ヴァルさんのクチコミ履歴
ヴァルさんのクチコミ
211〜240件/267件
-
本間ゴルフ/TOUR WORLDTW717 430ドライバーヘッドも然ることながら、シャフトのフィーリングがいいです。 まず、シャフトのレビューです。 TA65S、TZ65sの両方共(75は試打がなかったので)試しましたが、全体的に緩やかに撓ってから、シャフト全身がバネの様に緩やかに戻ります。 粘り感があって部分的に極度に硬い印象を受けない割に、スピン量は抑え目でした(ヘッドの性能もあります) 弾きによる1発の飛びよりも、粘りを重視して振りやすさと安定性を高めてある、万人に合いやすいタイプのシャフトという印象を受けました。 75だと少し性質も違うのかもしれません。 ヘッドはマットブラックで精悍な顔つきです。 シャフトが振りやすいせいも有り、ミスヒットは1発もありませんでした。籠の中だったので音に関しては外で打つのと周囲の反響状態と違うので何とも言えませんが、手応えで感じる打感は硬くないです。 3つのヘッドの内、どのスペックが自分に合うかを慎重に選べば「買って失敗」は起こりにくいシリーズだと思います。2013/5/7(火)17:20ヴァル
-
グラファイトデザイン/TOUR ADツアーAD DIハイブリッドゼロアイアンを購入した際に挿してあるカスタムの95Sです。 正直、振りづらい。 TourAD系+硬度の必要なUTシャフトとはいえ・・硬すぎますね。振動数以上に硬いと思います。 まず、しなり感がない(動きが小さすぎて感じにくい。) その上に、戻りが早すぎて粘り感がないので、非常にリズムが取りづらいです。 基本的に粘るシャフトが好きなので、ビンビンに弾くTour-AD系は苦手なのですが、それを差し引いてもこのシャフトは酷いですね。 掴まらない系だとは思うんですが、私には若干掴まりすぎます。 廃棄してリシャフト決定ですね。2013/5/7(火)14:39ヴァル
-
ヨネックス/ゼロ アイアン今更〜?った感じですがアイアン型UTが好きなので買いました。 構えた感じはトップブレードが厚く、易しい印象を強調しています。 ソールが広いので構えた際、バックフェースが見えてますが、影になるので気にならないレベルです。気になる様でしたら部分塗装するのも手ですね。 打ってみると飛距離は出ます。 上がりやすい仕様ですが、ロフトがロフトなので普段の弾道が低い方はトータル距離を稼ぐのは難しいでしょう。 打点はシビアです。上下に若干ミスしても飛んでくれますが、飛距離のロスは大きいですし、トゥヒットしたら全く飛びません。 またHSを落とすと落とした分以上に飛ばないのもロングアイアンの性質そのものです。 最低限、ロングアイアンで芯を喰わす技術とドラのHS45以上は必要だと思います。 シャフトはその内リシャフトしますが、ヘッドのつかまりはいいです。 自分的にはこのヒールの重心がこのクラブを易しくしている反面、難しくしている気もします。 ヒール側が重いせいでヘッドがターンしやすい反面、トゥヒットに弱くなってますし、走らせようとすると捕まり過ぎてしまいます。 ヘッド単体で見れば、叩くハードヒッターより、ナチュラルなハイスピードスインガーに合っている気がしますので、購入前にリシャフトまで考慮しておく必要があります 全体的に見れば、HS、技術、現状の持ち球・・と、打ち手を選ぶクラブです。 極端なヘッド性能なので、全てをリシャフトや調整で対応するのは難しいので、使いこなせないタイプの人は最初から諦めた方が無難でしょう。 ロングアイアンUTの割には、かなり易しく仕上がっている完成度はの高いクラブですが、味付けが微妙なクラブですので、御自身の力量とクラブの性格をよく把握した上で使用を検討する必要がありますね。2013/5/7(火)07:52ヴァル
-
キャスコ/ドルフィンウェッジドルフィンウェッジ DW-113「また変なデザインの変わり種か・・?」と思って興味だけでアプローチを数発、バンカーで数発試打してみました。 このヒールの出っ張りデザイン・・・意外と秀逸です。 普通に構えたら出っ張りのおかげでヘッドの座りが安定します。 芝の上で滑りやすい(刺さりにくい)効果もあります。 ソール全体が広いタイプのウェッジは多くありますが、ヒール部分だけでも充分な効果があるんだなと、勉強させられました。 そしてバンカー。 オープンスタンス、オープンフェイスの基本スタイルで打ってみましたが、砂が綺麗に大きく飛びます。メーカー広告の「切り裂く」とはよく言ったもので、ヘッドが着地した時の抵抗が小さく、減速しないで抜けている感じで、とてもイージーです。 試打したバンカーはサラサラの砂でしたので、重い濡れ砂でどの様な効果が出るかは打ってみないとわかりませんが、試しに1本買って色々試してみようかと思います。 フェアウェイで開いて使うのは難しそうな気がしますが、ウェッジをシンプルに打ちたい方には試してもらいたい逸品です。2013/5/2(木)22:52ヴァル
