プロフィール

ゴルフ界では大半が右打ちですが、フィル・ミケルソンは幼い頃、父親のスイングを正面から見ていたため左打ちとなり、のちに「天才レフティ」「ビッグ・レフティ」と呼ばれるように。

アリゾナ州立大学時代から驚異的な成績を残しており、1989年のNCAAゴルフ選手権では当時の史上最少スコアで優勝。 1990年の全米アマチュアゴルフ選手権で優勝すると、1991年の米男子ツアー、ノーザン・テレコム・オープンでアマチュアながら勝利を挙げるなど将来は約束されたも当然でした。

1992年にプロ転向し、1993年のビュイック招待選手権でプロ初優勝。 以降、順調に勝利数を積み重ねていきましたが2003年は勝利を挙げることができず、デトロイト・タイガース（MLB）の3Aで投手の入団テストを受けるなど、ゴルフから離れたいほどでした。

しかし、2004年のマスターズで見事メジャー初制覇を成し遂げると調子は上向きとなり、メジャー通算6勝を記録。 特に2021年の全米プロゴルフ選手権では50歳で勝利とメジャー最年長優勝の記録を更新しました。

全米オープンで優勝すればキャリアグランドスラム達成となる天才レフティ。2021年大会はカリフォルニア州のトリーパインズGCが舞台。 地元ギャラリーの応援がミケルソンの背中を押すことは間違いないため、優勝する可能性も上がるかもしれません。