アイアンのバランスは一定がいいか、フローさせるべきか
アイアンのバランスについて、いくつか調べてみました。
XXIO9、SRIXON Z765/Z565、ミズノJPX900 PWまで同じ、AWとSWは+1
PHYZ PWまで同じ、AWが+1、SWが+2
Taylormade M1/M2 9番まで同じ、PWとAWが+1、SWが+2から+3
いずれもウエッジとアイアンは同じシャフトですが、このようにウエッジだけバランスが多めになっています。これはバランスを同じにするとウエッジが軽くて振りにくくなると推測できますし、ここの皆様のようにウエッジだけシャフトを重いものに替えるのも同じ理由だと思います。
するとアイアンは同じバランスで問題ないのかと考える方も多いと思います。もしこの設定でPWとか9番が問題ないのであれば、それより長いアイアンはバランスをもっと減らさないといけないはずです。するとロングアイアンからウエッジに至るまでバランスを全体的にフローさせる方がいいということになります。
バランスをフローさせるという方法論さえあれば、バランスを増やすためにシャフトを長くするか逆に短くするか(もしくは軽いクラブのヘッドに鉛を貼るか)というだけです。ちなみにGolfsmith社は0.5インチにつき0.5ポイントのフローを推奨していました。例えば5番C9.5、6番D0.0、7番D0.5、8番D1.0、9番D1.5、PW D2.0という感じになります。AWとSWはシャフトの長さがPWと同じであればD2.0になり、0.25インチ短くなるようならD2.25になります。
0.5という数値はともかくバランスフローをやるといろんなことがシンプルになります。もちろんウエッジのシャフトはアイアンと同じで問題なしになります。
私はバランスフローを実践していますが(クラブ全体のMOI値で管理しています)、ロングアイアンのナイスショット率が飛躍的に上がり(スライスはたまにしますがわずかです)、9番とかPWのトップや引っ掛けが減りました。ドライバーが苦手なのでいまだに100叩きですが(汗)。
私自身は手ごたえを感じているのですが、市販アイアンで採用された例はPING GMaxしかありません。メーカーも長年の経験と科学的な検証の上でアイアンセット内のバランスを一定にしているのでしょうし、そのため私もいまいち自信が持てません。そのあたりについてご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。