みんなのQ&A

クラブMOIとはなんでしょうか

2014/12/25(木)18:57

初めて質問します。よろしくお願いします。
最近、クラブのバランスをそろえる代わりに「クラブMOIをそろえる」という言葉を聞きました。
色々なサイトで、振り心地をそろえるということはなんとなくは理解できました。しかし「3番アイアンがピッチングと同じように振れる」と言われても、正直本当か?そんなことあるのか?という感じで信じがたいです。本当ならすごいことだと思いますが・・・。
そこで、どなたか実践された方がいらっしゃいましたら、その効果や実際どのような感じなのか、何が変わるのかなどを教えて頂きたいです。言葉で伝えることは難しいことかもしれませんが、気になって仕方がないので、是非よろしくお願いします。

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回答 9件

1〜9件/9件
  • 2015/1/3(土)10:55

    今また他の方が質問されていましたね(^^
    こうしてクラブMOIマッチングが注目されるのは非常に嬉しいです。

    せっかく注目されているようですし、ここで質疑を伸ばしていくより、新たに質問されてはいかがでしょう?
    新たな質問にすれば他に興味のある方も見やすいですし、クラブMOIのことをご存じない方にも興味を持って頂けると思いますので。

  • 2015/1/2(金)13:12

    ちなみに、ゼクシオ8のスイング慣性モーメントは私の師匠で、いまや世界的なクラブMOIマッチングの第一人者である黒川氏がゼクシオの開発担当者にクラブMOIの考え方を教え、開発担当者がアレンジを加えて世に送り出したものです。

    クラブ慣性モーメントの考え方自体はキャスコでもゼクシオより前に取り入れているので、二番煎じとなることを避けたのかもしれません。

    どちらも酔竜さんのお書きになっている通り、アイアンの番手間でクラブMOIを合わせると言う質問者さんのご質問の趣旨とは違います。

  • 2015/1/2(金)13:08

    クラブMOIマッチングを主に行っているファルコンまつばらと申します。
    MOIマッチングを行ったオーナーさんからこちらで質問が上がっていることはお聞きしておりましたが、お客様でもあるYUJI_KANOHさんなどが的確なお答えをされておりましたので、でしゃばるのをやめておりました。

    まだまだクラブMOIやクラブMOIマッチングと言う言葉自体が知られていないので勘違いされている方も多いですが、クラブフィッティングとの違いを中心にご説明させていただきます。

    クラブフィッティングはスイングや実際の出球を計測して、スライスするならスライスしにくいシャフトを選んだり、スピン量が多すぎるのなら低スピンのヘッドをお勧めしたりします。
    実際のスイングや出球の傾向からそれに合う処方をすると言う点に於いて、今までのゴルフ業界は外科的処方によって対処してきました。

    一方でクラブMOIマッチングはクラブ全体の慣性モーメント(クラブ慣性モーメント=クラブMOI。ヘッドの慣性モーメントではありません)に着目し、クラブMOIを合わせることによってクラブ間の振り心地を振り心地を統一します。
    得意クラブにクラブ慣性モーメント=振り心地を合わせることによって、ボールへの当たり方も同じようになりますので、番手によって球がバラつくこと無く球がまとまるようになります。
    (もちろんスイングが安定している人であれば、と言う前提はあります)

    得意クラブは例え同じ7番が得意クラブであっても、クラブのオーナーによってメーカーも違えばヘッドもシャフトもグリップも違いますから、ひとりひとりのオーナーの感じ方や好みによって変わってきます。

    そうしたひとりひとりのオーナーにとって最も振りやすく好みの球筋となる番手を選んで、その番手の振り心地(クラブMOI=クラブ慣性モーメント)に合わせていくので、オーナーの感性に慣性を合わせていくと言い換えてもいいでしょう。

    もちろんオーナーの感性や感覚はクラブチューナーである私には完全に理解できる訳ではありませんから、その感性や感覚を可視化していく必要があります。
    可視化のためには数値を使うのが一番確実ですので、クラブMOIスケールと言う計測器を使って数値化し、その数値に他のクラブを合わせていきます。

