ヴァルさんのクチコミ履歴
ヴァルさんのクチコミ
31〜60件/267件
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キャロウェイゴルフ/PARADYMパラダイム Ai スモーク トリプルダイヤモンド ドライバー試打してきました。 「パラダイム シフト」「AI 」「SMOKE」、と、キャロウェイらしい増し増し感のあるネーミングですね。 SMOKEは、俗語で「煙が立つほどに速い」との意味で、ボールスピードの速さを強調しているネーミングでしょうか。 まず、見た目から。 投影面積、サイズ感は前作とほぼ同じですね。 フェースとクラウン部分の境目にフレームを設け、カーボンクラウンになってる点も同じ。 色味は青から変更され、グレーっぽいカラーリングになりました。ソール部分は白っぽい柄、写真より白く見えます。 全体的に煙を意識している様なデザインです。 試打を始めました。 ポンと置くと、ヘッドは少し開きます。 最近打ったG430 10Kが開かない作りだったので、ここはちょっと残念かな。 打っていて、最初に感じたのは打感の硬さ。 硬質感が強く、トップした時の様な感触です。 ローグST以降、キャロウェイドライバーの打感はどんどん硬くなってますね。 弾道はロースピンモデルらしく、低い打ち出し、超低スピン。私の打ち方ではスピンが2000を超える事はなかったです。 ボールスピードは速いですが、打ち出し角が低いので、その影響もあるかなと。 総評です。 個人的には前作より、価値を感じられない出来です。デザインがうるさい割に格好良くないし、打感がとても硬い。飛距離性能は低くないので低評価までは行かないものの、前作パラダイムを所持してるなら変える必要はないと思うし、新規で買うにしても、他社モデルを検討した方が良いと思います。 参考になれば。2024/1/16(火)09:08ヴァル
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ピンゴルフ/G430G430 MAX 10K ドライバー量販店に試打スペックが入ってきたので、打ってきました。 今年はPINGもテーラーも「10K」と称された、超大慣性モーメントが流行となりそうですね。 見た目から。 デザイン的にはG430を踏襲ですね。 新作というより、派生モデル。過去に出たG400 MAXと同じ様な感じでしょうか。 クラウン部分はLSTと同じカーボンクラウンです。 構えてみると…デカいですね。 カタログ上は1%とか2%の差らしいですが、460CC以上あるんじゃないかと思える投影面積と、シャローフェース。 明らかに上がりやすく、曲がりづらい。そんな印象を受けます。 打ってみると、最初は大慣性モーメントらしい、やや右プッシュの弾道、ヘッドが回りづらく、振った方向にそのまま飛んでいくような感じです。 寛容性に関しては、過去一番じゃないでしょうか。 インパクトスローカメラで見ても、衝突時にヘッドが一切ブレない。トゥ気味で打っても全くブレない。当たり負けしづらく、弾道への影響も少ないので、寛容性の高さは素晴らしいです。 当然、意図的に曲げることは難しく、捕まえに行っても、ちょいドローさせるのが精いっぱい。 大きなミスをすれば、曲がらない訳ではないだろうけど、極めて曲がりづらいドライバーだと感じました。 バックスピン量に関しては、私が打った範囲で2100~2400程度。上下の打点ミスに対しても強く、縦にも横にも、とにかく曲げづらい。ってのが印象的でした。 打感に関しては G430とほとんど同じに感じました。 ちょい硬めですが、許容できる範囲かなと。 飛距離に関しては、正直、普通です。 初速性能はがあまり高くないです。スピン量も打ち出し角度も悪くないのに、飛距離に反映されない。 元々、PINGはMAX飛距離より、MAX寛容性が生む平均飛距離って感じですし、一発の飛距離が欲しい方は他のモデルでも良いかもですね。 総評として、とにかく直進性を求めるなら、買いですね。 多少のミスを寛容する易しさと、超大型ヘッドの安心感。 ドライバーはフェアウェイに運んでればOKという方には強い味方になります。 反面、球を操りたい方にはNGですね。 「曲がりづらい」というのは良い事に聞こえるけど、これはギア効果が出にくいモデルだと思います。 振った方向にそのまま飛んで行く為、右や左に行ったまま、返ってこない、なんてことも…。 スイングタイプ的には、フェースをシャットに使うタイプに合いやすく、開閉を多く行う方には扱いづらいかもしれません。 易しいとはいえ、回頭性が悪い分、スライサーには合いづらいかなと思えます。捕まえたいならSFTでしょうね。 430MAXからの移行であれば、すんなりと扱いやすいかもですね。 個人的に、買ってみようかなと思えるヘッドでした。 まだ、Qi10や、Ai SMOKEなどの注目モデルを試打していないので、それらを打ってからの判断になりますが、「これだけ寛容性があれば、ティショットのプレッシャーは間違いなく下げられる。」と感じられる製品でした。 参考になれば。2024/1/12(金)10:29ヴァル
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ダンロップ/ゼクシオ エックスゼクシオ エックス ドライバー(2023)「ゼクシオ」と言う名前なので、アスリートユースは敬遠しそうですが、試打する価値はあるクラブです。 まず、見た目。 大きめの投影面積からくる安心感と易しそうな見た目に国産らしい丸型ヘッド。 そのフォルムが素晴らしい。 ホームページの写真とかではわかりにくいが、程よい丸みが良いですね。 ソール部分はスッキリしてて、後部にウエイト。地面に置いて、グリップを上下に動かして座りを変えても、スクエアラインが変わらない辺り、よく作り込まれた形だと思います。 鳥籠での試打だけど、打感、打音は少し硬めかな。 ゼクシオみたいな高い金属音ではないが、球を潰す様な渋さ溢れる低音でもない。 ゴツんとした感じはテーラーメイド系にちょっと近いかな。 この辺りは、もうちょっと改善出来そうな気もします。 寛容性と飛距離性能は高く評価できます。 打ち出し角が高く、捕まり性能が高い。9.5度でも十分に上がる為、リアルロフトは多いのかもですね。 ハイドローが打ちやすい事で、スピンも多く入らないので、飛ばしに必要な要素は、しっかり装備されている感じです。 また、寛容性に関してもかなり高いと思います。打点がズレても球筋と初速が変わりにくいし、打感も変わりづらい。 どこに当たってるかわかりにくいから、上手くなる為のドライバーではないけども、寛容性としてはかなり高く、まるでPINGみたいなドライバーだな〜というのが感想です。 総評として、初級者〜セミアスリートが扱い易い仕様に仕上がってると思います。 HS45程度でもヘッドは余裕で使えます。シャフトは変えないといけないかな。 易しく飛ばしたいなら試打をしてみる価値はありますよ。2023/12/4(月)20:51ヴァル
