フォーティーンDXドライバー、4ヘッドのどれが合うのか? HS40m/sのアマがフィッティングを受けてみた【前編】
2025年9月5日に発売されたフォーティーンの「DX」ドライバー。「001」から「004」までの4つのヘッドタイプから選べることが話題になっています。そこで、ヘッドスピードが40m/sのゴルフライター、芥川順哉さんに実際にフィッティングを受けてもらい、その様子を2回にわたってレポートします。
初回となる今回は、DXシリーズのドライバーには一体どんな特徴があるのか、14field横浜のフィッター、高橋憲司さんにお話を伺いました。
――今日はフォーティーンの新しいドライバー「DX」シリーズのフィッティングを体験するのですが、その前にシリーズ全体の特徴やそれぞれのヘッドの特徴をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。DXシリーズは、アマチュアゴルファーがしっかり振り切れるように、どのタイプのヘッドもヘッド重量を190g前後に設定しています。シャフトと合わせても総重量は290〜310gくらい。軽快にスイングできるのが大きな特徴です。
――標準的なドライバーのヘッド重量って、確か200g前後だったと思いますから、かなり軽量ですね。
そうなんです。従来のドライバーはプロや上級者を意識していて、ちょっと重すぎるケースが多かったんです。DXは「アマチュアでも振りやすい」を一番に考えて作りました。
――シリーズは4モデル展開なんですよね?
はい。大きく分けると「001」と「002」がフック抑制型でつかまりが穏やか、「003」と「004」がスライス抑制型でつかまりやすい仕様です。それと、標準で装着されるシャフトもモデルによって分かれています。
「001」と「002」には中調子系の三菱ケミカル製45.75インチのシャフトが、「003」と「004」には先調子系のグラファイトデザイン製45.25インチのシャフトが装着されます。
重量帯はそれぞれに40g台、50g台、60g台を用意しており、いずれもワンフレックスなので、全部で6種類になります。もちろんフィッティング次第では、逆の組み合わせにすることも可能です。
――なるほど、ヘッドの性格とシャフトの組み合わせで、かなり幅広いゴルファーに対応できるわけですね。
加えて、交換用のウェイトや調整幅の異なるスリーブも用意しておりますので、より細かいフィッティングが可能になっています。
――それでは、「001」からそれぞれの特徴について教えてください。
はい。まず「001」は、インサイドから入ってアッパー気味に打つスイングタイプに合いやすいモデルです。
――スイングタイプに応じてモデルを分けているのは面白いですね。
しかもこの「001」は、最近のドライバーの流れとは逆で、スピンを少し増やしてくれるモデルです。重心を深く後ろに置いて14gのウェイトを入れているので、ボールがしっかり上がってキャリーも出やすいんですよ。
――たしかに、最近のドライバーだとスピン量が少なすぎてドロップしてしまい、逆に飛距離が落ちてしまったなんて話もよく聞きます。市販されているドライバーのほとんどがスピンを抑えるモデルばかりの中で、あえて増やすという発想は新鮮ですね。
はい。ですので、「最近のどのドライバーを打っても合わなかった」という人には意外とハマる可能性があります。
――「002」はどんなドライバーなのでしょうか。
「002」は、インサイドから入ってレベルブローで打つタイプに向いています。
――もっともオーソドックスなスイングの人向けって感じですか?
そうですね。「002」はシリーズの基準となるモデルです。4gと12gのウェイトを前後に配置して、直進性を重視しつつスピンもほどよく確保しています。フィッティングではまずこれを打ってもらって、その球筋を見てから他のモデルのほうが合うかどうかを探っていくということが多いですね。
――最初に基準を打ってから方向性を決める、という流れですね。「003」は?
「003」は、アウトサイドから入ってダウンブロー気味に打つスイングに合います。
――なるほど、カット打ちっぽいスイングの人ですね。
はい。ヒール寄りにウェイトを置いてつかまりを良くし、深重心で直進性も高いモデルです。スライスに悩んでいる方にはすごく効果的ですよ。
――つかまりが良いと、安心して振り抜けそうです。「004」は?
「004」は、アウトサイドから入ってアッパー軌道で打つタイプ、いわゆる“明治の大砲”みたいなスイングに合います。
――あぁ、外からクラブを振り下ろして、そのまま上に抜けていく感じですね。
そうです。「004」はシリーズの中では一番のロースピンモデルですが、つかまりの良さも確保しています。一般的なLS(ロースピン)モデルはつかまりにくくてスライサーには厳しいというモデルが多いのですが、この「004」なら「スピンは減らしたいんだけど、LSモデルだと球がつかまらないんだよね」という方でも扱いやすいと思います。
――スライスで悩んでいるけど、スピンは減らしたい人にはピッタリですね。
はい。一般的なスライサーの方はスピンが多い方が多いので、そんな方にはぜひ試してもらいたいモデルです。
――こうしてみると、スイングタイプに合わせて4モデルを用意したのは画期的ですね。
はい。これまで「合うドライバーがない」と悩んでいた人に、DXシリーズは新しい選択肢を提示できると思います。
――たしかに、「002」や「003」のような特徴を持つドライバーは他社のモデルでも見かけますが、あえてスピンを増やして直進性や弾道の高さを担保しようとする「001」や、低スピン性能だけどつかまりやすさもある「004」は、これまで「合うドライバーがない」と悩んでいたゴルファーにとっては選択肢になりそうです。それでは、次はいよいよ僕自身がフィッティングを受けて、自分に合う一本を探してみたいと思います。
ぜひ体感してみてください。楽しみにしています。
(後編へ続く)
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