-
本間ゴルフ/TOUR WORLDTW717M アイアンまず、構えた感じが良い。 シビアでありながら上質、そしてMBに邪魔にならない機能だけ取り込んでる感じがします。 タイトMB712と打ち比べましたが、こちらの方がヘッドが回らない印象を受けました。 打感は同程度か、少し717Mに軍配か・・まぁ微妙なところですが、本間がこういった軟鉄モデルを作ってくれるのは嬉しい事です。 生半可な腕で使ってもスコアを良くしてくれるアイアンではありませんが、所有感はありますね。 これがバッグに並んでると見る人が見れば、外ブラのMBアイアン挿してるより渋いと思います。 コストだけはどうしようもないのだと思いますが、一度打って頂きたいアイアンです。2013/5/2(木)22:18ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/X FORGEDX フォージド アイアン(2013)07’から思い入れのあるモデルなのでとりあえず試打致しました。 色々な面で高いレベルでまとまっている感じですが、特筆して良い所も欠点もないので評価が難しいですね。 X-Forged系は新モデルが出る毎に易しくなっている気がします。 今回もプロキャビ系にしては若干低めの重心なのかよく上がります。 ロングアイアンが厳しい方にはアイアン型UTのX-UT prototypeと顔つきがほぼ同じなので、そっちと組み合わせて使用するのもアリですね。 ただ、後にX-Protoも出るでしょうから、今回は購入を見送りました。 バックフェースのデザインが悪いのと、CCグルーブは見た目はどうも好きになれないですね。 中級者〜上級者まで幅広く使える上質モデルである事は間違いありません。2013/5/2(木)21:28ヴァル
-
テーラーメイドゴルフ/RocketBallzロケットボールズ STAGE2 ドライバークラウン上部のデザインは好みが分かれると思います。あの矢印がスクエアに向けやすいとも言えるし、単に「目ざわり」とも取れます。 左右高低、シャフトはカチャカチャで調整できるのであえて書きませんが、全体的に前モデルより優しくなった印象です。 ただ、計測結果を見ても初代と同じで特に飛ぶクラブ(ヘッド)だとは思えません。誇張広告な分結果の落胆の度合いが大きいせいもありますが・・。 、 打感はガチン!と硬めの手応えと、響かない金属音で、前モデルと大差ないです。 安価でもっと良いヘッドは多くありますので、コスパも良いとは言えませんね。2013/5/2(木)09:14ヴァル
-
オークリー/OAKLEY CIPHER(サイファー) ゴルフシューズ非常に軽くてラウンドしてても疲れにくいシューズです。 ストレッチが効いてるので、どんな足の形でも合いやすいと思いますし、デザインも良いです。 ただ、本来のゴルフシューズに求められる機能としては、残念ながら最低評価です。 ナノスパイクのマジックテープ強度が弱いため、ラウンド中にはがれる事もあります 間にゴミや芝が噛むのでラウンド中の再固定は難しく、非常にイライラさせられました。 先の方が言われる通り、接着剤で固めてしまえば、はがれる問題は解決しますが、ナノスパイクの寿命が非常に短い問題もあります。 ナノスパイクは3〜4ラウンド程度ですり減ってしまい、グリップ力は激減し、スパイクと呼べないレベルになります。 これを買うなら3000円程度のソフトスパイクを買ったほうがはるかにマシ。 今は使用を中止して、タウンシューズとして使用しています。 総合評価としては1点。 メーカーさん、もう少し考えて作ってください。2012/9/4(火)13:24ヴァル
-