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テーラーメイドゴルフ/TP TRUSSTP リザーブ トラス M3TH パターパターは好みの要素が強いので、クチコミを書くのも難しいんですが、久々に購入したので一応。 やや、短めの33インチ。センターシャフトではなく、クランクネックのタイプにしました。 センターシャフトと最後まで悩みましたが、トラス部分とシャフトが繋がってる感じが馴染めなかったです。 少しオフセットがある方が、私は構えやすかったので、こちらを選びました。 6万オーバーで基本、値引き無し。というのは、限定とはいえ、なかなか攻めた価格ですね。 テーラーメイドは種類も本数も数が出るので、「限定」であっても、あまり所有感は湧きません。 性能面だけ素直にレビューします。 構えた感じ、2本のライン幅が絶妙でアライメントが取りやすく、ボールを出すべきラインも意識しやすいです。 トゥ、ヒール側に厚みを持たせている事で、打点ズレへの寛容性は高いと思います。 打感については、削り出しノンインサート+溝で、しっかりとしながら、硬すぎない打球感。深めに切られた溝は早めに順回転させる事にも一役買っているんだろうと思います。 本来、ややトゥハングになるネックタイプですが、グリップ変えてしまった事もあり、ほぼフェースバランスになりましたが、カタログ上ではトゥハング角は11度です。 純正のシャフトは少し変わっています。 スチールですが、初めて見るタイプのシャフトで、スリットの様なものがあります。おそらくシャフトに動きを増やして、カーボンシャフトの様なイメージに近づける工夫だと思います。 この辺りが特別仕様らしさですが、その内テーラーメイドのパターに標準採用されるのでしょうか。 グリップはラムキン製です。同社のDEEP ETCHEDの特別版かな。ラバーでこちらもスリットが多く入っています。 私は細いグリップは苦手なので、変えてしまいましたが。 ソールウエイトは5gが2個。 軽い方への調整があまり効かないので、あまり軽いグリップは使いづらいですね。バランスなどはしばらく使ってみて調整です。 総評として。 削り出しで高級感がありながら、トラスや新しいシャフトなどの技術を盛り込み、安定性を高めたマレット型パターといった所です。 個人的にはこのラインアライメントは好きですし、形状も好きです。 値段はお高いですが、良い買い物だったと思います。2023/11/18(土)03:21ヴァル
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藤倉コンポジット/トラヴィル アイアンシャフトスペックは115Sです。 ヘッドは5鉄26度の軟鉄鍛造アイアン、練習場、ラウンドを経てのレビューとなります。 まず、デザイン。 マットブラックをベースにシルバーと緑が配色され、近未来的な格好良さがあります。 トゥーロンパターみたいですね。 塗装の質感が少し変わってて、ゴムっぽい手触り。マットな色彩とマッチしています。 ただ、クラブを出し入れする際、アイアンはクラブ同士が擦れる機会が多いので、耐久性は大丈夫なのか、ちょっと心配です。 ワッグルすると、グイグイとしなります。 115gのSシャフトとしては柔らかく感じますね。振動数は低そうです。 しかし、打ってみると頼りない感じはしないです。しっかりしなるが遅れない。シャフトがしなりを持続したまま、インパクトを迎える感じで、ヘッドが同じ向きでいる時間が長い。 デイロフトで当たりやすく、低めの打ち出し、高スピンによる高弾道、大きめの落下角。 そんな弾道になりやすいシャフトだと思いました。 ただ、強振するとさすがに先が走って捕まりますし、スチールの感覚でコントロールショットを打つと、ちょっと飛ばないかな。 ラウンドで、コントロールショットを打つと、スチールの時よりショート気味です。 復元力の高いカーボンシャフト故の事象なのか、トラヴィルの特性なのか、季節の変わり目の時期だからなのか、この辺りはもう少しテストが必要だと感じました。 打感に関しては軽くなります。 スチールらしい球を押しつぶす音や手応えは希薄になり、鋭く軽快な打球感になります。この辺りはカーボン独特の感触です。 今回はノーマルロフトに近いアイアンに挿しました。デイロフトになりやすい特性があるので、少しバウンスがあるアイアンで使う方がマッチしやすいかもですね。 実験してみないと分かりませんが、バウンスの少ないストロングロフト系だと、抜けづらくなる可能性もあるのかも? これが、今の私の見解です。 総評として、アイアン用カーボンシャフトとしては秀逸。重量帯の豊富さと、癖のない動き方、幅広い層に受け入れられるシャフトだと思います。 飛距離性能も悪くない、ボールも止まる、アイアンシャフトのハイエンドモデルだと感じました。 問題はコスパですね。ミスが消える魔法のシャフトではないし、+10yd飛ぶとかではありません。 スチールから変えて失うものもあります。重厚な打球感や、コントロールショットやインテンショナルなど、操作の安定感についてはスチールの方が、まだ上だと判断しました。(慣れかもですが…) それらを踏まえて検討されてみてはどうかと思います。 参考になれば。2023/11/16(木)08:02ヴァル
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タイトリスト/T-SERIEST150 アイアン(2023)感性に訴える部分と、機能を上手く融合させたアイアンだと思います。 打感は極上とまでは言いませんが、十分に心地良く、音も渋め。軟鉄鍛造らしい手応えで、余程のこだわりがなければ許容できる範囲です。 機能面で言えば、Sロフト(ストロングロフト)である為、飛距離面で若干有利ですが、T100とのうち比べだと、約5yの差。 Sロフトの割には飛ばないが、その分しっかりスピンが入る。 アスリートユースを前提とした作りです。 操作性もあり、左右高低の反応も良い。寛容性はほどほど。 イージーにアイアンショットを打ちたいのであれば、T200を推奨しますが、打ち応えあるアイアンが欲しければT150を薦めます。 良いアイアンではあるものの、ネックは価格かな。 為替と物価の影響もあるのでどうしようもないが、吊るしでこの値段の価値は無いかな。 割引や下取りなどで安く手に入るなら、購入検討するがタイトリストのアイアンは吊るしの品質精度が良くない上に、複合アイアンは所有感が高くない事を考えると、国産大手のアイアンか、少し追い銭して地クラブ…など、他の選択肢を考えてしまう。 異素材ハイブリッドアイアンとしては、熟成されてきた感のあるTシリーズではあるが、順調に売れるには価格の壁が高そうだと感じました。2023/10/7(土)10:10ヴァル
