「SRIXON NEW Z」ドライバーは、まずデザインが前モデルよりよりシンプルになって、精悍になったかなという印象。実際に契約プロからも「黒塗り」「フェース面はつや消し」などの要望があるようなので、上級者が受け入れやすいヘッドデザインになっていると思います。
そして今回のZシリーズの特長は何と言っても「ブースターカップフェース」が採用されたこと。試打すると、その効果がよく出ていることがわかりました。見た目以上に弾きが良く、想像以上に球が走って力強く、飛距離が出ます。さらにカップフェースが打感の良さと音の良さにもつながっています。まさに「五感に響く飛び」といったところでしょうか。
それぞれのモデルの特長ですが、まず400cm3の「Z945」は塊感があってたわむ印象。小振りで振り切れるので叩いていけます。430cm3の「Z745」は中弾道で心地よく飛んでいきます。そして460cm3の「Z545」も見た目は結構精悍。「どっしり」とか「ぼてっと」感はないけれど、そういったヘッドに近いようなオートマチックなインパクトの挙動です。すっきり構えられ、それでいて性能的には大型ヘッドの持つ方向性の良さ、打点のミスやエネルギーロスを減らしてくれるところなど本当によくできているなと思います。
ドライバーを選ぶ際、パッと構えて「こんな感じかな」という第一印象を受けるじゃないですか。「SRIXON NEW Z」のドライバーは、ある程度ヘッドスピードのある方が構えた後打ってみたら「意外と易しい」と感じると思います。上級者は総重量が何グラムで…ということなどではなく、クラブを手にして構えた印象がどうかということが大きい。手にとって「あ、いいね」と、ストンと自分の中にストレートに入ってくるものがあるかどうか。「SRIXON NEW Z」ドライバーは、打った際に見た目より易しく自分を助けてくれるので「すぐに使えるな」という印象。こんなところがプロ・上級者に受け入れられる点ではないでしょうか。
フェアウェイウッドは2種展開。「Z F45」と数量限定モデルの「Z F45 TOUR」を試打しました。「Z F45」は、3W(15°)を構えた感じ、それほどヘッドが大きく感じず、プロモデル的な要素を持っていて、弾道の調整が自在に効きます。3、4、5、7Wの展開ですが、4Wがあるのは気がきいていますね。3W、5Wではハッキリと違いますが、上級者の細かい要望に応えるための4Wをしっかり揃えてきたところはさすがです。
一方「Z F45 TOUR」はボールが上がってくれるので、上級者であれば難しく感じません。ドライバーと同様、カップフェースが採用されているので打感・弾きの良さ、球の初速が速く実際に飛んだボールの位置が、想像より前にいってくれます。打ち出しは出ますがスピンで上にいかないのでアゲンストに強い。ティーショットに使うのに良さそうです。少し風があって嫌な時も、ツアーモデルは前に前にボールが出たがる印象なので、飛距離が稼げます。
プロ・上級者がフェアウェイウッドに何を求めているのかというと、自分が思うとおりのボールのライン、飛ぶ姿なんですね。低い球で飛距離を稼ぎたいとき、逆にある程度グリーンを狙う際などは高く打っていかなければならないのですが、コントロールもしたい。まずは構えたときに弾道をイメージできるかどうかですが「SRIXON NEW Z」は、一発打つと安心するフェアウェイウッドと言えます。
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「ブースターカップフェース」の恩恵
「SRIXON NEW Z」ドライバーは、まずデザインが前モデルよりよりシンプルになって、精悍になったかなという印象。実際に契約プロからも「黒塗り」「フェース面はつや消し」などの要望があるようなので、上級者が受け入れやすいヘッドデザインになっていると思います。
そして今回のZシリーズの特長は何と言っても「ブースターカップフェース」が採用されたこと。試打すると、その効果がよく出ていることがわかりました。見た目以上に弾きが良く、想像以上に球が走って力強く、飛距離が出ます。さらにカップフェースが打感の良さと音の良さにもつながっています。まさに「五感に響く飛び」といったところでしょうか。
それぞれのモデルの特長ですが、まず400cm3の「Z945」は塊感があってたわむ印象。小振りで振り切れるので叩いていけます。430cm3の「Z745」は中弾道で心地よく飛んでいきます。そして460cm3の「Z545」も見た目は結構精悍。「どっしり」とか「ぼてっと」感はないけれど、そういったヘッドに近いようなオートマチックなインパクトの挙動です。すっきり構えられ、それでいて性能的には大型ヘッドの持つ方向性の良さ、打点のミスやエネルギーロスを減らしてくれるところなど本当によくできているなと思います。見た目以上に易しい。すぐ使える!
