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クラブMOIについて質問2

2015/1/3(土)15:59

先日、同様の質問させていただいたものです。
調べれば調べる程、疑問点が出てきまして…
前回の質問でファルコンまつばら様に背中を押していただきまして再度質問です。

自分なりに勉強してクラブMOIについては大筋理解出来たと思ってますが、その調整はやはり限られた人しか恩恵を受けられないのではないかというのが大きな疑問です。

得意なクラブに振りごこちを揃えるということですが、例えば当方まだまだ未熟で打点は安定していません。したがってがどのクラブが基準となるクラブなのか、どの番手も微妙です。ただ、Pwより7番より3番が打ちにくいことはよくわかります。この程度の人でMOIマッチングが必要なのか。そもそも可能なのか。まずこれが一点。

MOIマッチング時は0.1g、0.1mmで調整が必要だそうですが、グリップですら重量に公差があるはずです。後日グリップ交換したいと思っても、自分でやってしまうとまたMOI値が狂うのではないか。これが二つ目。

これを考えると、対応可能な工房が少ない今はまだ時期尚早ではないか、と感じてしまいます。

この辺り、ご教授頂きたいです。よろしくお願いします。

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回答 7件

1〜7件/7件
  • 2015/1/5(月)08:19

    一応締め切りのようですが、一つ書いておかないといけません。5番アイアンより上が当たらない理由は、というところです。いろんな要素があるでしょうけども、少なくともクラブの問題については解決しておかないといけません。

    練習場で9番アイアンでしばらく球を打ち続けて、急に5番に持ち替えて素振りせずに打ってみてください。5番と9番を逆にしてもいいです。うわあ振りにくいと思ったらその5番は長さの割に重過ぎる設定になっているはずです。

    ちなみに私のヤマハインプレスX V forgedアイアン(初代)ですと5番と9番ではMOIが42違いますが、これは4-5gの鉛を貼るか貼らないかの違いに相当します。お手持ちの打ちやすい番手に5gの鉛を貼ったら相当打ちにくくなると思いますのでこれも別にお試しください。

    これでも違和感なく振れる方はうまく調整できているので大丈夫です。

  • 2015/1/4(日)20:49

    ファルコンまつばら様

    詳細なご回答ありがとうございました。

    新しい理論だけにまだまだ疑問は尽きませんがご回答いただきました点につきましては概ね理解できました。

    やってみない事には実感することもできませんので一度検討してみたいと思います。
    私の様にフルセットをサブで用意できるケースは稀でしょうし、現実としてエースセットを送って調整してもらうのは難しいので気軽に短期間で調整をお願いできるように全国に普及することを期待しております。
    一度フルセット調整すればたとえば38インチ何kg-cm2合わせとかで指定すれば1本だけでも調整できることになるのでしょうね。

    図々しい質問にお答えいただきありがとうございました。


    芝刈機様

    貴殿の質問に便乗しお邪魔致しました事お詫び申し上げます。
    大変失礼致しました。

  • 2015/1/4(日)12:47

    825さん

    >概ね45インチから35インチまで、320グラムから470グラムまでの各番手を感覚として同じ長さで同じ重量に感じるようにするという事でしょうか?

    まず、ドライバーからウェッジまで、質量が違いますからクラブを手にとったほぼ静止時に重量が同じに感じると言うことはありません(あったら本当に魔法です(笑))。

    あくまで振ったときに感じる重さ=慣性モーメントを整えるのがクラブMOIマッチングですので、

    >これまでの常識的なウェイトフローの中でのセッティングでは一般的にはミドルアイアン以下の比較的短い番手の方が振りやすく感じる、長い番手では総重量が軽くなっても長くなる分振りにくくなると感じる方が多いので振りやすく感じる番手に合わせた振り心地にしていくという事ですかね?