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ブリヂストンスポーツ/BRIDGESTONE GOLF TOUR BB2HT ドライバーんー、5点かな。 シャフトのせいもあるけど、よく上がるし、捕まりもいい。 ボールスピードは並だが、安定性は高い。 低スピン性能も程よく、打感も柔らかめで安定したティショットは打てそう。 ただ、デザインに関しては酷評です。 フェースや、カーボンクラウンとフェースの継ぎ目…、テーラーと同じ様なデザインですね。 機能的な事もあるんだろうけど、二番煎じ感が強くて好きになれない。 構えててテーラーのドライバーにしか見えないし…。 ソールも地味…というか、正直、格好良くないです。 渋くシックに作り上げるのか、デザイン性を前面に出すのか、どっちかにベクトルを振った方がいいんじゃないかな。 テレビ映えを気にしてか、ソールのトゥ部分だけ「白にB」を配色してますが、これがダサいです。 「所有者のためのデザイン」ではなく、「宣伝のためのデザイン」に見えてしまう点が、大きなマイナスですね。 せっかく良いドライバーなのに、デザインで損してるなぁと感じます。 性能面は悪くないです。 ただ、いまいち魅力を感じないのは、良くも悪くも「まとまりすぎてる」からかもしれない。 良く言えば欠点がない。悪く言えば特徴がない。 飛距離、寛容性、操作性…、ドライバーに求める性能は人それぞれですが、このドライバーより優れた他社の物が、すでに店頭に並んでるだけに、あえてコレを選ぶだろうか…?と、思った試打でした。2023/9/15(金)19:53ヴァル
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USTMamiya/ATTASThe ATTAS V2スペックは6S。 前回、6SXでオーバースペック気味だった為、少し落としてSにしました。スペックを落とす事で、シャフトの性格が現れやすくなったかなと思います。 しなり感としては、走って鋭く弾くタイプではないです。全体的にマイルドでありながら先は硬め。 当たり負ける感じは無く、芯を食えばしっかりと球を押して、力の乗った強い球が打ちやすい感じがあります。 強く捕まる訳でもなく、右に逃げる感じでもない。 良くも悪くも振ったなりの球が打てるのが、このシャフトの良さだと思います。 ヘッドの特性を活かしつつ、シャフトが悪さをしないです。 このシャフトで球が左右に散らばる場合は、シャフトスペックが合っていないか、打ち方が悪いか、ヘッドを見直す方が良いと思います。 飛ばない訳ではないが、特段に飛距離が出るタイプのシャフトでは無く、安定系のシャフトなので、ボールスピードとしては普通程度かな。 一発の飛距離より、高さやバックスピンを安定させて平均飛距離を稼ぐタイプで、実戦向きだと思いました。 総評として、あまりクセが無いので面白みに欠け、人によっては飽きやすい、つまらないと感じる面もあるかも知れない。 しかし、変な動きはしないので操作しやすい事、ミスの原因が追及しやすい事などを考えると、優秀なシャフトだと感じます。 スタンダードなカスタムシャフトを求めるなら、試打してみる価値はあります。 当初はやや上級者向けだと思っていましたが、オールマイティなレベルの人に合いそう。 特に、自分の技術を磨きたい上昇志向な方にはお奨めですね。2023/5/25(木)01:13ヴァル
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藤倉コンポジット/VENTUSベンタス TR ブラックシャフトスペックは5Sです。 ヘッドはTSR2 10度 315g 45.5インチ D3.5 振動数は未計測ですが、恐らく260~265cpmの間だと思います。 50g台のSシャフトとしては非常にハードで、これがベンタスブラックTRの中では、最もライトスペックだと言うのだから、このシャフトが如何にハードな位置付けなのか、よくわかります。 弾道的には低弾道のライナー性の打球が打ちやすく、スピン量も少ない、正に強弾道が打ちやすいシャフトですね。 ヘッドを上に向ける動きをしないので、打ち出し角が稼ぎづらい点や、初速が出しづらい点などを考えると、飛距離をプラスアルファしてくれるタイプのシャフトでは無く、弾道を安定させるタイプのシャフトです。 特徴としては、元調子の割に、意外と捕まる所です。 ただ、スライサーが使えるシャフトではないと思います。 ドライバーシャフトに何を求めるかにもよりますが、飛距離が欲しい人はお薦めしません。 あくまでも安定系でコースマネジメントを重視する方、フェアウェイを狙い撃ちしたい方には合いそうな感じです。 適応は、5SでもHS45くらいはあった方が良いと思います。 アフターマーケットシャフトの中でもかなり硬い部類で、0.5~1フレックス位硬い。といった感じです。 同じ元調子のディアマナPDの60Sや、同じ50g台のジアッタス5Xより、このベンタスブラックTR5Sの方が硬いです。 私の場合、硬いシャフトなのは最初からわかっていたので、少し長めで組んで、しなりやすくし、グリップ重めにしてバランスダウンを狙いました。 それでもD3.5。欲を言うと、もう少しバランスを下げたい所ですが、ヘッドを軽くするとシャフトが硬いだけに、しなりが減ってしまう…悩ましいですね。 HSは45~47位ですが、もしかしたらオーバースペックなのか?と思ってます。 色々トライしてみて、ベストな形を探していく事になりそうです。 参考になれば。2023/4/21(金)18:30ヴァル
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タイトリスト/T-SERIEST200 ロングアイアンT200のロングアイアンです。 ユーティリティ枠扱いになってますが、中身はただのT200の4番アイアン だと思います。 厳密には何か相違点があるかもですが、実物を見ても、T 200アイアンとの違いがわからないです。 性能面もT200同等だと感じます。 …で、意味がわからないのが、標準シャフトの設定と価格の設定です。 まず、60gのカーボンシャフトしか標準設定がありません。 そもそも、ロングアイアンを入れようと思ってるプレーヤーが、60gカーボンのSシャフトでユーティリティを使う事は稀だと思うんですよね。 T 200アイアンでも採用されてるカーボンシャフトでバネ感、弾き感が強いシャフトだけど、アイアンでカーボン選ぶ人の場合、このロフト帯は大抵、ウッド型UTやショートウッドを選ぶんじゃないかな? どのユーザー層に向けて、この設定にしたのか?が全く意味がわからないと感じます。 もう一つは価格です。先述した通り、これはただのT200のロングアイアンだと思うんです。ー 普通のT 200アイアン(5鉄〜W)は単品アイアンで26,400円だけど、T200ロングアイアンは44,000円です。 この約18,000円の差の意味が全くわかりません。 シャフトを抜いてみたけど、ヘッドの重量もT200アイアンの流れだし、ホーゼル内も至って普通。 一体何が違うの??って思っちゃいます。 ちなみにUSモデルだと、普通にT200の4番アイアンが買えます。 ヘッド単体としては悪くないけど、販売されてるひとつのクラブとして評価するなら、高い得点はつけられない。 無駄に高い為、コスパは1、シャフト設定を含めて、総合評価としては3ですかね。 これが、T200アイアンに近い値段で買えて、標準で80g位のシャフトやスチールシャフトの設定があるならば、総合評価は6点だったと思います。2023/4/18(火)08:34ヴァル