ドライバーを選ぶ際、パッと構えて「こんな感じかな」という第一印象を受けるじゃないですか。「SRIXON NEW Z」のドライバーは、ある程度ヘッドスピードのある方が構えた後打ってみたら「意外と易しい」と感じると思います。上級者は総重量が何グラムで…ということなどではなく、クラブを手にして構えた印象がどうかということが大きい。手にとって「あ、いいね」と、ストンと自分の中にストレートに入ってくるものがあるかどうか。「SRIXON NEW Z」ドライバーは、打った際に見た目より易しく自分を助けてくれるので「すぐに使えるな」という印象。こんなところがプロ・上級者に受け入れられる点ではないでしょうか。
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プロ・上級者がFWに求めるのは自分好みの「ボールの飛び姿」
フェアウェイウッドは2種展開。「Z F45」と数量限定モデルの「Z F45 TOUR」を試打しました。「Z F45」は、3W(15°)を構えた感じ、それほどヘッドが大きく感じず、プロモデル的な要素を持っていて、弾道の調整が自在に効きます。3、4、5、7Wの展開ですが、4Wがあるのは気がきいていますね。3W、5Wではハッキリと違いますが、上級者の細かい要望に応えるための4Wをしっかり揃えてきたところはさすがです。
一方「Z F45 TOUR」はボールが上がってくれるので、上級者であれば難しく感じません。ドライバーと同様、カップフェースが採用されているので打感・弾きの良さ、球の初速が速く実際に飛んだボールの位置が、想像より前にいってくれます。打ち出しは出ますがスピンで上にいかないのでアゲンストに強い。ティーショットに使うのに良さそうです。少し風があって嫌な時も、ツアーモデルは前に前にボールが出たがる印象なので、飛距離が稼げます。
プロ・上級者がフェアウェイウッドに何を求めているのかというと、自分が思うとおりのボールのライン、飛ぶ姿なんですね。低い球で飛距離を稼ぎたいとき、逆にある程度グリーンを狙う際などは高く打っていかなければならないのですが、コントロールもしたい。まずは構えたときに弾道をイメージできるかどうかですが「SRIXON NEW Z」は、一発打つと安心するフェアウェイウッドと言えます。 -
高いレベルで自分のイメージに合ったアイアン選びが可能
フラットバックの「Z945」は小ぶりのヘッドならではの操作性の良さ、つかまりの良さ、それでいてつかまり過ぎない性能がよく出ていて、ラインが出しやすいです。ヘッドスピードがあってよりコントロールしたい方や、小型ヘッドが自身のスイングタイプ的に合う方には打ち応えがあります。
そして「Z745」と「Z545」はまさに現代の主流、スタンダードなアイアンだと思います。「Z745」はブレードが厚く、ラフからでも抜けがいいので迷いなく振り抜けます。「Z545」はややヘッドが大きめに感じるので、構えると安心感があり、弾道も高め。多少のミスヒットではまったくミスにならないなという印象です。ボールとの相性もよく検討する必要はありますが、一概に「これが易しいクラブ」「これが難しいクラブ」ということではなく、いかに自分のフィーリングが出せるか、というところにアイアン選びは尽きます。例えばフェースにボールをくっつける技術を持っている方は操作性を好むので「Z945」や「Z745」。逆にボールを弾いて飛ばすイメージが優先する方は「Z545」等、「SRIXON NEW Z」シリーズのアイアンであれば、高いレベルで自分のイメージに合ったアイアンをチョイスできるはずです。
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飛距離性能に安心感。方向性やタッチに集中できる!
まず試打した際、全体のバランスがよく、距離が出ているなと思いました。ハイブリッドクラブで自分の打ったイメージより飛ばないと怖いんですよ。グリーンをある程度狙うクラブであって、しかし池やバンカーなどを絶対に避けたくもあるので、飛距離は絶対のアドバンテージとなります。飛距離性能に安心感があれば、方向性やタッチを出していくほうに集中できますからね。
「Z H45 TOUR」「Z H45」はともに少しライ角がアップライトで、オフセットも入っていてつかまりがいい。アイアンと同じ位の感覚で打てるのに、アイアンより絶対的な飛距離がある。シンプルに「いいな」と思いますし、上級者には易しくて武器になると感じました。
ちなみに、フェースにスコアラインがしっかり入っているか否かは大きな問題なのですが、(撮影日は雨だった)今日みたいに雨の中でフェース面のスリップの問題は深刻で、特にハイブリッド、FWは溝が入っていないと大変。フェアウェイから打っても、朝露レベルでもダメなので、「SRIXON NEW Z」のハイブリッドはしっかり入っているのがいいですね。
今回、「SRIXON NEW Z シリーズ」を試打してくれたのは…
永井延宏プロNobuhiro Nagai
1969年2月2日生。埼玉県出身。「ホールインワン」「プロゴルファー猿」などのゴルフマンガの影響を受け、10歳よりゴルフをはじめる。日本大学櫻丘高校ゴルフ部主将を務め、日本大学文理学部に進学。その後、練習場やゴルフ場に勤務しながら、多くのアマチュア競技大会に参加。1994年にはゴルフ留学のため渡米し、フロリダ、コロラド、カリフォルニアへ。フロリダ州オーランドを拠点に試合をしながら、ジム・マクリーンなどのアメリカ最先端のティーチング・ノウハウを学ぶ。帰国後、レッスン活動を開始し、2006年にレッスンオブザイヤーを受賞。
公式HP:http://www.deepingolf.com
撮影協力:JGOLF鶴ヶ島(埼玉)
http://www.j-tsurugashima.com/
写真撮影:内田眞樹