    工程としてはヘッド重量の調整としてヘッドの加工が必要な場合もありますし、長さの調整が必要なこともあります。もちろん重量調整と長さを組み合わせて調整していくこととなります。

    ヘッドの重量が重すぎたり軽すぎたりする場合は、0.1mm単位でヘッド内(ホーゼル内)の肉抜きを行ったり、0.01g単位での重量調整を行ったりします。
    長さの調整の場合も同様で、通常のシャフトカッターなどは使わずにグラインダーで0.1mm単位での調整を行います。


    そしてこれらの調整は物理の法則に基づき、厳密な計算のもとに調整量を決定して行っていきます。


    非常に精緻な工程となりますし、オーナーにとって適正なクラブMOIは千差万別ですから、量販店で売っているクラブでクラブMOIマッチングされたクラブが販売されることはまず無いでしょうし、ゴルフ工房さんでも正しい理解と適正クラブMOIの見極めが出来て、且つ技術力のあるところでしかクラブMOIマッチングは出来ません。

    現在私達が中心となってJCMO(日本クラブMOIマッチング機構)と言う団体を作り、クラブMOIマッチングの正しい理解と工房さんを含めた普及をしようとしています。

    2015年のゴルフフェアでは協力企業であるジオテックゴルフコンポーネント様とJCMOが共同して、クラブMOIマッチングの体感・試打ができるブースを出しますので、お近くでしたら是非実際に打って体感してみてください。

    遠方でしたら、何セットかクラブMOIマッチングの体感ができる試打用クラブをご用意しておりますので、JCMO若しくは私が経営しているBoseIronFactoryのホームページからご連絡いただけましたら試打用セットをお送りいたします。

    よろしくお願いいたします。

  • 2014/12/28(日)09:33

    ゼクシオ8のページを読んでみましたが、確かにYUJI_KANOHさんの書かれたようにあえて「スイング慣性モーメント」とややこしくしなくても「クラブ慣性モーメント」で十分に説明できるような気がします。

    肩からシャフトの先まで、ということはひょっとして腕の長さによって最適なクラブが変わる?なんてことも考えてしまいましたが、どうなんでしょうね。

    いずれにしてもゼクシオ8の記載では「振りやすさを維持したままでヘッド重量を重くした」ことを難しく説明しているだけですので、アイアンの番手間の調整とは全く別の話になります。

    T島さんのMOIマッチング記事はかなり参考になりますね。いろんなクラブを打って評価する立場ということは、MOIマッチングが本来必要ない人ということです。そのためきわめて中立的になるはずです。

  • 2014/12/27(土)00:22

    アルシビストさん、アルシビストさんがおっしゃっているのは、少し前に流行った5900とかの四角いドライバーなどのことだと思います。

    四角いドライバーなどのMOIはヘッド左右MOIですので、スレ主さんがお聞きしているクラブ慣性モーメント(クラブMOI)とは全く別物です。
    ヘッド左右MOIもネック軸周りMOIもヘッド単体で測るもので、クラブMOIはヘッド・グリップ・シャフトなどのゴルフクラブとして組み上げられた状態で測るものです。
    また、スイング慣性モーメントはクラブMOIにゼクシオなりの解釈を加えたものだと聞いていますので基本的な考え方はクラブMOIとスイング慣性モーメントで大きく変わるものではありません。

    クラブMOIの実際のところに関しては、私が調整していただいたファルコンさんもたくさんクラブMOIに関してお書きになっていますが、フェアな立場としてマーク金井さんのアナライズのT島さんが実際にやられた感想を下記ブログにアップされていますのでご覧ください。
    http://www.analyze2005.com/storeblog/?p=1952

    実は私もT島さんのブログを見て背中を押してもらったクチです。
    やった感想は上にも書いていますが、何でもっと早くやらなかったのだろうというのが正直なところです。