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デザインチューニング/VECTOR EX飛距離特化性能をウリにした、デザインチューニングのオンライン販売専用モデルです。 購入スペックは50X。このシリーズは少し軽めな設定(50Xで54g)なので、60Sや60Xでも良さそうでしたが、飛距離性能を比較する為、今のエースシャフトと近いスペックを選びました。 装着ヘッドはTSR2の10度。ポジションは基本のA1。 45.25インチ、総重量309g、D3.5です。 ・デザイン 最近のシャフトはデザインが派手でうるさい物が多いですが、これは秀逸です。 黒いシャフトの中央に、シルバーとブルーを配色し、非常にセンスが良いし、スペック表記のフォントも格好いい。 「デザインチューニング」の名前に恥じない仕上がりで、このデザインだけで使いたくなる程です。 ・フィーリング 基本的には先中調子です。ワッグルすると先端に近い部分がかなりしなって「本当にXなのかな?」って思います。 でも、振ってみると、手元側が硬い感じはせず、全体的にややマイルド。全体調子でありながら先は強烈に走る。と言う印象です。 最近は低スピン化と入射角の安定させる為に先端剛性を上げてヘッドの性能を活かそうとするシャフトが多いですが、このシャフトは先がしなって、ヘッドが走って、ボールを弾き飛ばす。そんなシャフトだと思います。 ・弾道 捕まりがよく、初速がかなり出るので、1発の飛距離は期待できます。 ただ、悪い言い方をするとちょっと暴れます。 気持ちよく振れたつもりでも、右プッシュ、高弾道ドロー、強めのフックと、結構散りましたね。 スピンもかなり入るので、弾道を安定させるのは、ちょっと難しいと感じました。 シャフト自体が鋭く動いて、捕まえてくれるので、ややハードなヘッドの方が、最大限に性能を活かせそうですね。 ・総評 デザイン、フィーリング、飛距離性能は素晴らしい。 「ドライバーは飛距離だ!」という方は、買って色々試してみても良いんじゃないだろうか。 オンライン専用なだけに、試打が一切できないモデル故、購入はギャンブルになるのが欠点かな。 振動数は少しだけ低めですが、硬すぎると性能が活きないので、スペック選びは慎重に検討した方が良いです。2023/4/15(土)01:15ヴァル
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タイトリスト/プロV1プロV1x(2023)前作に比べ、硬くなった様な気がする。 パッティング時の音がカチッとしてて、良く言えばソリッドなフィーリング。悪く言えば、弾く様な硬さを感じます。 カバーが硬いのかな。 既に完成度の高いボールなだけに、性能面での進化が難しく、フィーリング的な変化をメインにしたのかも。 私の仲間内では賛否両論だけど、個人的には前作の方が好きでしたね。 マークダウンで買い溜めした分を大事に使う事にします。2023/2/20(月)21:03ヴァル
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タイトリスト/T-SERIEST200 アイアン(2021)長らく軟鉄鍛造のセミキャビを使ってましたが、初めて中空ストロングロフトアイアンを買いました。 発売当初に試打した時は、あまりいい印象を受けなかったのですが、易し目のアイアンを探して多くのモデルを消去法で消していく内に、ミズノプロ225と悩み、こちらを選択しました。 まず、簡単です。 普通に振ったらややドローで捕まりが良いし、楽に上がり、T100より半番手くらい、飛びますが、飛びすぎる訳でもない。 十分な打ち上げ角度による高弾道に加え、適度なスピンが入ってるので、通常のグリーンであれば、余裕で止められる弾道だと思います。 操作性に関しても、曲げられるけど曲がりすぎない。普通に打ってドロー、コスりに行ってややスライスって感じです。 薄めのドロー、フェードが打ちやすく、普通に打つだけであれば、何の問題も感じないです。 逆に難しいと感じた部分は、縦距離の制御です。 ドローとフェードの縦距離の差が結構大きいなと感じました。T100の時はドローで打っても、フェードで打っても、少しの差しか無かったけど、T200はしっかり差が出ますね。 ドローだと強い球で前へ、フェードだと大きく上がって上へ…って感じです。 慣れが必要だと感じました。 打感は構造上、仕方ない部分だと思います。 吸い付く感じではないし、ベチッって感じの感触です。 良いとは言えませんが、打感を重視するなら、複合素材や中空などの機能性アイアン手を出さず、クラシックアイアンをお勧めします。 総じて、実戦力は高いんじゃないかと思います。 ソールも広く、ラウンドしているので、日本の土に合いそうですし、やや手前から入っても滑るので、ダウンブローで打ってもスイープで打っても、大きな差になりにくい寛容性があります。 ただ、フェード、ドローで縦距離の差が出やすい部分だけが懸念材料かなと。 この辺は実戦を重ねて、これから確認していく項目です。 上を目指す初、中級者。スコアを安定させたい、リスクを下げたい上級者。 どのレベルでも使えるアイアンだと思います。 HSが速くても使えるヘッドですが、純正シャフトが総じて緩いので、リシャフトは必要です。2023/2/8(水)13:00ヴァル
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タイトリスト/TSRTSR2 ドライバー総合点がとても高いドライバーです。 ケチをつける所が無く、妥協できる範囲に全てが整ってますね。 投影面積の大きさから感じる易しいイメージを、裏切らない性能面。 適度に捕まり、充分に上がる。スピンも適量で幅広いヘッドスピードに対応できるし、ハードヒッターだから使えないという事はないです。 寛容性の面は、打点が上下にズレても強い。下めで当たっても上がるし、上目で打つとぶっ飛ぶ。ヒールトゥに関しては、ヒール側は強いけど、トゥ側はやや弱いかな。 ヘッドが大きく捕まるモデルは、重心位置をヒール側に寄せたり重心角を大きくしたりしてるので、ギア効果の影響でトゥヒットは巻き込む力が強くなりがちです。TSR2もこの系統だと思います。 2023年1月現在、試打計測可能な新作モデルはほぼ打ちましたが、飛距離性能はトップクラスです。 打感、打音に関しては極上とまでは言えないです。 充分に柔らかいし、締まった音ですが、上には上がいるので、最高評価とはいかないですね。 デザインはシックでシンプルで良いですね。 ゴテゴテしてないのは、タイトリスト の良い所です。 大手各社がカーボンコンポジットドライバーが主流な中、フルチタンドライバーで性能面で引けを取らないのは、素晴らしいと思います。 点数悩みましたが、悪い所はなく、高水準な仕上がり。 妥協点も好みで分かれる部分ですから、マイナス評価とまではいかないので、7点を付けさせていただきます。2023/1/12(木)07:30ヴァル