    というご理解で良いかと思います。


    >であるならばたとえば13本の真ん中の6番アイアンを基準にした場合、それよりも長い番手では今まで以上にヘッドが軽く感じるように、短い番手ではさらにヘッドが重く感じるように調整していく事になるのかな?というのが私なりの解釈です。

    ということで基本的には間違いありませんが、

    >そこから想像すると最も長いDRに於いては(6番より上の番手では)ヘッドの重量を落とす、ヘッド単体もしくはクラブ全体に於いての運動エネルギーを落とすことになる、イコール飛距離が落ちるのでは?という疑問があります。

    という疑念に関しましては正解とは言えません。


    飛距離などを構成する要素としてはいくつもの要素がありますが、お問い合わせの部分に関しましては、「ボールとクラブの衝突時に発生する衝突エネルギーの伝達効率が落ちるのではないか?」
    という理解でご説明します。


    ボールの質量はおおよそ45gですが、ボールに最も効率よく衝突エネルギーを伝達できるクラブ質量はボールの質量のおおよそ6倍と言われています。

    6倍以上になっても伝達効率が極端に落ちるということはありませんが、6倍までは伝達効率が上がると言うことです。

    45×6=270ですから270g以上のクラブであれば伝達効率はほぼ最大値でボールに伝わることとなり、結果飛距離が落ちると言うことは考えにくいです。

    ヘッド質量だけを考えたとしても、伝達効率がいいのはボール質量の3〜4倍と言われていますので、ヘッド質量が180gあれば問題無いわけです。



    番手間の飛距離の差(飛距離の階段)に関して言えば伝達効率ももちろんありますが、その他の要素も絡んできます。
    その点に関しては逆に明確な飛距離の階段が出来るのですが、長くなりますし、図などを使わないとご説明自体が非常に難しいので、おりを見てブログなどでご説明させていただきます。
    (ちなみにクラフトマン向けのPCMの連載では次号にご説明させていただく予定です)

  • 2015/1/4(日)11:23

    > 振りやすそうな2、3本の球筋が右やら左やら…という状態でもマッチングした方がいいのか。

    この部分ですが、あとでファルコンまつばらさんにご回答いただくとして、もう少し詳しく書いていただくとコメントしやすいと思います。

    右にまっすぐ出ることもあれば左に出てスライスすることもあるのか、出球が右にも左にも出てまっすぐ飛ぶのか、それとも7番が右に8番は左に行くのか、とかですね。

    私は最近110も叩いてしまう下手っぴですが、クラブMOIマッチングをすることでクラブのせいにできなくなるというメリットを感じています。そうしたらスイングを直すことに集中できます。

  • 2015/1/4(日)05:35

    質問者様

    質問できる工房がまだ当方の近所には無い様ですし、また同じような質問が出すぎるのもなんですので便乗させていただいてもよろしいですか?

    ファルコンまつばら様

    振り心地を揃えるという事はニュアンス的に13本の全番手に於いてグリップエンドから何インチ部分にかかる遠心力?スイングウェイト?を同じように感じられるように調整するという解釈で宜しいでしょうか?
    概ね45インチから35インチまで、320グラムから470グラムまでの各番手を感覚として同じ長さで同じ重量に感じるようにするという事でしょうか?

    これまでの常識的なウェイトフローの中でのセッティングでは一般的にはミドルアイアン以下の比較的短い番手の方が振りやすく感じる、長い番手では総重量が軽くなっても長くなる分振りにくくなると感じる方が多いので振りやすく感じる番手に合わせた振り心地にしていくという事ですかね?

    であるならばたとえば13本の真ん中の6番アイアンを基準にした場合、それよりも長い番手では今まで以上にヘッドが軽く感じるように、短い番手ではさらにヘッドが重く感じるように調整していく事になるのかな?というのが私なりの解釈です。
    そこから想像すると最も長いDRに於いては(6番より上の番手では)ヘッドの重量を落とす、ヘッド単体もしくはクラブ全体に於いての運動エネルギーを落とすことになる、イコール飛距離が落ちるのでは?という疑問があります。
    6番以下の短い番手では逆の事が言える訳でシャフト長がこれまでのフローと同じならば番手間の飛距離差が小さくなるのではないでしょうか?
    もし私のイメージする調整方法が真逆だったとすれば番手間の飛距離差が大きくなりすぎることになるかと思います。