  • 2014/12/26(金)12:53

    大変失礼しました。先のコメントはクラブ慣性モーメントのこと。質問はスイング慣性モーメントのことでしたね。わかりやすいWEBは、ゼクシオ8の開発コラムのページに記載がありました。ご覧ください。

  • 2014/12/26(金)09:53

    えーと 最近のMOIはクラブを振った時の慣性モーメントのことでクラブ自体の慣性モーメントとは少々異なる

    かなり最新の理論なので細かいことはWEBで勉強してね
    私も今年になって業界的に関心事になっていることで勉強し始めているところ

    簡単にいっちゃうとバランスのもっと進化した理論だと思って
    但しまだ決定的な数値化がなされていないので先行して行っているフィッターや工房でしか実践されていないと思う
    バランスって 知っている人から見れば重量を考えなければいくらでもできるよね
    なので理論上そのクラブの長さ、重量、バランスが全て加味された振り心地が統一できれば、上記も記載されている通り極端な話 5IもPも同じように感じる→個人的にはそうならないのは知ってるが

    たぶん今年は元年的な感じで今後この話題は業界的に熱くなると思うがもう少し関係者が熟知した上で一般人には伝わると思う

    自分も含めてだがクラブの何たるかを知っている人がもう少しブラッシュアップして完成度を上げて提案する時期がくると思う

  • 2014/12/26(金)01:42

    最近はMOIのことは語られなくなりました。MOIを揃えるという表現は、キャビティアイアンが全盛となる中で、ドライバーの大きさが300CC台までの考え方でした。この場合の慣性モーメントは、オフセンターヒットした場合のフェイスの向きが左右にブレやすいかどうかを数値化した指標のひとつです。ただし、ヘッドの大型化が進むに従って、ウッドとアイアンの慣性モーメントを揃えることは不可能となり、ウッドとアイアンのスイングも別物と割り切るしかなくなりました。
    また、MOIは方向性の指標であって、易しさの目安そのものではありません。3番アイアンを易しくするためにヘッドを大型化すると、慣性モーメントの数値は大きくなりますが、そのままでは重心位置も高くなり、ボールは上がりにくくなります。また、ヘッドが大きくなれば、シャフト軸を中心とした、軸周りの慣性モーメントが大きくなり、ヘッドが返りにくくなるという問題も生まれます。これらの問題を解決するためには、ソールやヒール寄りにウェイトを配分し、出来れば重心深度を深くする。まともにウェイト対応するとものすごく重いヘッドになります。だから最適重量の範囲内で対応することになります。
    クラブセッティングでもMOIは
    決め手にはならないことと今日のゴルフクラブ開発のトレンドから、MOIはメーカーや雑誌でも、以前ほど使われなくなりました。参考まで。

  • 2014/12/26(金)01:18

    クラブMOIマッチングで有名なファルコンさんのところで三浦技研のMB5005のセット(3〜PW)をクラブMOIマッチングしていただきました。

    私も最初は本当に同じ感覚で振れるのか半信半疑でしたが、戻ってきたクラブを打ったらロングアイアンのあまりの打ちやすさにビックリしました。
    球筋もスライスしがちだったのが、綺麗なドローになり球も上がるようになりました。
    ショートアイアンは少しヘッドが効くように感じましたが、引っ掛ける事も無くなり、左右のバラ付きも少なくなっています。

    振り心地に関しては私は7番アイアンを基準にしてもらったので、3番もPWも7番の振り心地です。

    注意事項として私もファルコンさんから聞いていたのですが、ソールの番手表示を見ないで打つと番手を間違えます。
    実際にショートホールで6番のつもりで打ったら実際は4番でグリーンオーバー。
    プロでも目をつぶって振ると何番か分からないというのは本当のようです。

    でも実際に体験してみないとにわかに信じがたいというのは分かりますので、試打用クラブを借りて実際に体験されることをお勧めします。

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