「SPEEDER NX WHITE」なら当たり負けしない? フジクラの新たな先中調子シャフト
藤倉コンポジットは、カーボンシャフト「SPEEDER NX」シリーズの第6弾となる「SPEEDER NX WHITE」を2026年9月3日に発売する。価格は49,500円(税込)。新モデルでは、先中調子専用に進化させた「DHX(Dual High Bias Cross)」テクノロジーを採用し、当たり負けを抑えながらボールのばらつきを軽減する性能を追求した。
「SPEEDER NX WHITE」は、45度以外の新たな角度のバイアス層を積層することで、インパクト時の安定性を向上。また、先端剛性を下げる一方、中間から手元の剛性を高める設計とすることで、ボールのつかまりや上がりやすさを確保しながら、スイング軌道の安定性とインパクトの再現性を両立したという。
EI分布を観ると、従来の「SPEEDER NX BLACK」と比べて先端を動かしやすく、中間から手元の剛性を高めた設計となっており、ポジショニングマップでは高弾道・高スピン寄りのモデルとして位置付けられている。ラインアップは40g台から70g台まで用意され、幅広いゴルファーに対応する。
実際に試打すると、メーカーが掲げる設計コンセプトは弾道にも表れていた。
まず印象的だったのは、打ち出し角の高さだ。自然とボールが上がりやすく、無理に球を拾いにいかなくても適正な打ち出しが得られた。
方向性では、右へ抜けるようなミスがほとんど出なかったのが印象的だった。つかまり過ぎるわけではないが、右への不安が少なく、メーカーがうたう「つかまりの良さ」を実際の弾道でも感じることができた。
さらに、切り返しからインパクトまでシャフトの挙動が素直で、最後までしっかり振り抜くことができた。インパクトでも当たり負けするような頼りなさはなく、ヘッドがブレずに押していける感覚がある。先中調子らしい走り感を備えながらも挙動は安定しており、全体として非常にバランスの取れた仕上がりという印象を受けた。
総じて「SPEEDER NX WHITE」は、高弾道と適度なつかまりを求めながらも、振りやすさや安定感を重視したいゴルファーにマッチするモデルと言えそうだ。メーカーが掲げる性能と実際のフィーリングの一致度は高く、幅広いゴルファーにとって注目の一本になりそうである。