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USTMamiya/ATTASThe ATTAS V2新作ですね。 普段、THE ATTASを使用しているので、衝動買いです。 少し重め、硬めで6SXにしました。 いつもは先入観を持たずに試打するんですが、今回は、USTチャンネルなど試打レビューを見て、事前情報を入れての、誤爆覚悟の試打無しでの購入です。 まず、初代のTHE ATTAS(以下無印)との比較です。 各スペックの振動数などのデータは、USTチャンネルで詳しく説明されてますが、無印と比べると明らかに硬いです。 と言うより、無印がカスタムシャフトの市場平均より柔らかい為、そう感じるだけで、V2自体は平均程度か、やや硬いかな?くらいの印象です。 打ってみると、先端が硬く、当たり負けしない、ヘッドがブレにくい感じです。 中間部にしなり感があり、手元側も少ししなる様な…、青マナ系とかベンタスTRが近いかな?ベンタスブルーよりは手元が緩めに感じます。 無印の様に、粘っこい感じはあまりしないですね。 動きが小さいシャフト(やや硬めを選んだせいもある)で、あまりスイングの邪魔はしない。 シャフトが仕事して、上げたり捕まえたりしてくれる感じじゃなく、助けないけど邪魔もしない。 良くも悪くも振ったなりの球が出る感じです。 宣伝文句の「ど真っ直ぐ」ですが、確かにストレート系は打ちやすい(なりやすい)気がします。 シャフトの復元力が高く、フェースの向きが変わりづらい為、大型ヘッドの大慣性モーメントを活かしやすいシャフトなのかもしれないですね。 私が打った分には、無印の5Xで強めのドロー、V2の6SXで緩めのドローって感じです。 飛距離はV2の方が出てました。 まぁ、重さも硬さも違うしバックスピン量が計れる環境では無かったので、これは、あまり参考にならないかもです。 どちらかと言うと、上級者向けかな。 シャフトのコントロールがしやすいし、スイングが安定している人程、恩恵は多いと思います。 シックなデザインで、最近のATTAS系では一番好きですね。2022/12/19(月)12:47ヴァル
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藤倉コンポジット/スピーダースピーダー NX グリーン評価の分かれるシャフトだと思います。 青のNXのイメージを持って打つと別物ですね。 手元が硬く、走り感もあまり無い。 青NXとは違うが、スピーダーらしくもない。 数値的にはトルクは多めだけど、その辺りもイマイチ分からず… 弾道的には良くも悪くもなく、ここも普通…と言った感じで、良く似たシャフトで飛ぶのは他にもあるな〜と思いました。 私には良さを感じる事が出来なかったというのが、率直な感想です。2022/11/1(火)09:24ヴァル
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藤倉コンポジット/スピーダースピーダー NX グリーンスピーダーNXブルー(以下ブルー)に比べて、硬く感じます。 ブルーは全体的に滑らかで、万人受け感があったけど、グリーンは手元に剛性感があって、切り返しでグイッと溜まる感じがしません。 トルクは増えてるらしいけど、シャフトの動きが感じづらく、半フレックスほど硬い様に感じました。 試打ヘッドはステルスHDでしたが、やや右に出て、そのまま真っ直ぐ飛んでいったので、あまり捕まるシャフトではないのかも…? スピン量は、この重量帯にしてはややロースピン。ただ、初速は凡庸でした。 何にせよ、私のスイングでは性能が出せなかった。と言うのが感想です。2022/10/4(火)16:05ヴァル
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タイトリスト/TSRTSR3 ドライバーTSR3の試打感想です。 前作、TSi3とよく似ている感じです。 前作の出来が良かっただけに、大きな変更は無く、ブラッシュアップ的な進化に見えます。 置いた時に、ややフェースが開き目になったかな?って感じですが、私自身、TSi3を愛用している訳ではないので、細かな変更点、比較は使用されている方のレビューを参考にしてください。 打感、打音についても、前作継承という感じです。 現行の外ブラの中では、かなり柔らかく上質な部類。 球を潰すような打感と締まった音、優しすぎない形状と性能が、良い塩梅でマッチしている印象を持ちました。 ボールスピードについては、現行のクラブ達は、どれも高性能で、いい意味で似たり寄ったりです。 常識の範囲内ですので、過度な広告を信用しすぎてガッカリしない様にしましょう。 このクラブの良さを見失う事になります。 オリジナルシャフトTSP310について 60g台(実質59g)がラインナップされてるのが良い印象を受けました。 適度な振りごたえがありつつ、シャフトが良く動くのでHS、初速は出やすかったです。 初速を出しつつ、大きめのトルクで寛容性も求めたシャフトなのだろうと思います。 ミート率はIZ6の方が高い数値が出てましたが、オリジナルシャフトの方がHSや初速面では高い数値が出ており、HS45以下ならカスタムを試す前に一度打ってみるのも良いかもしれません。 総評、良いクラブだと思います。 とりあえずTSP310で発注し、カスタムは購入後検討。と言う形にしました。 それと今作は、店頭にカスタムシャフトモデルがあまり並ばない。と情報を聞きました。 カスタムは受注、取り寄せがメインになる様です。 参考になればと思います。2022/9/14(水)01:16ヴァル
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三菱ケミカル/テンセイテンセイ プロ オレンジ 1K大ヒットしたCKプロオレンジの後継モデル。 カウンターバランスの元調子で、前作同様、ハードヒッターが好む特性です。 簡単なクラブデータです。 ・ヘッド ローグST MAX–D 9度 (192g) ・シャフト重量 72g(シャフト+スリーブ) ・総重量 314g ・長さ 45.5インチ ・バランス D1 ・振動数 267cpm 数値だけ見ても、かなりハードなシャフトです。前作のCKオレンジより硬いと思いますね。 元調子である事、カウンターバランスでヘッドが効きづらい事も含めて考えると、市場に出回る60g台のSシャフトの中でトップクラスに硬いかな。 買う時は注意して下さい。「いつも6Sだから…」で買うと失敗するかもです。 打ってみると、中弾道、ロースピン、捕まらない系です。 元調子なので当然ですが、先端が非常に硬いので、易しくはないですね。 系統は同じでも、同社のPDとは少し別物な感じもあります。 正直、自分にはややオーバースペックです。 強振すれば、それなりに距離も出せるんですが、ラウンドでは危なすぎるなぁと。 不満点は、なぜ、6Sをここまで硬くしたのか?ですね。 ハードヒッター向けの銘柄ですが、1フレックス下の60Rになると、振動数が250位まで下がるみたいです。 SとRでここまで硬度の差を設けるなら、中間のSRの設定があっても良いと思うし、振動数255&〜260辺りの硬度が、日本の売れ線だと思うんですがね。2022/3/23(水)23:23ヴァル