ミズノ/MPMP The Craft 611 ドライバー昨今、MPシリーズは易しくなっていっている印象がありましたが、やっとMPらしいヘッドが出たと思います。 構えた感じは上級者向けで、球が上がるイメージはあまり湧きません。 叩いたらその分だけ飛ぶ・・立ったロフトとシャープなヘッドがハードヒッター向けである事を訴えてかけてきます。 ソール部のデザインもシンプルでストイックな印象を受けます。 メーカー名や商品名をデカデカと書かないクールなデザイン。ムキムキのプロレスラーでは無く、絞ったボクサーの様なイメージ。 それでいて、ハイソな大人の様な印象もあります。 最近見たヘッドの中では、バックフェースのデザインはかなり上位です。 飛距離性能も申し分ないですね。 バックスピンが多く入らないので叩いても吹きづらいです。 反面、HSが足りない、普段からスピン量が少ないと浮かずにドロップも有り得ます。 打ち手が限られるクラブですが、良くも悪くもMPらしいクラブです。2011/12/15(木)08:32ヴァル
-
テーラーメイドゴルフ/R9R9 SUPERMAX レスキュークチコミ0は寂しいので一応・・ もはや最新クラブとは呼べず中古屋にも安価で並んでおります。 R9シリーズでも後期に出たUTで、一見、テーラーお約束のR9のバージョン違いみたいなクラブにも見えますが、いやはやコレ・・意外と良いクラブかもしれません。 理由は何故かクラブが短く見えます。 黒塗りヘッドの影響か?はたまたFCTのネックの影響か?ヘッド高なのか?正直、理由はわかりません。 テーラーメイドは、長さの測定法が違うのは分かっていますが、同社レスキューTPなどと構え比べても、R9MAXは短く見えます。 39.5インチなのですが、不思議とミドルアイアン位の長さに感じます。(感じ方に個人差のある話なのはご了承ください) とりあえず試打してみると、うん、まぁ普通です。 飛距離そこそこ、捕まりは良い方かな・・・特に突出してる良さが有るわけじゃありません。 ですが、200y打つクラブとして、短く見える安心感は是非欲しいところ。 ブームは過ぎたR9シリーズですが、顔は嫌いじゃないので予算が合えば購入してみようかと思います。2011/12/15(木)00:32ヴァル
-
ブリヂストンスポーツ/ツアーステージ X-BLADEツアーステージ X-BLADE 705 TYPE M「ネオフォージド」と称される高機能軟鉄アイアンです。 新しいクラブを買うと、計測と調整を先にやります。 メーカー表示と実測では、やはり若干の差があります。 ロフトが若干狂ってたので各番手のロフトピッチを調整。ライ角は表示通りでしたが個体差のある話ゆえ、この辺りの詳しい事はマイクラブにでも書く事にします。 外観: 構えると、まずオフセットは控えめ。厳密にはストレートでは無いと思いますが、あまりグースネックと言う印象もありません。普段、710MBを打ってますが大きな違和感は感じません。 トップブレードの薄めで、ネック周りが結構スッキリ。顔つきはシャープな印象ですが全体的にヘッドが大きく見えます。この辺りは優しさの部分でしょうか。 バックフェースのデザインはなかなか好みです。 ソール幅はセミキャビとしては標準位。ソール前後が少しカットしてあり、抜けを良くする形状らしいですが、ターフを切り取ると言うより、ターフの上を滑り抜けるイメージがします。日本のゴルフ場の土質を考慮したのかも知れません。 打感: 実際に打ってみると、まず打感が少しボヤけます。 「バックフェース下部の肉厚部分で打感が柔らかい」と言うのがメーカー論。確かに打感自体は柔らかいのですが、「軟鉄の中に何か混じった様な柔らかさ」だと、私は感じました。 ミスヒットの強さ: 打点が左右にボール半個ズレる程度までならキャリー自体は大きく落ちません。流石にトゥ側で打ち過ぎると一気に飛ばなくなりますが、中級者以上が使うモデルとしてはシビアな感じはしません。 少し薄めに捕らえた時に意外とボールを拾わない印象がありましたが、これはヘッド軌道による個人差のある話だと思います。 弾道、飛距離: 捕まり過ぎない感じで操作性もそこそこ良いです。曲げようと思えば曲げれます。飛距離はロフトが立ってる分飛びますが、飛び系アイアンの様に無茶飛びはしません。ロフト25度で37.75インチ以上の飛距離は出ません。710MBで7鉄がキャリー149y、Type-Mが156yと言うのが機械計測時の結果でしたし、実際に練習場で打った球もそんな感じでした。ちなみにタイトVG-3は170yでした。 総評:ターゲットは中級者以上。高い水準でまとまったアイアンですが、スライスに悩む方、打感にシビアな方は止めた方が良いと思います。 特に飛ぶアイアンではありませんし、打点にシビアすぎるアイアンでもありません。良い点、悪い点は表裏一対ですが、大きなクセが無いので実戦的で飽きのこないクラブだと思います。2011/3/25(金)02:03ヴァル
