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軟鉄鍛造とステンレス鋳造

2020/11/3(火)09:54

世間では、軟鉄鍛造の打感が最高などと言われています。それなのに何故、各メーカーはステンレス製を製造販売しているのでしょうか。

自分なりに思ったことですが、
飛び系は軟鉄では作りにくいのか?
材料費として軟鉄の方が高いのか?
材料費は別として、製造コストに違いがあるのか?
軟鉄製やステンレス製など色々製造し選択肢を増やした商業的戦略なのか?

これは、軟鉄第一主義とかステンレス製を批判しているとかではなく、軟鉄が最高と言われているのに、何故色々あるのか単に不思議に思ったので。

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回答 4件

1〜4件/4件
  • 2020/11/3(火)17:25

    軟鉄製はforgedって言葉や軟鉄鍛造って言葉が好きな人が多いのと叩いて削るこの作業工程がまるで日本刀でも作っているかのようにカッコよく聞こえて人気が高いです。手で研磨したり最終叩きをしたりすれば高く売れるのでプレミアム感も高いです。
    ステンレス、タングステンやチタン等の鋳造は安価に加えて鍛造では作れない複雑な形状のヘッドが作成可能です。
    最近の異素材鋳造のテクノロジーは軟鉄鍛造では到達出来ないレベルへ到達してると思います。

  • 2020/11/3(火)13:46

    鍛造と鋳造についての一般的なイメージは、過去のものから来ているように思います。鍛造は打感が柔らかいというけど、鍛造の回数を増やし過ぎると、ステンレスかと思うくらい弾くような打感になります。鋳造も添加剤の開発によって、以前ほどす(気泡)が入らず、ある程度曲げが可能になってきました。素材の軟鉄の炭素含有量によっても打感は変わります。炭素含有量が増えるほど、打感は硬くなり脆くもなります。

    日本のゴルファーは鍛造好きで、海外ではそれほど製造工程に拘りはないといいます。面白いのは、昔、クリーブランドがツアーアクションシリーズでアイアンも製造販売していた頃、日本人ゴルフファーがフォージドに弱いということから、鋳造ヘッドを1回だけ鍛造工程を経ることで、フォームフォージドアイアンと称して販売していました。

    飛び系軟鉄鍛造モデルもいくつかありますが、かつての軟鉄鍛造かステンレス鋳造という二極化から、今は、軟鉄とは違う異素材を部分的に使った複合ヘッドで、スィートスポットを広げ、打感と飛距離も確保するのがトレンドとなりつつあるのではないでしょうか。ヘッドがウッドほど大きくないので、いろいろ技術と工夫をしても費用の割に効果は途上という状況に思えます。これからもっと優れていて易しいアイアンが出てくるのではと個人的に期待しています。


    余情残心

  • 2020/11/3(火)12:23

    ユーザーのニーズは多種多様で、ゴルフを始めた頃は比較的安価なアイアンセットを購入する人も多いのではないでしょうか。そうすると打感が良いけどやや高価な軟鉄鍛造よりも、最初は安価なステンレス製を選ぶことが多いのではないでしょうか。つまり、ユーザーには費用を含めて、色々な考え方があるので、今でも、一定の割合でステンレス製が売れているからでしょう。因みに自分は約20年間、数種類の打感の柔らかい軟鉄鍛造を使い続けていますが、柔らかいためフェースに傷が付きやすく、傷が付いてしまうとアドレスの時に気になるタイプで、今年春に、新品に買い換えたので、傷をつけないようにアイアン1本ずつ個別のアイアンカバーをゴルフ場でも付けています。なお、SWだけはピンのステンレス製の中古を買ったのですが、約8年使用しており、今も目立った傷が付かないので、気を遣う必要があまりなく、当面買い換える予定はありません。

  • 2020/11/3(火)10:59

    製造に携わっている訳ではないので、個人の浅い知識ですが、


    一番は製造コストと思います。鉄を何度も叩いて形にする鍛造と、型に溶けた金属を流し込んで形にして作るのは、工程的にも、技術的にも、コストが違うかなと。

    軟鉄鍛造は今でこそいろんな形状ありますが、比較的柔らかい素材なので自由度が少なく叩いて作ってるので、ポケットキャビィティのアイアンが出てきたときには驚きました。多分高度な技術と思います。

    ステンレスは鋳造なので、設備や従業員のスキルも鍛造に比べて少なく量産出来るのかなと。
    あと、硬い素材なのと複雑な形状も型さえあれば、軟鉄鍛造に比べれば作りやすいのかなと。

    あと、軟鉄が最高とは思いませんよ。最近、横田プロが提唱する鍛造は製造工程上発生する鉄の縮みでフェースがカブる問題もありますし、使用中のライロフト角がズレやすいとかあると思います。
    その逆にメリットは、ライロフト角の再調整はしやすいですけどね(たぶんこれが一番のメリット)。

    打感に関しては、素材だけではなく形状も関係していて、ステンレスでもマッスルバックの形状くらいの鉄の厚みにすれば、打感良くなると聞いたことあります。ただ、商業戦略的に作らないでしょうけどね。


    個人の意見として、もし最高の物を作れとかなれば、某パターのように高級ステンレスで匠的な人が高い精度で、削り出しで製造するのがいいのではとか想像しますよ(コストがとんでもなく、それには見合わないでしょうけど)。

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