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ゴルフのスコア「パー」とは?|スコアの数え方

更新日:2025/03/13 14:47
ゴルフのスコア「パー」とは?|スコアの数え方

 

この記事では、ゴルフを始めたばかりの方でも分かりやすいように、「パー」とは何か、その基本的な意味から、具体的なスコアの呼び方、そしてどのようにスコアを数えるのかを詳しく解説します。

ゴルフでよく聞く「パー」とは?

ゴルフ初心者にとって、「パー」という言葉はよく耳にするものの、その正確な意味を理解するのは意外と難しいかもしれません。ここでは、ゴルフのスコア「パー」とは何かを紹介します。

パーとはどんな意味?ゴルフの基準打数

ゴルフにおける「パー」とは、各ホールでの基準打数を指します。この基準打数は、そのホールを一般ゴルファーが標準的なプレーで終えるために必要な打数の目安です。

具体的には、ティーからグリーンまでの距離や地形、障害物の配置などが考慮され、ホールごとにパー3、パー4、パー5といった形で示されます。パー3では3打、パー4では4打、パー5では5打でカップにボールを入れることが目標です。

「パー」はコース全体の設計にも影響し、例えば18ホールを合計した際に、一般的にはパー72となるように設定されます。これは、18ホールの内訳が通常パー3が4つ、パー4が10つ、パー5が4つで構成されることが多いためです。

ゴルフのスコアは、この「パー」を基準にプレーヤーのスキルを評価する指標となり、全ホールをパーで終えることができれば、トップアマレベルとなります。

パー以外のスコアの呼び方は?

「ボギー」とは?

「ボギー」とは、基準打数である「パー」よりも1打多い打数でホールアウトすることを指します。例えば、パー4のホールで5打かかった場合、そのスコアは「ボギー」となります。

多くのアマチュアにとってボギーは悪いスコアではなく、特に難易度が高いコースやホールではボギーはパーみたいなものです。実際、ボギー狙いで無理なくプレーする戦略を取る人もいます。このため、ボギーは叩いても、ボギー以上を叩かないマネージメントをすることが大事です。

「バーディ」とは?

「バーディ」とは、基準打数である「パー」よりも1打少ない打数でホールアウトすることを指します。例えば、パー4のホールで3打でカップインした場合、そのスコアは「バーディ」となります。

語源としては、1900年代初頭にアメリカで生まれた言葉で、「バーディ」は「素晴らしい」や「優れた」を意味するスラング「bird」から来ています。ゴルフが大衆化するにつれてこの用語は世界中で広く受け入れられるようになりました。

「イーグル」とは?

「イーグル」とは、基準打数である「パー」よりも2打少ない打数でホールアウトすることを指します。例えば、パー5のホールを3打で終えた場合、そのスコアは「イーグル」となります。

パー3でティーショットが入ればイーグルですが、これをホールインワンと呼び、確率はかなり低いです。パー4でのイーグルも確率は低いです。ただし、短いパー4でティーショットで飛距離を稼ぐことができれば、確率は上がります。

イーグルが最も出やすいのが、パー5です。距離にもよりますが、500ヤードほどであればツアープロや上級者なら2打でグリーンに乗せて、イーグルパットを沈めるという感じです。

「アルバトロス」とは?

「アルバトロス」とは、基準打数である「パー」よりも3打少ない打数でホールアウトすることを指します。例えば、パー5のホールで2打でホールアウトすることができれば、そのスコアは「アルバトロス」となります。

ホールインワンよりも確率が低く、ツアープロでも達成していない人の方が圧倒的に多いです。アルバトロスはイーグルやバーディと同様に鳥の名前が由来となっていますが、その希少性から「ダブルイーグル」とも呼ばれることがあります。

アルバトロスを達成するためには、ティーショットで飛ばすことが絶対条件で、あとはセカンドショットを完璧に打つだけ。その後のことは神のみぞ知るです。アルバトロスを達成したら、大盛り上がり間違いなし。ゴルフの歴史の中でもアルバトロスを達成した選手の名前は語り継がれ、その瞬間は彼らのキャリアのハイライトとなることが多いです。

スコアを数える方法と注意点

スコアを数える基本的な方法は、各ホールでの打数を記録しそれを合計することです。まず各ホールのパーを把握し、自分がそのホールで何打で終えたかを記録します。例えば、パー4のホールを5打で終えた場合、そのスコアは「ボギー」となり1打オーバーになります。このようにして18ホール全体の合計スコアを算出します。

注意点は、ルールを知る必要があるということ。例えば、ペナルティが発生する状況、OBや池にボールが入った場合などは、ペナルティを記録する必要があります。これらのルールに従わないと正確なスコアの記録ができず、自分の実力を正しく把握できません。

さらに、スコア記録の際には他のプレーヤーと確認し合うことも重要です。これはフェアプレーの精神に基づくものであり、不正確な記録を防ぐための手段でもあります。スコアカードに記入する際には慎重に行い、必要に応じて同伴者に確認を求めることをおすすめします。

パー3、パー4、パー5の特徴

ゴルフコースは各ホールの距離と難易度に応じてパー3、パー4、パー5に分類されます。これらはホールを設計した際に設定される基準打数であり、それぞれに独自の特徴があります。

パー3は最も短いホールであり、ティーショットでグリーンを狙うことが可能な距離です。多くの場合150ヤード前後で設計されており、アイアンショットの精度が求められます。

パー4はゴルフコースで最も一般的なホールで、通常350ヤードから450ヤード程度です。ティーショットとセカンドショットを組み合わせてグリーンにたどり着くことが基本となります。

最後にパー5は最も長いホールで、基本的にはティーショット、セカンドショット、サードショットでグリーンを目指します。距離は500ヤードを超えることが多く、パワーと戦略が重要です。パー5ではショートゲームの精度がスコアに大きく影響します。

これらのパー設定を理解し、それに応じた戦略を立てることがゴルフでのスコアメイクの基本となります。

ゴルフコースはすべてパー72?