-
ミヤザキ/クサラKUSALA Black(氷)ヘッドはNEW Z-TX Tourです。 霧、水と打った後にこの氷を試打。 各シャフトの個性が明確に弾道とフィーリングに現れます。 水に比べ先の硬さがまず目立ちます。ワッグルしても動くのは手元から中間部。先は全く動かない雰囲気です。 スイングを始めると切り返しで手元側が大きくしなり、インパクトにかけて溜まった分が素早く戻ってくる印象です。 元調子にしては、戻る速度が結構速い印象を受けました。 これが製法なのか素材弾性なのかはわかりませんが・・。 実際はそれほどハードなシャフトでもありません。しなりが感じやすく扱い易いのはクサラシリーズ共通。ハードすぎるシャフトでは無いのでアヒナで辛いと言う方は試す価値アリです。 弾道は中弾道ストレート。水では中高弾道ドロー、霧では高弾道の大フックだったのでシャフトの性格差がきっちり出ますね。イメージはMotore.V2シリーズに近い感じですが、しなりとスピード感はこちらの方が感じ易いです。 しなるシャフト好きなフッカーの方は試してみて下さい。2011/2/1(火)14:32ヴァル
-
三菱ケミカル/FUBUKIFUBUKI α捕まりが良く、走るシャフトという印象です。 中間部付近が大きく撓り、弾きの強い戻り方をしますが暴れる程ではありません。コントロール性を残してる感じです。 ただ、捕まりすぎてフッカーには合わないです。 シャフトだけ見ればスライサー向けに見えるんですが、こういったシャフトは最近の460cc大型ヘッドとは相性が良いのかもですね 飛距離、安定性、振り心地、低スピン性。他社シャフトと比べると、正直抜けた所がありません。特筆すべき点が無いのが特徴です。 リシャフトに悩むスライサーは試して見てもいいんじゃないでしょうか? 高いレベルでまとまった捕まり系中調子シャフトという総評です。2011/2/1(火)14:01ヴァル
-
藤倉コンポジット/モトーレスピーダーモトーレスピーダー VC.2「フジクラはこの手のマイルドな粘り系を作るのが上手いな」 ヘッドはニッケント4DX。シャフト挿し変え可能な試打クラブで試打会等で目にする機会が多いヘッドです。 まず、このVC2シリーズ。飛ばすタイプのシャフトでは無いと思います。 Motore=飛ばし系というイメージがあるのですが、これに関しては安定感を高めたシャフトと言う印象を受けました。 中元調子なのにハードさを感じず、マイルドなしなりとスローな戻りを実感出来ます。 捕まりも手元系にしては良い方で、切り返しでしなりを感じてダウンスイングに移行したい方には良いと思います。シャフト全体がしなり、RAMBAX-Xシリーズにも近いイメージを受けます。 どちらかと言えば叩くタイプより振り抜くタイプの方に合いやすく、スイングがブレる方、リズムが一定しない方にはバラつきを多少抑えてくれるのではないでしょうか。 スピン量は抑えてくれますが、従来の元調子系に比べるとそこまでは減らない印象。打ち出し角も同様で高くも無く低くも無い中高弾道で飛んで行きます。振り感は粘り系で中調子的な弾道というのが総評です。 自分はとても振り易いシャフトと感じましたが、リシャフトまでは至りませんでした。 ミヤザキクサラに出会う前なら・・・リシャフトを考慮したかも知れませんが。 私評価は振り感、飛距離ともクサラの方が上で、安定感はVC2と言った所です。2011/1/26(水)11:48ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/X FORGEDX SERIES ジョーズ ウェッジ(CCグルーブ)ツアーワイドソール(バウンス角0度)ノーメッキです。 スピン性能はお世辞にも高くありません。どうしても前作の角溝と比べてしまうからでもありますが・・・。溝の本数を増やし、ヘッドの抜けを良くし、重心を上げる等の工夫はされていますが、やはり限界はありますね。 バウンス角が0度と言うのは初めて使用しましたが、想像通りで良い面と悪い面があります。良い点は抜けが抜群によく、ボールの下を抜く様なロブ系球が容易に打てる事、またロフトを立てて使えば足の伸びる球も打てるので球の高低の打ち分けが楽です。 悪いと言うか不安な点はフルショット時。 フルショットでハンドファーストでインパクトするとバウンスが無いので、基本的に刃から打つ事になりインパクトはシビアになります。ソールをワイドにして刺さり難くはなってますが、どれだけソールが広くても上から入れると刺さります。 ハンドレイト気味に打つのも、抜けが良すぎて球のコントロールが難しく感じました。 打感も微妙です。メイン使用しないのでノーメッキを選択しましたが、意外と硬い印象。まぁ、ここは好みかと思います。 この番手でフルショットを多用しない方、インパクト精度が高くローバウンス慣れしてる方なら扱い易く感じるクラブだと思います。2011/1/25(火)01:29ヴァル
