブラックヘッドに際立つホワイトの差異とLINEや新ハードのPEBAXインサートを採用したパターです。

調整可能ロフト角は±2、ライ角は±4で左利き用もラインナップされています。従来のアンサー2よりヘッドが重厚で座りが良い点が強みです。

テーラーメイド スパイダー ツアー トラス TM2 パター

テーラーメイド スパイダー ツアー トラス TM2 パター

スパイダーの「原点」ともいうべき高慣性モーメントで、高い安定性と寛容性を追求するための独創的な形状が特徴のパターです。

高い寛容性、安定性から方向性と距離感のブレを防ぐ設計がポイント。アドレス時の見え感をよりすっきりとしたものを採用したことで構えやすさが向上し、カップまでのラインイメージが出しやすくなっています。

テーラーメイド TPトラス パター B1TH トラスヒール

テーラーメイド TPトラス パター B1TH トラスヒール

テーラーメイド伝統の形状に先進的な機能を融合させたパターです。

「カーボンコンポジッ トラスホーゼル」と呼ばれる三角形のトラス構造でヘッドを吊るす新しいシステムにより、ネックのねじれを抑制し、構えやすいヘッド形状になり直進性も上がりました。

また、重心位置の最適化とインパクト時の衝撃吸収機能も搭載されているため打音、打感も向上しています。

テーラーメイド スパイダー ツアー X パター

テーラーメイド スパイダー ツアー X パター

大ぶりなヘッドに後方にロケットが搭載されているような昔ながらのスパイダー形状のパターは、操作性が高い点やブレード型に近いフィーリングを出せる点が特徴です。

打感の柔らかさだけではなく、サイトライン上に白いペイントがあることで黒いラインが短くなるよう工夫されています。

オデッセイ TRI-BEAM #1 パター

オデッセイ TRI-BEAM #1 パター

ラケットホーゼルと呼ばれる、ヘッドをより広い範囲で支えるための新しい形状が特徴のパターです。

従来よりもヘッドの広い範囲に繋がっていることからオフセンター時のヘッドのブレに強く、フェース面のねじれが少ないためボールをコントロールしやすい特徴を持っています。

一方で、重心位置が上がらないよう通常のクランクホーゼルと同じ重量で設計されているのでこれまで同様、違和感なく構えることができます。

ピンゴルフ PLD ミルドパター OSLO 4 パター

ピンゴルフ PLD ミルドパター OSLO 4 パター

ショートネックのマレットタイプのパターなので小ぶりで構えやすいです。

重心が低いことで安定した転がりが得られるだけではなく、ライ角を66度~74度まで調整できるので自分のショットに合わせることができます。

トゥ側が重く設計されているので、強い弧を描くストロークの方におすすめのパターです。

テーラーメイド Ai-ONE クルーザー ジェイルバード パター

テーラーメイド Ai-ONE クルーザー ジェイルバード パター

やや長さのあるスタイルを採用しているパターはヘッドがおよそ380g、シャフトが38インチで140gですが、全体の重さのバランスを細かく設計していることから高い安定性と一貫性のあるストロークを実現しました。

オフセンターを芯にするAI設計がインサートされているため、初心者でも扱いやすいパターです。

ピンゴルフ タイン H パター(2024)

ピンゴルフ タイン H パター(2024)

開発の段階でそれぞれのモデルに最適な溝、フェース素材、アライメント、形状にこだわった16のモデルがラインナップされています。

パターのアライメントの研究によって4つのタイプに分類されることを考えると、それぞれの特徴に合わせたパターをラインナップし、ゴルファーの多種多様なニーズに応えています。

まとめ

パット・イズ・マネーと言われるほどパターはゴルフの中で重要なクラブで、スコアを大きく左右します。パターの種類を理解し、自分に合った1本を選ぶことにより、スコアは良くなると思うので、色々なパターを試してみましょう。

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