    私の解釈も疑問も的外れなのかもしれませんが、非常に興味のある話です。
    単純ではない事は十分理解しておりますが、ご説明頂ければ幸いです。

  • 2015/1/3(土)23:30

    「クラブがスイングを作る」という言葉があります。

    スイングバランスで作られたクラブのクラブMOIは長いほうが重い=クラブMOIが大きいと言う傾向はありますが、振り心地が揃っていないということは物理的にも間違いのないところです。

    そして、クラブMOIマッチングをしないでレッスンに通ったり練習を重ねると、番手ごとに「こう打ちなさい」「こう打たないと上手く飛ばない」といったレッスンや練習にならざるを得ません。

    クラブMOIマッチングをしたクラブであれば振り心地が同じなので番手ごとに前傾度合いを変えるだけで済みますし、球がバラけるのはご自身のスイングのどこかがおかしいと言う事となります。
    (なぜ球がバラけるのかは長くなるので今回は割愛させていただきます)

    逆にスイングバランスで作られたクラブであれば、「球がバラけるのはクラブMOIが揃っていないからだ!!」とクラブのせいに出来ます(笑)
    1920年代から進化していないスイングバランスで、クラブMOIにアドバンテージが取れるのはクラブのせいに出来るってことかもしれません・・・。


    話がずれました。
    スイングバランスで作られたクラブでは3-PWで8通りの正しいスイングを習得しなければなりませんが、クラブMOIマッチングではひとつのスイングを修得すれば他の番手も同じように打てます。

    8通りのスイングの習得とひとつのスイングの習得、どちらが上達が早いかは当然お分かりになると思います。

    現にクラブMOIマッチングを行ったオーナーの半分以上はMOIマッチング後の数ヶ月の間にベストスコアを更新しています。

    もちろん練習せずにクラブMOIマッチングしただけでゴルフが上達することはありませんが、ほとんどの方は練習自体も楽しくなるようです。

  • 2015/1/3(土)17:29

    呼ばれて飛び出たファルコンまつばらです(笑)

    何でもお聞きください。知りたがっている人も多でしょうから、何でもお答えします。


    まずひとつめ。
    3番アイアンのほうが7番アイアンより打ちにくいのが分かるのでしたら充分恩恵は受けられます。
    感想を頂いた方は皆さん「ロングアイアンがこんなに打ちやすくなるのにはビックリ、ロングアイアンが楽しくてしようがない」といった感想をいただきますので、それだけでも充分MOIマッチングする価値があると思います。
    また、基準クラブですが、市販のクラブは(ゼクシオ8を含めて)MOIマッチングされたクラブではありません。そのため、長いほうがより振りにくくなる傾向はあるものの、7番より8番のほうが重いといった番手間の逆転もありえます。

    ですので、2〜3つくらいの基準となりうる番手をお聞きするとともに、各番手の球筋の傾向などもお聞きしながらオーナーに最適なMOIを探していきます。

    また、もし万が一調整したクラブMOIが合わなかった場合は再調整を無料で行っておりますし、最悪バランスに戻すことも可能です。


    ふたつめの回答です。
    45インチのドライバーで、クラブMOIを10kg-cm2重くしようとすると、ヘッドへ0.82gのオモリ追加だけで可能ですが、グリップの8インチ部分で10kg-cm2増やそうとすると24.22gのオモリを付けなければなりません。
    それだけ先端部分の重量にはセンシティブにならざるを得ないので、0.01g単位での調整は主にヘッド周りの部分に関してです。
    逆にグリップに関しては、5g程度の重量差であれば振り心地が変わるほどの差はありません。

    ですのでご自身でグリップ交換されたりショップにお願いしても全然問題ありません。

    ただし、グリップ交換後にバランスを合わせるためにヘッドに鉛貼ったりするのは避けて頂けるようお願いします。


    またご質問・疑問がありましたらお聞きください。

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