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芝目について

2014/5/8(木)18:13

芝目のよく効いたコースで大会があります。
練習ラウンドに行ったのですが、確かに芝目を読む必要がありそうです。

ただ、速くは無かったです。硬さはままあったように思います。
8フィート、コンパクション24とありました。

当日はもちろん速く硬く仕上げてくると思われます。

そこで質問なのですが、
芝目の効いたグリーンを速く硬く仕上げた場合、芝目というのはどう変化するのでしょうか。
短く刈れば効いてくるような、ローラーを掛ければ効かなくなるような、であれば午後からは立って効いてくるような・・・。

ご存知の方がいらっしゃれば教えて頂けませんか。
宜しくお願い致します。

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回答 3件

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  • 2014/5/9(金)20:50

     私の周辺は,ほぼ100%ベント芝,その中でもホームコースは,今は懐かしいペンクロスです。今では改良種の葉の密度の濃い種類が使われていますね。
     高麗より茎が強くないので,芝目よりもアンジュレーションのほうが優先ですが,順目,逆目は日光の反射具合でわかります。
     サンクロレラのプロアマに出場したことがありますが,かなり短く刈ったグリーンは,ギリギリ緑をキープしている感じ,こうなると芝目はほぼ消えていました。アンジュレーションによるラインの詠み方は,スライス,フックいずれもいつもの倍くらい大きめになります。
     午後から芝は伸びてきますが,いっしょの組の方のパット,全くライン違いでも凝視するくらい見つめ,自分のパットの強さとアンジュレーションと芝目の割合を想像します。これしかないのではないかと思います。

  • 2014/5/9(金)12:08

    私のホームコースは高麗グリーンです。

    その経験から高麗グリーンだと仮定すると、
    ベントグリーンより地面は硬くなる傾向があり、
    それを更に硬く早くとなると、
    かなりの難易度のグリーンになることが予想されますね。

    コースにもよると思いますが、
    ホール毎に芽の影響が強く出るホールや、
    傾斜なりでいいホール等違いが出てきます。

    競技等で早く仕上げると芝目の影響は少なくなりますが、
    それでも多少は影響は受けるはずです。

    基本的に順目は浅く、逆目は多めにラインを読むのが、
    ホームコースのメンバーの共通意見ですね。

  • 2014/5/8(木)21:17

    プロの試合でもコンパクションが24というのは超固い分類に入ります。この固さではアマチュアはアプローチが全然止まらず相当苦労するはずです。この固さに比べてスティンプが8フィートというのはかなり遅いグリーンの分類に入りますから、速さと固さが随分アンバランスな感じです。

    グリーンを高速に仕上げた場合に、元のグリーンの時と比べてラインの曲がり方(狙い幅)がどのように変わるのかを理解するには、パットされた球が曲がる原理を理解する必要があります。

    パットの球が曲がる主な原因は、傾斜による力と芝目による力の二つです。
    傾斜による力の大きさは勾配が決まれば、いつでも同じ強さで全く変化しません。しかし芝目(芝が球を曲げようとする力)の強さは、刈り高が低くなってグリーンが速くなれば弱くなりますし、遅くなるほど強くなります。二つの力に関する上記の原理を頭において、グリーンを高速に仕上げた場合のラインの読みがどのように変わるのかを3mの距離の傾斜に真横の位置のパットを例にして説明します。(傾斜の方向はパットに対して真横で、右から左のフックラインで、芝目は傾斜とは正反対に左から右のスライスラインになっているものとします)

    スティンプ値が8.0ftの時、3mのパットの狙い幅は、傾斜による狙いが右30cmで、芝目による狙いが左15cmだったとすると、傾斜と芝目を差し引きした右15cmになります。
    グリーンの速さが約2割増の9.5ftになった場合、同じ3mの距離を転がすためには、パットを打つ強さ(タッチ)は約2割減らしますから、その分、球が転がる速度はゆっくりになります。球の速度は小さくなりますが、傾斜の力の強さは変わらないので、傾斜による狙い幅は増加します。これに対し、芝目の力の強さは小さくなるものの、それと同じ比率で球の速度も小さくなるため、芝目による狙い幅はほとんど変化しません。

    理論的には、スティンプが2割増えれば、傾斜による狙いも2割増やせばいいのですが、実際には、8ftの時はカップオーバーの強さで打っていたものが、9.5ftと速くなるとどうしてもジャストタッチで打つようになりがちですので、狙い幅は理論値より大きくなって、4割増くらいになります。従って、上記の3mのパットの狙い幅は、傾斜分が右42cmに増え、芝目分は変わらずに左15cmで、差し引き右27cmになります。つまり、グリーンが速くなるほど、相対的に芝目の影響度が減り、傾斜による曲がりを主体に読むことになります。

    同じ原理で、芝が伸びてグリーンがどんどん遅くなると、芝目による曲がり幅は変化しないのに傾斜による曲がり幅が小さくなっていくため、相対的に芝目がどんどん強くなっていくように感じることになります。極端な場合には芝目のほうが傾斜よりも強くなり、球が傾斜をきり上がっていくという現象も起こり得ます。

    (上記説明の出典は『パット・エイミング教本』です)

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