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マレットパターの特徴やネオマレットとの違い|選び方やおすすめモデルは?

更新日:2024/07/18 16:22
マレットパターの特徴やネオマレットとの違い|選び方やおすすめモデルは?
畑岡奈紗(写真:Getty Images)

 

パターにはマレット型とネオマレット型という形があります。似ている部分もありますが、大きく違う部分もあるため、それぞれの特徴を把握してから選ぶ必要があります。この記事ではマレット型パターとネオマレット型パターの特徴や違い、おすすめのマレット型パターを紹介します。

マレット型パターとは?

マレット型パターは、カマボコに似たヘッドの形状なのでカマボコ型パターと呼ばれることもあります。

重心がフェースの裏面にあり、ストローク時の左右のズレを抑えられることから、真っすぐ引いて真っすぐ打つストロークに向いています。

また、ヘッドに重量感があるためボールをストレートに転がしやすくなる点も特徴です。

マレット型とネオマレット型パターの違い

マレット型の後に誕生したのがネオマレット型パターです。

マレット型はカマボコみたいな形をしていますが、ネオマレット型はヘッドの投影面積が大きく、カマボコみたいな形もあれば、四角形や2ボールなどがあります。

ネオマレット型はマレット型よりも重心が後ろにあり、ターゲットに合わせやすいようにアライメントがついていたり、真っすぐにストロークがしやすいという特徴もあります。

パターの選び方

パターはヘッド形状、ネック形状、フェース形状、長さ、グリップを考慮して選ぶ必要があります。

ヘッド形状

■クランクネック
ネックがシャフト軸よりも右にあるものがクランクネックです。

最もポピュラーなネックで、ブレード型パターについていることが多く、ボールがヒットする時にフェースがシャフトよりも遅れて出てくるためミスヒットに強いです。オーソドックスにストロークしたい人に向いています。

■ベントネック
パターシャフトが曲がって(ベント)ヘッドに入っていることからベントネックと呼ばれています。

マレット型やネオマレット型にささっていることが多く、クランクネックの次、あるいは同じくらいポピュラーです。

アドレスをした時にフェースが見やすく、低重心なためストロークが安定しやすいのが特徴。安定感を重視している人にマッチしています。

■スラントネック
クランクネックとベントネックの中間に位置し、ヘッド部分でシャフトがやや傾斜しているタイプのネックです。

フェースが開閉しやすいことが特徴なため、ピン型パターのように真っすぐストロークしたい人ではなくインサイドインなどアークを描くように打ちたい人向けのネックです。

■センターネック
ヘッドのセンター(真ん中)にささっているためセンターネックと呼ばれています。マレット型やネオマレット型にささっていることが多いです。

コントロールがしやすい、引っかけにくいことがメリットですが、アドレスをした時の上からの見え方に違和感を持つ人も多いことから上級者向けタイプで、初心者にはおすすめできません。

フェース

■フェース素材
パターのフェース素材は主には金属(ステンレス、アルミニウムなど)と樹脂(エラストマーなど)に分かれていますが、ミックスさせたようなフェース素材もあります。

パターはフェース素材によって打感が大きく変わることから、見た目ではなく実際に打ったフィーリングで選びましょう。

■フェースの硬さ
フェースが硬いとボールが勢い良く飛び出しますが、軟らかいフェースだと衝撃が吸収されるため転がりにくくなります。

強く打ち過ぎる傾向にある場合は軟らかいフェース、弱めに打ってしまう場合には硬いフェースをを選ぶなど、パッティングスタイルや自身の癖で選びましょう。

長さ

一般的にパターは32~34インチですが、握り方次第ではその感覚が変わってきます。

例えば、短く持つ人が34インチのパターを選んだ場合、グリップの上の部分がお腹に当たりそうになるため、身長や腕の長さだけではなく、短く持つのか長く持つのか、それぞれのスタイルで長さが異なります。

シニアプレーヤーや腰に負担がかかっている人には中尺、長尺パターのように、かがむ角度が浅くなるタイプがおすすめです。

グリップ

パターのグリップは細いものから太いものまで色々とあり、近年ではスーパーストロークなど少し太めのグリップが標準グリップになっています。

手首を使うスタイルやスナップを効かせてパッティングをしたい人は細いグリップが向いていますが、手首をあまり使いたくない人は太いグリップが適しています。

おすすめのマレット型パター

オデッセイ、ピンゴルフ、スコッティ・キャメロン、テーラーメイドなど、最新テクノロジーが搭載されたおすすめのマレット型パターを紹介します。

オデッセイ Ai-ONE ROSSIE S パター

オデッセイ Ai-ONE ROSSIE S パター


人工知能(AI)設計を採用したことで、打点が1cmずれてもボールスピードの減少を約5%に抑えるインサートが完成しました。

AIインサートを搭載するボディはステンレススチール製で、ヘッド仕上げは濃紺のPVD製。また、慣性モーメントを高めるべく、ソールのトウとヒールにはそれぞれ約15gのスクリューウェイトが設置されています。

ピンゴルフ PLD ミルドパター DS 72

PLD ミルドパター DS 72


PLD ミルドパター DS 72は、303ステンレススチールを鍛造製法で削り出したツアープロが求める形状、打感、打球音を実現するヘッドを採用したストレートタイプのパターです。

ヘッドとシャフトのカラーを連動させ、統一感を持たせたこだわりのデザインも特徴で、ヘッドの仕上げに合わせたシャフトカラーの採用により、シャープで洗練されたクラブイメージになりました。

スコッティ・キャメロン フローバック5 パター

スコッティ・キャメロン フローバック5 パター


フローバック5 パターはアメリカで設計・製造された、曲線が美しいモダンなミッドマレット型のパターです。

ミッドベンドシャフトオーバースパッド構造がトゥフローを抑え、6061アルミニウムソールプレートによりウェイトがバランスよく配置され、慣性モーメント(MOI)が高くなりストロークのブレが安定するようになりました。

テーラーメイドゴルフ ブラックカッパー ミューレン 2 パター

ブラックカッパー ミューレン 2 パター


ブラックカッパー ミューレン 2は、ブラックカラーを施しながらもヘッドのエッジ部分のみをカッパーカラーにすることで、輪郭を意識しやすく、ブラック仕上げによる構えやすさも両立したパターです。

ボディ素材には303 ステンレススチールを採用し、CNC スキムミルド製法による削り出しで成形。フェースには適切な順回転を生み出すテーラーメイド独自のピュアロールを搭載したアルミニウムインサート(レッドカラー)を採用し、最高の打感を生みます。

まとめ

パターにはマレット型、ブレード型、ネオマレット型など種類は色々ありますが、どれが一番良いということはありません。

自分のパッティングスタイルに合ったものが一番良いので、この記事を参考にしつつ、実際に試打をして自分に合うパターを見つけて下さい!

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