ブリヂストンアイアンの特徴や選び方|おすすめモデルは?
この記事ではブリヂストンアイアンの特徴、選び方、おすすめのモデルを紹介します。
ブリヂストンはタイヤメーカーとして路面とタイヤの僅かな接点に最高の技術を注ぎ込むことで、接地を極めるというこだわりはゴルフクラブにも継承されており、ゴルフで言うところの接点はインパクトのことです。
タイヤ作りで培った豊富な経験や技術がアイアンにも適用されており、現在のブリヂストンのアイアンはTOUR Bシリーズがメイン。キャビティアイアン「245MAX」、中空アイアン「233HF」、セミキャビティアイアン「221CB」「222CB+」、マッスルバックアイアン「B-Limited 220MB」などをラインナップしています。
ブリヂストンアイアンは下記のポイントをもとに選びましょう。
ヘッド形状はキャビティ、セミキャビティ、マッスルバック、中空とあり、適したアイアンを選ぶためには、それぞれの特徴を把握する必要があります。
■キャビティ
キャビティは大きめのフェースですが、裏側が凹んでいることからヘッドの重心が低めにデザインされていることが特徴です。
フェースとスイートスポットが大きいので捕まえやすく、芯を外しても大きな飛距離ロスにはならないことや、方向性もブレにくいタイプなので初心者でも扱いやすいです。
一方、スライスやフックなど曲げたボールや繊細なショットを打つには不向きです。
■ハーフキャビディ
ハーフキャビティ(セミキャビティ)は低重心化やスイートスポットが広いという特徴を持つキャビティと、マッスルバックが持つ操作性や打感を兼ね備えているモデルです。
ハーフキャビティは、キャビティだと物足りない、マッスルバックは打てないというゴルファーにおすすめです。
■マッスルバック
上から見ると刀のように薄いのがマッスルバック。ヘッドが小さいため抜け感や操作性が高い一方、スイートスポットが小さいことから、芯を外すと飛距離ロスやミスショットが出やすいのでツアープロのようなスイングが求められます。
■中空
中空はヘッドのセンターにある空洞により重心が後ろ側となることから、ヘッドの動きが安定して直進性が増すタイプです。
モデルによってはマッスルバックアイアンのような見た目をしているので、マッスルバックに憧れを持つゴルファーにおすすめ。
一方、操作性が制限されることからマッスルバックやキャビティに比べて独特の打感となっているのがデメリットです。
ヘッド底の地面に当たる部分がソールです。
ソール幅が広いアイアンは低重心になるため多少ダフっても大きな飛距離ロスにはならず、ボールもある程度は上がってくれます。
ソール幅が狭いと抜け感が良い、操作性が高いことが特徴ですが、ダブりなどのミスがそのままミスとなってしまうため、初心者はソール幅が広いキャビティアイアンがおすすめです。
ソール幅の狭いアイアンでスキルが上がってきたら、ソール幅の狭いキャビティ、あるいは少し小ぶりにしたセミキャビティなどに切り替えてみるのも良いでしょう。
近年のアイアンはストロングロフトになっているため、打ち分けたい飛距離に応じてロフト角を調整したり、あるいはロフト角が違うモデルを選ぶ必要があります。
昔は7番アイアンで34度くらいでしたが、今のいわゆる飛び系アイアンと呼ばれるタイプは7番で26度ほどで、これがストロングロフトと呼ばれているロフト角です。
飛距離が出るのはメリットですが、アイアンが飛びすぎるとウェッジとの飛距離の差があいてしまいアンバランスになることから、ロフト角の間隔がなるべく均等になるように選ぶか、初心者はウェッジまで含まれている、あるいは単体での購入が可能なアイアンセットがおすすめです。
アイアンのシャフトはスチールとカーボンの2種類に分けられます。
パワーヒッターやスイングスピードが速い人にはスチールシャフトが、軽量でよくしなることから初心者やパワーのない人にはカーボンシャフトがおすすめです。
最近ではスチールとカーボンを混ぜたハイブリッドシャフトも登場し、採用しているツアープロもいます。
スチールのしっかり感とカーボンのしなり感の両方を適度に感じたい人や、スチール、カーボンのいずれもしっくりこない人はハイブリッドシャフトを試してみるのも良いでしょう。
キャビティアイアン「245MAX」、中空アイアン「233HF」、ハーフキャビティアイアン「221CB」「222CB+」、マッスルバックアイアン「B-Limited 220MB」を紹介します。
245MAX アイアンは新技術のカーボンコアコンポジットが実現する「やさしさ・飛び・打感」が揃ったアイアンです。
ロフト角は7番で27度とストロングロフト。ヘッド長(7番)は86.2mmとTOUR B シリーズの中で最も長いです。また、ウェッジは専用設計により、スピンがかかりやすく、バウンスも効果的に使えて抜けが良いのが特徴です。
233HF アイアンは高初速・高弾道でターゲットを狙う高機能な中空アイアンです。打点に近い下部にはポリマーを入れてソフトな打感をもたらし、上部には比重1/3の発砲ポリマーを入れることで軽量化に成功しています。
221CB アイアンはツアープロのニーズに応えた軟鉄鍛造キャビティアイアンです。ツアーコンタクトソールによりダウンブローでの抜け感に加え、フォロースルーでの抜け感もアップ。また、グラビティコントロールデザインによりスピン性能も高まっています。
222CB+ アイアンは221CB アイアンにやさしさを足したセミラージサイズの軟鉄鍛造キャビティアイアンです。221CB アイアンよりもヘッド長(7番ア)が2.7ミリ長いため、より安心感があり、222CB+ アイアンもツアーコンタクトソールにより抜け感がアップしました。
B-Limited 220MB アイアンは芯を食う打感が分厚い軟鉄鍛造マッスルバックアイアンです。宮本勝昌選手は「分厚い打感でこれぞマッスル!見た目もかっこいい」、木下稜介選手は「ラフからスパッといけそう、顔もいいマッスルなのに安心感もある」とコメントしています。
ブリヂストンのアイアンはタイヤメーカーならではの技術が詰まっており、一見難しいモデルしかないような気もしますが、実はそうでもなく初心者から上級者までが使用できるモデルが揃っています。
迷ったら、キャビティアイアン「245MAX」、中空アイアン「233HF」、ハーフキャビティアイアン「221CB」「222CB+」、マッスルバックアイアン「B-Limited 220MB」の中から選ぶと良いでしょう!