-
ミヤザキ/クサラKUSALA Blue(水)ピロ♪さんも仰っていますが、本当に気持ちの良く振れるシャフトです。 素直にしなって素直に走る。私も数多くのシャフトを打って来ましたが、しなりと戻りが、これほど気持ち良く感じ取れるシャフトはなかなか無いです。 試打中につい、「シャフトは撓るから面白い」という師匠の言葉を思い出すほどに撓りを体感させてくれます。シャフトのしなりを感じ取れないと言う方には、是非一度打って見て欲しいシャフトです。2010/12/22(水)18:08ヴァル
-
トゥルーテンパー/RIFLEライフル プロジェクトXフライテッドウエイトの逆フロー(ディセンディングウエイト)とキックポイントフローという一風変わった概念のシャフトです。短い番手ほどシャフト重量が軽くなって行きます。 フライテッドの場合は、どちらかと言えばキックポイントフローの方が印象が強いです。ロングアイアンは上げ易い先調子、ショートアイアンはコントロールしやすい元調子となる訳ですが、DGなどの均一フローシャフトから買い変える場合は注意が必要です。 重いDGをお使いでシャフト重量(クラブ重量)でスイングする方には、最初はまず合いません。なぜなら番手毎にフローする総重量が今までと違うからです。 従来、スイング負荷は番手が短くなるにつれ(クラブヘッドの重くなる分−シャフト長による遠心力が小さくなる分)だけ重くなりますが、ディセンディングウエイトモデルは、それに加えシャフトが軽くなります。 クラブの重さで打つ様な今までのイメージで打てば、ショートアイアンは降りてこないのでトップし、ロングアイアンは落ちるのが早くダフるという結果になりやすくなります。 私の印象では、このシャフトはクラブの重さと引っ張り合うイメージではなく、御自身のスイングにクラブを追従させるようなスイングじゃないと使いにくいのではないかと思います。言い方を変えればスイングの出来上がっている上級者向きです。 もう一つ言えば、アドレス時に球を置く位置が全番手一定の方の方が、理屈で考えれば合い易い気がします。シャフト重量があるのでダウンブローに打っても負けませんが、レベル気味の方が活きるシャフトかも知れません。 キックポイントフローは若干程度で考えていいと思います。元々しなり量の少ないスチールシャフトですし、重量もある硬いシャフトなので大きな期待は抱かない方がいいと思います。2010/12/21(火)17:09ヴァル
-
トゥルーテンパー/GS95先調子のスチール。 軽いカーボンシャフトでは物足りないが、スチールでは球が浮くか心配って人は試す価値アリです。 同重量帯のNS950に比べれば先端側の走り感がありスチールの割には球が浮きます。 ストロングロフトのアイアンと相性は良さそうで、シャフトで浮かせてロフトで飛ばすといった構図でしょうか。 どちらかと言えばダウンブローよりレベル気味のインパクトの方が合うと思います。上から潰しすぎるとインパクトでシャフトが負ける印象がありました。 この重量帯にもカーボンシャフト(AD95等)がありますが、重量級カーボンは球の浮かせたいハードヒッター向けの味付け。それに比べれば明らかにGS95を打つ方が易しいと感じます。 先調子ですので、DR,FWなどとの調子ズレには御注意を。2010/12/21(火)16:36ヴァル
-
トゥルーテンパー/ダイナミックゴールドダイナミックゴールド(アイアンシャフト)もはやこのシャフトに説明は要らないと言うほど、知れ渡っているシャフトでしょう。 アイアンにおける重量級手元調子のワールドスタンダードシャフト。 手元側の粘り感と重量感。球を潰す、抑え込む印象を強く持てるシャフトです。ダウンブローに打つのにこれ以上適したシャフトはないと思います。反面、重量が重いので筋力の低い方、元々の持ち玉の弾道の低い方にはNGです。2010/12/21(火)16:25ヴァル
-