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三菱ケミカル/ディアマナディアマナ PD系譜としては白マナ系になるのかな。DFの後継シャフトという事で購入しました。 手元&〜中間にかけ、全体がしなやかにしなり、先端剛性はかなり高い。 中元調子らしさ抜群なコントロール系シャフト。 DFよりマイルドな設定ではあるけど、ロースピン、左に行かない、当たり負けしない。 ヘッドをターンし、球を捕まえ、スイングで打ち上げ角を作れるヒッターが、左を怖がらずに振っていける仕様だと思います。 走らないシャフトなので初速性能は高くないと思うが、スピンが少ない分、しっかり振って飛距離性能が出せるタイプ。 昨今のロースピンヘッドだとドロップもあり得るので、スペックで背伸びはしない方が良いでしょう。 フェアウェイウッドに入れても扱いやすそうな感じがしますね。 今後、発売予定のヴェンタスTR辺りが競合シャフトになりそうかな。2022/2/14(月)00:51ヴァル
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キャロウェイゴルフ/ROGUE STROGUE ST MAX LSドライバー練習場の試打会にて打ちました。 MAXやMAX Dより、少しすっきりした形状で、いかにもロースピンモデルという感じです。 それでもローグ系ブランドですから、易しさは感じます。 クラウンはマッドブラックで渋めな印象。フェースとクラウンの境目がストレートな感じでフェース方向、ラインを意識しやすいですね。 打ってみると、10.5度のロフトで打ち上げ角が14度前後。 ロースピンモデルとしては上がりやすい部類かもですね。 トップトレーサーなので、スピン量の計測は出来ませんでしたが、打ち出し14度、落下角28度なので、ロースピンで前へ前へ飛んでる印象を受けます。 捕まり感はやや薄め、あまり左を怖がらずに振れます。 良かったのは。打感と音ですね。 正直、そこまで期待していない部分でしたが、今回のローグSTはかなり頑張って作ってると思います。 同日発表のカーボンフェースで話題を集めたステルスと比べた場合の私見です。 正直、クラブの出来は、ローグSTの方が上だと感じました。 見た目の好き嫌いはあると思いますが、私が打った限りでは、飛距離は微差、打点の許容性、寛容性、打感、音はローグSTの方が上、というのが、私の感想です。 個体差もあると思うので、再度、行きつけのお店で試打してからの注文しなりますが、これは買ってしまいそうです。2022/2/6(日)18:00ヴァル
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キャロウェイゴルフ/APEXAPEX UWUS版17度の評価です。 恐らく、国産も同じヘッドだと思うので参考になれば。 構えた感じは、ヘッドの後方が長く、FWとUTの中間。と言う印象。 FWとUTの良い所取り出来そうなヘッドではあります。 しかしながら、私的にはやや酷評です。 この見た目に反して、重心位置が浅すぎる様に思う。 ヘッド後方を伸ばし、深度を確保したにも関わらず、このウエイト位置はどうなのか…? UTの長さ、ロフト設定なのだから、もう少し易しく上げられる様に設定を振ってしまっても良かったかも知れない。 これではヘッドを後方に伸ばし、深度を確保した意味があまりない様に感じました。 実際、打ってみるとロースピンで球が浮きづらい。 17度というロフト設定、HAZARDSブラックのハードさ、なかなかシビアなクラブでしたね。 ハイロフト帯でシャフトを変えれば、もう少し扱えるかも知れないが、それでも見た目と性能の不一致感が否めない。 見た目は易しそうなのに、打ってみると浅重心でミスにも寛容ではない。 見た目のイメージと性能が一致しないクラブは、それだけで評価ダウンです。 打感は柔らかく、打音は良い、国産で言えばホンマのTW系UTなどに近いインパクト感です。 易しいUTではなく、ハードなショートウッド、 そんなイメージで購入する方が良い様に思います。 せっかく買ったので、少し長め、優し目のシャフトで組み直し。 それで使えなければ早めに売却です。2021/12/18(土)10:39ヴァル
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藤倉コンポジット/スピーダースピーダー NX ブルー6Sを購入しました。 ワッグルすると、やや硬めなのかな?と言う感じがしましたが、振ってみるとそうでもないですね。 良い意味で、万人受けしやすいシャフトだと思います。 切り返す際に作ったしなりが、ゆったりを持続する様な感触があります。 スピーダーという名前に似合わず、走り感は控えめで、一発を狙うより安定を狙った様な作りです。 私は、中調子というより、全体的にしなやかに動く、全体調子の様な印象を受けました。 フジクラはここ数年、何か特徴を持たせたシャフトが多かったですが、元々、マイルドでしなやかなシャフトを作るのが上手なメーカー。 豊富なトルクでフェースの動きも緩やかになるので、女子プロで使用者が多いのも頷けます。 来季以降はこのシャフトをメインにクラブを選んでいくかも知れません。 一発の飛距離を目的にこのシャフトを挿すのは薦めません。 あくまで、スコアを作る為の安定を求めるなら、購入を検討されても良いかもです。2021/11/18(木)02:59ヴァル
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WAOWW/RV-555 ユーティリティ発売から1年ほど経過しましたが、購入しました。 まず、タイプとしては非常に易しいヘッドです。 まるでFwの様な見た目で、フェースからクラウン後部までの距離が長く、投影面積が非常に大きい。 深い重心、大きめの重心角。アップライト気味のライ角、ソールに配置されたウエイト。 そのどれもが易しいヘッドである事を物語っています。 実際に打ってみると、非常に球が上がりやすく、よく捕まります。 市場に出回るUTヘッドの中でも上がりやすさはトップクラスで、女性やシニアの方を意識して作られたヘッド性能ですね。 見た目と性能が一致している点も、高く評価できます。 反面、HSが速めのユーザーにはバックスピンが多すぎて飛距離が出しにくいし、アップライトな設定な為、かなり捕まるので、安定して扱うにはウエイト変更やシャフト選択など、一工夫が必要でしょう。 ユーティリティが左にミスしやすいユーザーは敬遠した方がいいです。 