ゴルフコースの設計においてパー72は一般的な基準となっていますが、これは必ずしも全てのコースに当てはまるわけではありません。パー72とは、18ホールすべての合計基準打数が72であることを意味し、一般的にはパー3、パー4、パー5のホールが組み合わさって構成されています。

しかし、ゴルフコースはその地形や設計者の意図により、パー70、パー71やパー73のコースも存在します。例えば、リンクスコースやリゾートコースでは、土地の起伏や風の影響を考慮してパーの数が異なることがあります。

また、プロのトーナメントではパー72であることが多いですが、それは視覚的に見た際のバランスや、テレビ放映時の視聴者に対する理解のしやすさも考慮されています。それでも競技のレベルや地域によっては異なるパーの設定が行われることも一般的です。従って、パー72が「常識」とされる一方で、ゴルフの多様性と地域性を反映した設計がされているコースもあります。

パーを目指すための戦略とポイント

ゴルフでパーを目指すことは、スコアアップするための重要な第一歩です。ここでは、初心者向けの基本戦略と上級者向けのテクニックを紹介します。

初心者向けの基本戦略

初心者がパーを目指すためには、まず基本をしっかりと押さえることが重要です。最初に取り組むべきは、正確なショットを打つための基礎技術の習得です。特にグリップ、アドレス、スイングの基本動作をしっかりと学びましょう。これらの基礎が身につくと安定したプレーが可能になります。

次にコースマネジメントを意識することも大切です。初心者はどのクラブをどの場面で使うべきかを理解し、無理に長い距離を狙うのではなく自分の得意な距離から確実にショットを重ねることを心掛けましょう。また、ショートゲームの強化も重要です。特にアプローチやパットの技術を磨くことでスコアを大幅に改善できます。

さらに、実際のラウンドではメンタルコントロールも不可欠です。ミスショットがあったとしても、次のショットに集中することが重要です。焦らずリラックスしてプレーすることで、緊張を和らげパフォーマンスを上げることができます。

最後に、練習と実践を繰り返すことが成長の鍵です。定期的に練習場に通い、実際のコースで経験を積むことで、スイングの精度やコース戦略が自然と身についてきます。これらの基本戦略を実践することで、初心者でもパーを目指す確実な一歩を踏み出すことができるでしょう。

上級者向けのテクニック

ゴルフでパーを目指す上級者向けのテクニックは、単なる技術力だけでなく戦略的な思考と状況判断力の組み合わせが必要です。

まず、風向きと風速を考慮することが重要です。風を味方につけることでボールの軌道を最適化し、ショットの精度を高めることができます。また、グリーン周りのアプローチショットではライの状態を正確に判断し、適切なクラブ選択とスイングの調整を行うことが求められます。

また、パッティングにおいてはグリーンの傾斜を読み取るスキルが必須です。上級者はボールが転がる際のスピードやラインを正確に判断し、適切な強さで打つことでパーセービングパットを決めることができます。これに加えてメンタル面でも強さをキープし、プレッシャー下でも冷静にプレーする能力が上級者には求められます。

さらに、ホール全体を俯瞰し、次のショットを考慮に入れたプレースメントショットを行うことも重要です。これにより最小限のリスクでホールを攻略し、パーを取る確率を高めることができます。例えばティーショットでは、フェアウェイの幅広い部分を狙い、セカンドショット以降のアングルを有利にすることが効果的です。

最後に、ラウンド全体を通して一貫したパフォーマンスを維持するための体力管理や、プレー中の小さな修正を迅速に行う柔軟性も上級者には不可欠です。これらの要素を組み合わせることで、単に技術を磨くだけでなく総合的なプレーの質を上げ、パーを確実に狙えるゴルファーを目指すことができます。

そのほかの用語

パーオンとは

パーオンとは、基準打数(パー)以内でグリーンに到達することを指します。具体的には、パー3のホールでは1打目、パー4では2打目、そしてパー5では3打目でグリーンにボールを乗せることがパーオンとされます。パーオンを達成することは、パーセーブするための大きなステップとなり、スコアを安定させるための鍵とも言えます。

アンダーパーとは

アンダーパーとは、基準打数(パー)よりも少ない打数でラウンドを終えた状態を指します。アンダーパーは、プレーヤーの技術や戦略の高さを示す指標であり、競技において非常に好ましい結果として評価されます。例えば、パー72のコースで71打でラウンドを終えた場合は1アンダーパーとされます。

まとめ

この記事では、ゴルフにおける「パー」の意味からスコアを数える方法などについて詳しく解説しました。ゴルフはシンプルでありながら奥深いスポーツです。ゴルフの楽しさをより一層感じられるように、継続的に学び練習を重ねていきましょう。

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