USTMamiya/プロフォースアクシブ コア レッド国産の人気シャフトが値上がりを続ける中、FWなどにも高性能なシャフトを求めるなら、まずはこれでしょう。 工賃込みでも2万円以内で収まりますし、性能的にも高価格シャフトに比べ遜色ありません 特にREDは地面から打つFWに最適な1本だと思います。 UTはDG-SL、アイアンでDG-S200などの重量系元調子をお使いの人にはお勧め出来ます。FWで使用すれば、かなり硬く仕上がりますし元々がしっかりしていますので、Sでもよほどのハードヒッターで無ければ、まず暴れません。 手元側にほんの少しの撓り感を持たせながらコントロール性に優れたシャフトで、捕まりすぎを抑えてくれる割には、高さもしっかり出ます。 シャフト重量70g前後のDRをお使いでスプーン、クリークで左に巻く方は試してみてはどうでしょう?2010/12/21(火)16:14ヴァル
-
ミヤザキ/クサラKUSALA Silver(霧)NEW Z-TXに装着されていた物を試打した感想です。 正直驚きました。クサラシャフトを打ったのは初めてでしたが、これほど気持ちの良いシャフトに久々に出会った気がします。 しかもこれが純正装着品とは、メーカーもシャフトを売りにするようになってきましたね。 先調子で捕まりが良く、スピンが多く入り、高打ち出しです。 本当に先調子らしい素直な先調子で、基本的に私には合わないのですが、感心したのはまずフィーリング。 私も数多くのシャフトを打って来ましたが、これほどしなやかに鋭く走るシャフトは久々です。 先の一点だけが鋭く走る様に感じるシャフトは多くありますが、これは中間が小さく走りながら先は鋭く走る様な感じです(実際はわかりません。フィーリングです) しなやかながら、初速とHSはかなり上がります。 計測データではクサラ(水)はHS47。比べて(霧)はHS48を軽く超えMAXは49.2。 スピン量が3000以上になっていたので飛距離ロスはありましたが、先調子らしく初速もしっかり上がります。 極度に走った様に感じない分コントロール感も出そうです。 スピン量、打ち出し角不足の人が打てば飛距離を伸ばせそうだと思いました。 これから先調子シャフトの購入を検討されている方は、ぜひ一度試打してみてください。私の中での評価はモトーレやクアトロテックより数段上です。2010/12/21(火)15:18ヴァル
-
藤倉コンポジット/モトーレスピーダーモトーレスピーダー VC.0先端に鋭い走り感があり、ヘッドが気持ち良く抜けてくれます。 振り遅れるスライサーが打てば、シャフトが捕まえて上げてくれますが、スピンが多く入るのも特徴なのでハードヒッターはヘッドとのスペック合わせに注意が必要。持ち玉が高い人は、他のシャフトを考慮した方が無難です。 初速がかなり出ますので、スピン量と打ち出し角度が合えば飛距離性能の高いシャフトだと思います。2010/12/21(火)14:45ヴァル
-
トゥルーテンパー/プロジェクトXプロジェクトX グラファイト6.5Xのレビューです。 振動数268cpm。45インチ 総重量320g グリップ46g このレビューはあまり参考にならないかもしれません。 理由は以前、メーカーがプロジェクトXのフレックス表記を一新したのですが、その前後のタイミングで購入した為、6.5Xとはいえ現行の中元調子とは少し違うシャフトで実際は中調子だと思います。 中間部にしなり感を感じ、スピン量が多めに出て捕まりは程々。吹き上がる感じもあり、私は使い物にならないと判断しました。 全体的には振動数以上に硬く感じるので、ブレは少なく思います。ヘッドがアッパーに動きたがらず、撓らない割には戻りが遅い粘り系シャフトかも知れません。 USシャフトは基本的に 安定>飛距離 というシャフトが多いのでコレもその系統でしょうね。2010/12/21(火)14:38ヴァル
-
グラファイトデザイン/TOUR ADツアーAD EVEV-7Sです 手元にしっかり感がありインパクト前後で中間から先に掛けて鋭く加速します。飛距離重視系のシャフトですね。 捕まりが良く初速の出るシャフトで、クラブでフック回転を掛けたい人が打つとスピン量を抑えられて飛距離に繋がると思います。 ただ、タイミングが結構シビアなシャフトなので、合わない人が打てばひどくブレます。 3大メーカー品という事で目にする機会が多いですが、良くも悪くも人を選ぶシャフトです。2010/12/21(火)14:20ヴァル
-