打感はかなり柔らかめで、打音も渋めです。派手な高音系ではありません。 同シリーズのドライバーも秀逸な打感、音でしたので、この辺りは設計者のこだわりを感じます。 ウエイトを変える事で、若干重心位置を少しだけ浅くできる為、打ち出し角とスピン量の調整は可能ですが、バランスも変わってしまうので、調整幅は微細。 シャフト選定やチップカットなどでの対応が必要でしょう。 ただ、スピン量さえコントロール出来れば、高打ち出しな分、飛距離性能はかなり高いです。 総評すれば、高さを出したい方、球を止めたい方、捕まって欲しい方、女性、シニア層で上質なクラブが欲しい方などがターゲットかなと。 一般に出回ってるユーティリティとは一線を画す程、易しい方向に尖った性能なので、購入を検討されてる方は、その辺りを考慮した方がいいです。 逆に言うと、他社品ではここまで易しさと上質さが同居したユーティリティヘッドは存在しないです。 私が今回購入した理由を少し書くと、残り220yでも着弾から5yで球が止まる落下角が作れるユーティリティを作りたかったからです。 その為に、2021年現在、市場に出回るほぼ全てのユーティリティを調査し、構え、試打した結果、これが最良である。という判断に行きつきました。 コンセプトを理解してから、購入される事を薦めます。2021/9/21(火)09:10ヴァル
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グローブライド/オノフオノフ ドライバー KURO(2021)試打した結果を先に言うと、今回のオノフは結構すごい。 飛距離の可能性を一段引き上げたシステムかも…と思いました。 クロスバランステクノロジー。 ウエイトをグリップエンドに入れる事で、バランスを落とす。 今までだって、そう言う考えはありましたが、クラブシステムとして組んだ所が素晴らしいと思えました。 重たいヘッドの方が飛ぶ。と言うのは、ギアマニアの間では周知の事実なのですが、ついて回るのがバランス問題です。 クラブ先端にあるヘッドが重くなると、バランスは重くなり、ノーマルでD4前後のバランスが、もはや当たり前になっています。 その結果、ドライバーは振り切ることが難しいクラブに変化してきました。 そう、重いヘッドの方が飛ぶが、バランスが重くなりすぎると、振り切れないというジレンマがあるんです。 対策として、カウンターバランスのシャフトなども発売されましたが、シャフト選択肢が限られてしまう。 シャフトを選びたいなら、工房でリシャフトする際に、バランスを調整するしかない。 ただ、これは組んでもらってから、打ってみるまで結果がわからず、最適解を求めるまで、何度もトライアンドエラーを繰り返すしかない。という問題もあります。 これらの問題の解決になるかもしれないのが、このクロスバランステクノロジーです。 打ちながらウエイトを変え、自分で微調整できる。 ヘッドを重くしたり、手元を重くしたり、どうすれば振りやすいか、インパクトが取れるか、HSが出しやすいか。安定するか。 練習場で自分一人でトライアンドエラーを繰り返す事ができるのです。 しかも、ウエイトはヘッドの物と同じ物なので、入れ替える事も可能です。 システムの事ばかり長々と書きましたが、ヘッドの特徴の事も書きます。 ヘッドはマットブラックで精悍な印象。クラウン部にある溝だけがちょっと邪魔ですね。 ヘッド全体が黒なので、やや小ぶりに見えます。 打ってみると、初速性能が高く、かなりロースピンなヘッドです。 10.5度でもあまり浮きませんし、捕まりも良くはない。 強弾道でハードヒッターが飛ばせる性能に仕上がっています。 ウエイト変更、スリーブ、クロスバランス、シャフト選定で高さと捕まりを作る事も可能ですが、ロフトは背伸びしない方がいいかも。 多めのロフト設定で高く打ち出した方が、この低スピン性能が活かせるように思います。 シャフトはラボスペックシナリ60とタタキ60のCBT、2種類を試しました。 シナリは手元のややしっかり感があり、振り抜いた時に加速感を感じる事ができます。 タタキの方は切り返しでの手元の粘り感があり、タイミングが取りやすく、ヘッドが走らない。 自分としては、タタキの方が扱いやすかったが、どちらも自分にとってベストシャフトではない。というのが、購入まで至らなかった理由です。 他社のカスタムシャフトという選択もありましたが、グリップエンドにウエイトを入れるこのシステムを、もう少し勉強してからでないと、スペック選びをミスりそうだなと思い、今回は購入せずに終わりました。 飛距離重視のクラブである事は間違いないですが、ただ、本当の調整は買ってから…でしょうか。 何にせよ、このシステムは既存の調整システムの新たな進化として、魅力的に思えた試打でした。 ヘッドのバリエーションが増えれば、ブームを呼ぶかもです。2021/9/20(月)12:50ヴァル
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ブリヂストンスポーツ/BRIDGESTONE GOLF TOUR BB1 ドライバーオーソドックスな丸型形状で、クラウンの大部分はカーボン柄。 最近では珍しくないが、低重心、深重心な作りを意識させる見た目。 やや逃げ顔としてあるが、そこまでは感じないかな。 460ccより、やや小さく見え、安心感より、扱いやすさを感じさせる見た目に思えた。 ウエイト、スリーブ共にニュートラルポジションで打ってみたが、弾道はほどよく捕まる。 インパクト付近で、ヘッドが気持ちよくターンしてくれる為、ある程度捕まえられるプレイヤーであれば、ヘッドの性格と調和が取れるんじゃないだろうか。 高MOIの大型ヘッド特有の、右に抜ける感覚はあまりなく、自然な捕まりを感じさせる。 その為、リストを無理に返すとチーピンするし、スライサーのスライスを抑制できる感じではない。 打ち手の感覚を邪魔しない、BSらしいヘッド作りに思えた。 調整機能として、ヘッド後方のウエイトが重めに設定されている為、ポジションをイジると特性が大きく変化しそうに思えた。 スリーブ側もフェースアングルとライ角変更が主だろう。 調整システムとしてはシンプルな部類だと思う。 打音は大人しめで、カキーンとか、パコーンみたいな特殊な音はしない。 打感としてもかなり柔らかい部類になる。高価な地クラブ系と比べると劣るが、市場平均よりは上だろうと思う。 打てそうなシャフトがTOUR AD BS6しか無かったので、仕方なくだが、トルクが大きい為、タイミングが取りやすく、弾道の安定に一役買っていた様です。 しっかり振り切ると高めのドロー、振り遅れても若干右に出る程度、と許容範囲の広いシャフトに思えた。 その分、1発の飛距離性能としては魅力に欠くので、購入するならカスタム仕様になるだろうな。と言うのが、今回の試打の印象でした。 総評として、点数は5点かな 何というか、進化をあまり感じず、小さくまとまりすぎてる様に思えた。 カーボンクラウン、調整機構など、未だに外国ブランドで売れたモデルの後追い感が否めない。 安定した飛距離を稼ぐなら、良いドライバーだと思うが、わざわざ手持ちのドライバーからシフトするほどの魅力を感じない。というのが、今回の総評です。2021/9/20(月)11:56ヴァル
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シンカグラファイト/ループハイブリッド80S、90Sをユーティリティに採用しています。 カタログスペックに調子の記載などはないですが、フィーリング的には全体調子のような雰囲気。記載するとしたら中調子になるんでしょうか。 切り返しでは手元〜中間に粘り感があり、インパクト付近では先も少し動いている印象を受けます。 粘りでタイミングが取り易くしてあり、先が動く事でちゃんと、球を上げて捕まえる。 総評を先に言えば、万人向けに作られたマイルドなカスタムシャフトと言う印象。 鋭さはないので、硬めのシャフトが好きな方、しっかり感を求めてる方には合わないかもしれません。 ただ、ユーティリティで使う前提である以上、求められるのは安定性。 10y遠くに飛ばすより、「確実にヒットしていつもの距離が打てること。」 この条件を満たすための設計コンセプトを、このシャフトからは感じました。 そういう意味では、秀逸なシャフトだと私は思います。 フレックス的には、他社カスタムシャフトより少し柔らかく感じます。 しっかり目が欲しい方は、1フレックス上げても良いかもです。 ユーティリティシャフトに悩んでいる方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?2021/8/31(火)12:45ヴァル
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タイトリスト/MB620 MB アイアン素晴らしいアイアンなんだけど、マッスルバックアイアンであるが故に、マイキャディベースで評価すると4点になってしまうね。 やさしさ…2 キャビティではないので、当然、簡単ではない。 重心距離も長めで、重心も低いが、それでも昨今の易しいマッスルの中でも難しめの部類だと思う。 それほどに、他の最近のマッスルは易しいとも言えるが、クラシカルな見た目に反さないシビアさは、好感が持てる。 構えやすさ…5 文句なしです。小ぶりで端正な顔つき、鋭いトップライン、逃げ顔なのに、トゥ周りの包むようなフォルムは、素晴らしいの一言です。 操作性…4 高いです。ただ、4点に抑えたのはやはり重心距離の関係です。 長めの重心距離である程度、安定性を確保しつつ、捕まえても、逃がしてもきっちり反応の良さがあります。 打感…5 ここも文句なしですが、厳密には4.5です。個人的な好みでいえば、ミズノの方がやや上です。 方向性…2 振った方向にはちゃんと飛びます。そういう点では5点。 操作性の逆と言う意味では2点です。 コスパ…3 6本で12万超は地クラブ並みです。決して安いとは言えない。 総評…4 MBが好き、打てる自身のある方は買って損はしません。 適度なやさしさもあるので、中級者でも打つ事は可能ですが、スコアが良くなるクラブではありません。 基本は上級者向けです。2021/6/15(火)11:42ヴァル
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プロギア/RSRS F プロトタイプ スリー クローバー ドライバー購入したので追記です。 ロフト9.5度のワンモデルと思ってたら、10.5度のワンモデルでしたね。 これはマイキャディさんの表記も間違ってますね。 大まかな性格は前回のクチコミ通り。 ・打感が柔らかく、音も静かめ。 ・リアルロフトは表記とほぼ同じ(個体差の範囲) ・球はやや上りやすいが、誰でも高弾道が打てるドライバーではない。 ・オープンフェースがキツく、捕まりすぎない。 ・適度な寛容性があり、操作するより素直に打ちたい方向け ・ロースピン弾道が打ちやすく、フェースの反発、初速性能も高い ・調整機構は、ソールウエイトの前後入れ替えと、スリーブによるロフト角−1度変更のみ とまぁ、こんな感じです。 実際に組む時は、フィッティングの上での購入になる為、フィッターと相談しながら、組み付けで多少調整していく感じです。 自分は少し易しいヘッドに仕上げたかったので、オープンフェースからストレート気味に挿してもらい、その分ロフトも寝かせてもらいました。 難しいドライバーとまでは行きませんが、きっちりフィッティングする為、スイングと弾道が固まってる方向けです。 価格は高いですが、良きドライバーだと思います。2021/3/31(水)09:27ヴァル
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プロギア/RSRS F プロトタイプ スリー クローバー ドライバーPRGRのプロトタイプドライバーです。 1クローバーと3クローバーがあり、「叩ける1クローバー」「標準的な3クローバー」と言った住み分けですね。 専門取扱店やツアーバン、試打会など、購入場所が限られており、フィッティングしての購入が前提になる、玄人向けのドライバーです。 基本的なことはHPに書いてあるので、割愛して試打感想だけ。 打感はとても柔らかく、音も上品ですね。 大手メーカー品、外ブラとは一線を画す、地クラブに近い印象です。 ロフトは9.5度のワンモデルで、カチャカチャでの調整もマイナス方向(9.5→8.5)にしか動かせない上、リアルロフトと表示ロフトの差がないので、使い手を選びます。 慢性的に打ち出し角が低い人は、飛距離を稼ぎづらいドライバーかも。と思いました。 ヘッドの特性的には球が上がりづらい訳ではありません。 ロフト相応、もしくはやや上がりやすい感じです。 捕まりはオープンフェースで高MOIですが、ちゃんとターンしますね。 ただ、スライスを防止する程ではありません。 ニュートラルでありつつ、曲がりにくい感じですね。 初速がかなり速く、スピン量がとても少ないです。 特にスピン量は、かなり低スピンな部類で、HS45で2500を上回るデータが出なかったです。 ヘッドはかなり重めの204g 45.5以上の長めで組むより、標準的な45インチ長で組む事を前提としているのかな。 この辺りは、安定性に繋がりそうで、競技での使用を意識した作りですね。 総じて、高品質ドライバーだと感じます。 打感と音など感性の部分、飛距離面、安定性面共にハイレベルです。 ただ、万人向けではありません。ある程度の以上のHSがないと、特性を飛距離に繋げるのは難しいのかもしれませんね。 フィッティング前提で、1度減らすしかロフト調整出来ないのであれば、スリーブは不要だったのでは?とも感じます。 問題は価格ですね。 オリジナルシャフトで10万超、カスタムなら12万超で、値引きもほぼ無しと、そこらの地クラブより高い価格設定。 PRGRは元々高いけど、しっかりフィッティングして、最高に一本を探してる方以外は、魅力は薄いかな。 ただまぁ、ギア好きなら打ってみる価値はあるかもですね。2021/3/12(金)10:11ヴァル