トゥルーテンパー/グラファロイエピック(ドライバーシャフト)スチールの方向安定性と、カーボンの弾き感を融合させたシャフト。 打てばわかりますが、スチール特有のしっかり感がありながらカーボンらしいフィーリングも味わえます。 国産カスタムシャフトに比べると、硬めのシャフトですので1フレックス落し位から視野に。 振動数自体は大きく出ませんが、シャフト特有のフィーリングが硬く感じさせる印象です。 ・参考数値 ヘッド:FT-IQ Tour(I-MIX) グリップ:ゴルフプライド46g 45インチ 320g EPIC68S 266cpm EV7-S 270cpm。 飛距離性能はお世辞にも高くはありません。あくまでも方向性との両立がメイン。フェアウェイに確実に運びたい人にはシャフトが走りすぎたりする事がないので強い味方になると思います。 先調子ですが極端に走らないのでイメージよりは捕まりすぎず、私が打つとEV7-Sの方が若干捕まります。球は打ち出しが高く、ゆっくり出て行く印象。全体的に動きが少なく、小さくゆっくり動くシャフトなので、初速を稼ぐ感じではないです。 一発の飛びよりも、確実にフェアウェイに置きたい人にお勧めです。2010/12/21(火)14:08ヴァル
-
ブリヂストンスポーツ/ツアーステージツアーステージ X-UT(2011)DR、アイアン、ウェッジと各メーカーが競り合って新モデル開発を続け、ある種の完成形が出来つつある中、UTと言うジャンルは、まだまだ自由度が高く、最もメーカーの個性が出せるクラブでは無いかと思います。 今回のX−UTは、UTの本懐である上げ易さ保ちながらアイアンの延長という位置取り。王道ながら高レベルな出来だと思います。 まず打感打音。マレージングらしい弾き感はあれど決して硬くなく心地良い金属音で飛び出します。 弾道的にはストレート〜フック系の球筋。少しライ角がアップライトになってるせいか、Xシリーズの割には捕まりはいい方かもしれません。 数球打った感じは安定感の高いクラブで、大きな曲がりもなかったですが、これは人によって合う合わないのある話。重量やシャフトKptが合わない人だとスイング、インパクトがブレるので一概には言えません。 アイアン的に構えられる。とありますが、アイアンとはやはり違いを感じます。リーディングエッジの丸み感がどうしてもウッドを意識させられますね。抜けの良さを保つ為には仕方ないことだと思いますが・・。 フェース高も適度にありますし、ヘッドも小さめな事から、初心者にはお勧め出来ません。 決して敷居の高いヘッドでは無いですが、球を浮かすスイング技術、インパクトが取れるセミハードヒッター以上なら扱えます。 セミキャビの鍛造アイアンと相性の良さそうなクラブだなと思いました。 ただ、BSはコストが高いですので、ここだけはマイナスポイントですね。BSへのこだわりがなければ、他社を試してからでもいいかもです。2010/12/6(月)11:53ヴァル
-
マグレガーゴルフ/マックテックマックテック DP101 ドライバー練習場試打会での試打です。 ディープフェース気味に作ってありますが、ヘッドは見た目程、ハードでは無い気がします。 自分が打ったのはオリジナルのモトーレ68S。シャフトがよく動くせいか弾道自体は中高弾道。球の捕まりも上級者向けにしては良い方です。 9度表示でもリアルロフトはもっと寝てる気がしますが、ここは感覚の部分なので詳細は分かりません。 従来のマクレガーらしさを残しながら、ハードヒッター〜セミハードヒッター向けに調整したと言う印象でした。 飛距離は十分。昨今のDRの平均距離程度は飛びます。 オリジナルシャフトのせいか、出球が高くスピンが多めに入る感じでした。シャフトを選べればもっと性能が出せそうでしたが、打てたのはオリジナルだけでしたので、シャフトの影響が多く出てると思います。 打感は個人的には嫌いですね。金属で弾く感じと、ぼやけた感じが混ざった様な・・・抽象的表現しか出来ませんが、とにかく柔らかく締まった感じでは無いです。 マックテックのロゴが一新されて、見た目にも鋭さを感じるクラブですが、上級者モデルに関してはBSやSRIの方が設計が上手いと感じました。 自分は買えるクラブでは無いと判断しましたね。2010/11/15(月)19:17ヴァル
-
タイトリスト/910910 D2黒塗りヘッドに調整機構。前作よりコストを抑え買いやすくなってます。テーラーを意識しR9ユーザーを取り込む意図が見えますね。 シャフトは色々試しましたが調整機構については試しませんでした。 良いクラブだと思いますが、タイトリストが調整DRというのに個人的な嫌悪感。ここ数年、やさしさや機能性を前面に出し、新規ユーザーを取り込もうとしてますが、タイトリストはあくまでもタイトリストらしくクラブを作って欲しいという個人的な思いもあります。 このクラブの性能自体は、打感、方向性、構え易さ。全てハイレベルで、特に文句はありません。ただ惹かれる部分もありません。 「調整機構が要らない」という方は無理して買う必要はなく、909D2を打ってからにした方が良いと思います。 歴然とした進化である調整機構。見た目が一新された黒塗り。ただ、その裏でヘッド性能には大きな進化が見られませんでしたので・・・。 誰でも使える便利で敷居の低いクラブより、一度使えばもう他の物は使えないと言った名器。使う者が限られ、そして優越感を持てるクラブ。 タイトリストは元来そういったカラーを持つブランドですし、またその様なクラブを作り続けて欲しいと願うのは、私だけでしょうか・・・。2010/11/13(土)18:21ヴァル
-
ダンロップ/スリクソンスリクソン NEW Z-TX ドライバーBlue72とSilver61の両方を打ちました。 前作のZ-TXは私の中で不評だったのですが、今回のは良い出来だと思います。 ヘッドの進化もありますが、Kusaraシャフトの印象が特に素晴しかったです。 なので、ここから下はKusaraシャフトのレビューになります。ヘッドのレビューでは無いので、そちらが気になる方はスルー願います。 Silver61の方は先走りの速い弾き系。インパクト寸前からビュンと一気に走り、弾き飛ばす感触が味わえます。 実際にHSを計測して見ても、Blue72が47前後だったのに対し、シルバーの方は48以上出ていました。 ただ、先調子らしくスピンが多めに入るのでHSの速い人は吹きますね。 私が打った場合でスピン量が3000以上、超高弾道、高初速の割にはスピンで損してる球になりました。 Blue72は中調子、どちらにも言える事ですが72と表記されていても実際に70gある訳では無いらしいです。この辺りのスペックについては詳しく知らないので、メーカーのHPでもご覧下さい。 数発打つと、こちらも弾き系だと感じました。 先(ヘッド)だけがヒュンと走るのではなく、中間から先にかけてがスムーズに走ります。マイルドな中調子だと思いました。 シャフトの差は弾道にも顕著に現れます。 高弾道ながらスピン量は2500位まで抑えられ、HSは47前後。 6、7発計測しましたが、HS48には届きませんでした。 どちらのシャフトにも言える事ですが、「先調子らしい先調子」と「中調子らしい中調子」です。 マイルドでスムーズに動きながらも鋭いスピード感も味わえる味付けが施されており、とても素直なシャフトだと思いました。 ヘッド自体も構えやすく、良い顔をしています。 ただ、このシャフトとの相性を考えると、もう少しディープフェースでも面白かったかもしれません。 とはいえ、今回のZ-TX(Kusaraシャフト)は、ギア好きなら一度試打する価値があると思います。 合う合わないはともかく、撓る、戻るが気持ち良く味わえますよ。2010/11/8(月)17:29ヴァル
-
キャロウェイゴルフ/FTFT-iQ ドライバークチコミ評価が高く中古で安くなってたのもあり、久々オートマチックなDRを買って見ました。 SUMO5900以降、スクエアヘッドには手を出していなかったのですが、これはクチコミ評価通り非常に良いですね。「異形ヘッド=音と飛距離に難アリ」というイメージは完全に払拭出来てます。 ツアーモデルを買ったのですがフックフェース気味のような・・? 中古購入なので前所有者がグリップの挿し方などをイジッてるかもしれないので、この辺りの調整の利く部分はわかりません。 ただ、リアルロフトは表示より寝ていて、かなり高い球が出ます。 その割にはスピン量は抑え目なので飛距離に繋がります。 i-mix版で買ったので、サブシャフトとグリップの挿し方などで色々と弾道がイジれそうです。 ノーマルはスライスを消したい初心者向けの様な設定ですが、微調整を施す事で確実にフェアウェイに置きたい上級者も恩恵を受けられます。 慣れるまでは大きく曲がる事もあると思いますが、上級者が慣れれば抜群の安定感が生まれます。それほどにヘッドの完成度は高いです。 操作性や見栄を捨て、「ティショットをフェアウェイに置く」という、極めてシンプルかつ最高の結果を最優先で追い求める方には非常にお勧めです。2010/10/25(月)15:07ヴァル